mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた 他1冊 堀江 貴文

堀江貴文さんの本を読みました。

まず1冊目↓↓

2冊目↓↓

たまたま2冊連続して読んだわけですが。以前に堀江さんの別の著書を読んで、堀江さんの考え方に触れてみたくなったのです。

過去記事↓↓

基本的な考え方はず~っと変わっていないみたいです。

合理主義&新しいモノ好き。好奇心旺盛な方です。

刑務所に入っていたことすらもネタにするパワフルさです。そもそも、「ネットが・・・」の方は、刑務所で読んだ本の中から秀逸なものを紹介するような内容です。

そのパワー、好奇心、行動力、全部羨ましいです。今の私には欠けているものたち。だけど、もし現実でそばにいるとすると、疲れてしまいそうです。遠い存在のホリエモン、くらいの距離感が私にはちょうど良い感じ。いつもと同じ日常を過ごしているのが心地よい、というぬるま湯的考え方の私に、冷水を浴びせかけて震えさせるような刺激を、本からもらうだけで十分です。(結局ぬるま湯)

 

「面白い・・・」ではallマンガの紹介、「ネットが・・・」の方でも、一部マンガが紹介されています。読んだことがないマンガが多くてびっくり。存在すらも知らなかったマンガたちです。と言っても、ここ数年はマンガから少し遠ざかっておりましたから。

 

紹介されているものは全て「読んでみたい!」と思いましたが、我が家の財力ではすべてを購入することは難しく、とりあえず、「かくかくしかじか」と「チャンネルはそのまま!」をポチりました。東村アキ子さんも佐々木倫子さんも、元々割と好きな漫画家さんです。

特に、「ママはテンパリスト」は何回も読んだし(ごっちゃんは今何歳になったのかな)、「動物のお医者さん」「おたんこナース」は大学生になっても読んでいました。

早く届け~。楽しみ楽しみ♪ 

 

何か面白い本読みたいなあ、と思っている方は、読んで損はないと思います。何か読みたい本が見つかることでしょう。

「ネットが・・・」の方は、(私なら)難しそうで敬遠してしまうようなジャンルやテーマの本も何冊も紹介されていて、知識欲が満たされない方にももってこいです。私は、こちらで紹介されているマンガ以外の本は、あまり「読んでみたい!」とはならなかったのですが・・・。

 

ところで、どちらも堀江さんの写真が表紙に載っているのですが、あごの辺りのお肉のつき方が全く違います。シャバへ出ると、ムショとは生活が変わるのはわかりますが、「こんなにも変わるものなのか・・・」という感じですね。元に戻っただけかな?

内容とは全く関係がありませんが。 

 

読んだ日:2018年2月5日~2月7日

ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (ノンフィクション単行本)

面白い生き方をしたかったので仕方なくマンガを1000冊読んで考えた →そしたら人生観変わった

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そんなはずない 朝倉 かすみ

久々に朝倉かすみさんの小説を読みました。

そんなはずない (角川文庫)

そんなはずない (角川文庫)

 

3~4か月前にどっぷりはまって以来、しばらくぶりです。

何とも不思議な姉妹の恋模様。出番の少ない母親の存在感。

ああ、朝倉さんの世界だなあ、と思いました。

朝倉さんの小説に出てくるような人って、本当にいるのかな?私の知り合いにはいなさそうな気がしますが、どこかに本当にいるのかも知れません。

 

ただ、今の私の気持には少しフィットしない小説でした。

おもしろくない、と言っているわけではなく、ただ読んだ時期が悪かったかな、という感じです。3か月前に読みたかった・・・。

 

何か、前向きに生きて行こう!と思えるパワーをもらいたい。そんな小説はないでしょうか。

 

読んだ日:2018年1月下旬

そんなはずない (角川文庫)

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反省させると犯罪者になります 岡本 茂樹

Amazonさんからのおススメに入っていた本です。

みなさんは、何か悪いことをした人に、反省を強要していませんか?

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

 

著者の別の本も過去に読んでいます↓↓

要点はどちらも同じかなと思います。抑え込むと、いつか爆発します。

 

以前読んだ「指導死」とリンクしました。「反省」という点で。 


本書は5章構成です。

 まえがき

 第1章 それは本当に反省ですか?

 第2章 「反省文」は抑圧を生む危ない方法

 第3章 被害者の心情を考えさせると逆効果

 第4章 頑張る「しつけ」が犯罪者をつくる

 第5章 我が子と自分を犯罪者にしないために

 あとがき

 

本書では安易に反省させることを否定しています。それでは本当の反省は得られないのです。何故悪いことをしたのか、本当の原因を突き詰めてこそ、真の反省が得られます。再度過ちを犯すことを防止します。

 

人は、自分がされたことを、人にして返すものです。-中略-

人を傷つける人は、自分自身が傷ついていると理解できます。自分自身が傷ついているから、自分自身を大切にできないのです。

自分の痛みに鈍感になり、そうすると、他者の心の痛みにも気付けなくなる、と書かれています。そして、人を傷つけること、犯罪を犯すことに罪悪感を抱かなくなるそうです。他者の痛みに気づくことができれば、少なくとも他者を傷つけるような行動はしないはずです。

他者を傷つける人は自分が深く傷ついている、そのことに本人が気づかない限り、同じことを繰り返すことになってしまいます。安易に反省を促す、反省文を書かせるという事は、表面的なところで事態を収束させているに過ぎないのです。

指導死、では、行き過ぎた指導が生徒を自死に追いやっています。そこまでして「反省させる」ことは、本当に無意味なことなのです。

 

著者はこのようにも書いています。

反省は「自分の内面と向き合う機会」を奪う事

問題行動を起こした時こそ、自分の内面と向き合うチャンスなのです。自分の内面と向き合い、否定的感情を外に放出することで、「しんどさ」から解放されるのです。なのに、安易な謝罪と反省文を強要することは、結果、抑え込まれた状態が持続し、「しんどさ」をため込み、爆発させてしまうのです。

 

著者は「しつけ」についても言及しています。

人は皆、弱い生き物です。だからこそ、人は人に頼って生きていかないといけません。

しっかりした人間に育てたい。これは、親なら少なからず考えることだと思います。そして、我慢強く、弱音を吐かず、人に迷惑をかけないような人間に育つようなしつけをします。このことが、子どもを生き辛くさせ、ストレスをため込ませ、爆発させるのです。本当は寂しいのにその気持ちを抑え込む(弱音を吐かない)、本当は苦しいのに誰にも相談できずため込む(我慢強い)、しつけによって刷り込まれた価値観が子ども本人を苦しめていってしまうのです。

いじめ、をする子も、犯罪を犯す人と同じような境遇です。しつけによって刷り込まれた価値観が多ければ多いほど、他者の「許せない部分」が増えていき、他者と良好な関係を築くことができなくなってしまいます。

 

おっとっと、私は変な価値観を子どもに刷り込んでいるかもしれません。変な、というか、自分流の勝手な価値観。そして、子どもを窮屈にさせてしまっている可能性が大いにあります。そして、結果不登校、みたいな?

こういった「親の思い込みにも等しい価値観」を子どもに押し付けることで、子どもの心が壊れてゆく、というようなことは、他の不登校本にも書かれています。だから、今更気付いたわけではありません。でも、「押し付けない」「命令、指示はしない」「口を出さない」など、また自分に言い聞かせることができました。

うっかりすると、ついつい、押し付け、命令、指示、口出しをしてしまうので・・・。

 

始めの方にも書きましたが、要は「抑圧しない」ことが大事なのです。子どもの気持に共感して、子どもが安心していられる場所であること、それが親の役割です。

 

読んだ日:2018年1月30日-31日

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

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無理して学校へ行かなくていい、は本当か 水野 達郎

だいぶ前に読んだ本ですが、読んだ記録として。

無理して学校へ行かなくていい、は本当か

無理して学校へ行かなくていい、は本当か

 

「ペアレンツキャンプ」という、不登校からの復学支援、家庭教育支援団体の代表理事の方が書いた本です。

ペアレンツキャンプHP↓↓

http://www.parents-camp.jp/

 

ざっくりと不登校の原因および親がとるべき対応、学校以外の選択肢の紹介、ペアレンツキャンプの紹介、が書かれています。

6章構成です。

 第1章 どうしてうちの子は学校へ行けないの?

 第2章 再登校への取り組み

 第3章 訪問カウンセリングという不登校支援

 第4章 家庭での親の対応力が大事

 第5章 不登校を乗り越えた親からの手紙

 第6章 家庭力アップのサポート

 

子どもが不登校し始めた時に読んで、とても参考にした記憶があります。特に親の対応のところですね。ペアレンツキャンプに申し込もうかと思ったほど。

 

ペアレンツキャンプのHPをご覧いただければ、ペアレンツキャンプというところが何をどのようにしてくれるのかが分かります。

実際に支援を受けようとすると、親子の会話を1週間分記録する必要があります。これ、なかなか大変だなあ、と思いました。

録音しておいて書き起こす?会話するたびに記録する?どちらにしても、私には無理だな、と思ったのです。時間的にも性格的にも。今でもそう思います。

「それは、本気で不登校を解決したいと思っていないのだ!」。はい、そうかも知れません。

学校へはもちろん行ってくれるに越したことはないですが、色々な本を読むうちに、行かなくてもいいかな、と思い始めています。

そんなこんなで、結局ペアレンツキャンプに申し込むことはしていません。(切実な問題として、月謝も結構高いし・・・。)

 

ちなみに、ペアレンツキャンプHPに掲載されているブログは、今でもよく読んでいます。不登校のお子さんがいる迷えるご両親にはお勧めのブログだと思います。マインドチェンジの参考になるし、不安を解消する手助けになります。

 

 

さて、本書の内容で最も覚えておきたいことを一つ。

アクティブリスニングの方法です。アクティブリスニングとは、能動的に話を聞く方法です。一般的に「傾聴」と言われる方法のようです。

①子どもの言ったことを繰り返す

②タイミングに応じて要約する

③子どもの気持ちを汲む

上記3点により、共感的に子どもを理解する。

子どもは親に、意見、アドバイス、指示、命令などは望んでいません。

共感してもらうこと、親に自分の気持ちを分かってもらう事を望んでいます。親としては、良かれと思って色々言ってしまうのですが、それは子どもが自分の殻にこもってしまうことを助長するだけなのです。

子どもと親の良好な関係を築くために、子どもが自分を安心してさらけ出せる環境を作るためには、アクティブリスニングが大事なのです。

 

読んだ期間:2017年10月上旬

無理して学校へ行かなくていい、は本当か

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本当に頭がいい子の育て方 高濱 正伸 他1冊

花まる学習会代表の高濱正伸さんの著書を2冊読みました。

花まる学習会、という名と、その人気ぶりは、1年ほど前に友人から聞いて知っていましたが、その人気の理由が少しわかった気がします。

本当に頭がいい子の育て方

本当に頭がいい子の育て方

 
わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)

わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)

 

2冊連続で読みましたが、内容は非常に似通っていました。

これから読むなら、どちらか1冊で良いと思います。

 

要は、子どもの体験、経験を大事にしろ、ということでしょうか。

特に低学年の子供は、算数や国語のドリルをやらせるよりは、外遊びをメインでやった方が、結果的に集中力、応用力、粘り強さ等が育まれる、との主張です。

これには賛同します。外遊びが〇〇力につながる、ということを目の当たりにしてきたわけではありませんが、今現在の私の周りの「優秀だなあ」と思う人のことを考えてみると、何となくわかる気がするのです。

ちなみに、私が「優秀だなあ」と思うのは、仕事でもそこそこの成果を出していたり、ポジションについていたりして、更に心から楽しそうに趣味に打ち込んでいるような人です。リア充的な感じ?

つまり、人生楽しそうな人ですね。

私は今「人生楽しい!」とまでは思えません。人間として落ちこぼれかもしれません。

 

まあ、私の人生は今はどうでも良いのですが・・・。

 

子どもを絶対ニートにしない方法、や、中学受験対策(どんな子が中学受験に向いているか等)なんかも書かれていました。

 

いくつか、忘れたくない部分をメモ↓↓

子どもにやる気を出させる「いちばんいい方法」は、「お母さんがいつもニコニコしていること」

東大生に聞くと「小さいころ親から勉強しろと言われなかった」「母がいつも笑顔だった」という人が多いみたいです。

勉強しろと言わないこと、いつもニコニコしていること、このたった2つのこと、多くの母親にはハードルが高いかも知れませんね。私にとってもかなりハードル高いです。

「宿題したの?」と、ついつい聞いてしまったり、イライラを表情に出したり。

私としては、親にも感情があるのだから、お母さんがいつもニコニコしていること、が正しいこと、良いことなのかどうかは、議論の余地があると、ちょっぴり考えています。

結局は、東大に行かせたいから、と、表面的に上記2つの事を実行する親は東大生の親の器ではなく、自然体で実行している親の子供が伸びていくのでしょうね。

 

大切なのは正しさではなく、自分の体験の中から見つけた答えを言葉にすること

「自分の体験の中から」というのがミソなのでしょうね。体験して得られた答えは芯がしっかりしていてブレないし、さらにそれを「言葉にする」ということは、語彙力、表現力がきちんと身についている証拠です。

体験が、自分の信念を築き上げていく、そんな感じでしょう。 

 

体力のある子どもは、逆境に強い。

う~ん、何かわかる気がします。私自身が体力ないですが、逆境に弱い弱い。逆に知り合いなんかは体力が有り余っている感じですが、逆境を楽しんでいる。私の中のサンプル数は果てしなく少ないですが、体力=頑張り抜く力の基礎、というイメージです。

 

読んだ期間:2018年1月

本当に頭がいい子の育て方

わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)

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死ぬほど読書 丹羽 宇一郎

伊藤忠商事の元社長さんの書いた本です。 

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

 

本を読む人であれば、と~っても惹きつけられるタイトルですね。

 

本書は6章構成です。

 

はじめに

第1章 本に代わるものはない

第2章 どんな本を読めばいいのか

第3章 頭を使う読書の効用

第4章 本を読まない日はない

第5章 読書の真価は生き方に表れる

第6章 本の底力

おわりに

 

そうだよね、そうだよね、と同意することばかり。

例えば、著者は書店に行く楽しさも説いています。もちろん、欲しい本が決まっているならばアマゾンでポチ、でも良いのです。

しかし、書店をぶらぶらとして偶然出会う本たち、それが自分の関心の領域を広げてくれるのです。アマゾンでポチ、では、自分が興味のある分野の本に偏ってしまいます。アマゾンからおススメされるのも、購入履歴に基づいて、似たような内容の本だったり同じ作者の本だったりです。関心の対象が広がることはなかなかないですね。

 

少し長いですが、内容から引用。

私が本を買う決め手とするのは、目次です。書店で本を手にしたときは、まず目次をじっくり読みます。目次を見れば、どういう内容なのか、どういう構成で展開しようとしているのかがほぼわかる。

私も目次は見ます。目次の中に読みたい項目があれば買うし、なければ買わない、と判断するシーンもあります。が、この著者の方ほど目次から情報は得ていませんでした。へえ、目次からそんなに色々情報がわかるんだねえ、という感じです。

 

また、本を読む人なら一度は考えたことのある、多読が良いか、精読が良いか問題。私はどちらかと言うと多読派だと思います。いっぱい読んで、色んな情報を得たい!という考えです。似たような内容の本でも、何冊も読むことによって一つの結論に至ることも多いです。「結局〇〇は××なんだな」的な。

小説などは、好きな作者ができれば、その人の本ばかり読みます。面白いから、1日1冊は読みたい!もっと読みたい!と、ずっと読んでいたい気持ちになります。

著者の方は、どちらもほどほどに、という感じです。全ての本を精読していたら読みたい本を読む前に人生終わってしまうし、かと言って読み飛ばしてばかりでは頭に何も残らないし、です。ん~、そりゃそうだよね、です。

 

人生というものは、問題があって当たり前。問題のない人生など、どこにもない。問題がなくなるのは、死ぬときです。

これが読書とどう繋がるかというと、困難な問題にぶち当たったとき、多くの本を読んできた人であれば、先人たちの知識や経験から色々学ぶことによって、突破口を開くことができたり、心が強く保てたりする、だそうです。読書は経験です。本を読むことによって、たとえば伝記ならその人物の一生を体験でき、小説なら主人公の体験が自分の体験になります。新書なら著者が長年培ってきた経験や気づきを自分のものにできます。

普通に過ごしていると経験できないことが、本を通して経験できるため、結局人生の経験が蓄積されていくのです。人間って、一度経験したことに対してはどっしりと構えていられるものだと思います。だから、本をたくさん読んで経験を積むことは大事なんですね。

 

読書好きなら共感できるところが多くて、読んでいて何だかうれしい内容だったと思います。が、読書をしない人が読んでも面白くないだろうなあ、という内容でした。

 

読んだ日:2017年11月~12月

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

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すべての教育は「洗脳」である 堀江 貴文

完全にタイトル買です。 

本書は5章構成です。

 はじめに

 第1章 学校は国策「洗脳機関」である

 第2章 G人材とL人材

 第3章 学びとは「没頭」である

 第4章 三つの「タグ」で自分の価値を上げよ!

 第5章 会社はいますぐ辞められる

 おわりに

 

読んでいるうちに、ホリエモン(親しみの意を込めて、堀江さんのことは今後このように記載します)に洗脳されている気がしてきました。

ホリエモンが書くからこそ、説得力のある内容だったり、「それは言いすぎじゃ・・・」と思う内容があったり。どっぷり日本の教育によって洗脳されている私としては、何が正しくて、何が正しくないのかがわからなくなってしまう内容でした。

思考停止、なのでしょうか。

 

では、特に気になった文章を引用。

なぜ学校は恣意的な常識を人に押し付けようとするのか?その常識によってどんな人間を育てようとしているのか?

一言でいえば、従順な家畜である。

どひゃー。子どもたちが家畜になってしまいます。そしてもちろん、何の疑問も持たずに学校を卒業してきた大人たちも、立派な家畜です。 

家畜、とは、企業や社会における上からの命令に従順な働き手のことです。

昔は家畜養成型の教育でうまくいっていました。けど、これからの世の中では家畜は搾取されるばかりです。現に、ブラック企業などによって時間や人生までも搾取されている人が既に多くいますよね。

家畜ではなく人間として人生を楽しむためには、学校教育だけではダメなのでしょう。

むしろ、学校教育が害になる、とすら言っています。

 

社会を悪しき方向に押し遣るのは、いつでもこうした「雰囲気に飲まれる」人たちなのだ。

ドキッ。私、雰囲気にだいぶ飲まれやすいです。反省反省。雰囲気に飲まれる、ということは、自分で考えたり判断をするということをしていない、ということです。

 

「禁止」だらけの学校生活

そういえば、学校って、〇〇してはいけません、××はやめましょう、みたいな規則が多かったですね。大学は緩めだとは思いますが、小・中・高校の「校則」って、今考えると「何の意味が?」というのも多いですね。

・上着は紺か黒の目立たない色に限る→なぜか?

・髪の毛を染めてはいけない→非行に走るから?

・制服のスカートはひざ下〇〇cm→ひざ上の方が可愛いのに・・・

覚えているだけでも、こんなものでしょうか。全体的に、学校の体面を守るための決まりが多かったような気もします。

 

そのきっかけを作るのは、親である。

この文章の前段階として、ホリエモンは「没頭しろ、専門バカになれ」と言っています。それが、自分の力になり、強みになるのです。

そして、子ども時代は没頭できるのが当たり前なのです。しかし、その力をなくしてしまうキッカケが、親、なのです。

特に、母親、なのでしょうね。父親は割と子どものやることを見守っているような気がします(あくまでも、私の周りの人たちからのイメージです)。

大体小言を言うのは母親。母親目線でいくと、「危ないから」「部屋が汚れるから」「人としての常識がないから教えなくちゃ」等々、様々な理由が出てくると思います。特に、子どもに危険が及ぶ場面(「危ないから」)では、子どもの行動を止める必要がありますが、そうでない場合は、やらせ続けてあげるべきなんですね。

子どもは、親からの「ダメ」、学校での「~してはならない」によって、やりたいことを好きなだけやることが悪いことだと学習してしまうのです。

 

私もあれこれ心配して言ってしまうタイプなので、ぐっと我慢。子どもが楽しく没頭しているときはそっとしておくよう心がけたいと思います。

 

脳は退屈が嫌いだ。「何も新しいことを考えるな」と命じられると、手持ち無沙汰のあまり、思い出を材料に「不安」「焦り」「嫉妬」といったゴミのような感情ばかり作り出す。逆に、考えるネタをふんだんに与えれば、「楽しい、もっとやりたい」という感情を放出する。

脳を使いこなしていますね。時間があるときにくだらないことを考えてしまう、というのはわかる気がします。新しいこと、考えることをどんどん脳に与えて、脳を良い方向に導いてあげるようにしよう。

 

他にも、なるほどね、と思うところはたくさんありました。

最近教育についての本を何冊か読みましたが、ざっくり言うと『日本の教育はダメだ!』という主張のものが多かったように思います。そういった主張でないと、本にはならないのでしょうけど。

 

道徳、プログラミング、英語が導入されることによって、小学校の教育はどうなっていくのでしょう。不安になってきました。

 

読んだ期間:2018年1月23日

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (光文社新書)

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