漫画君たちはどう生きるか 吉野 源三郎
話題になってからだいぶ時間が経ってしまいましたが・・・。今更ながらも読んでみました。
正直、内容難しいです。本嫌い、だけど漫画読む、という感じの人だったら、途中でギブだと思います。
これは、漫画を軽く見ている訳でも、漫画しか読まない人を軽く見ている訳でもありません。(そのように受け取られた方がいらっしゃったら、申し訳ありません。)
漫画だからサクサクっと読めるかな、という私の考えは大きく裏切られました。
本の表紙にもなっている主人公の少年と、そのおじさんの物語です。
少年の身の回りで起こる出来事、それに対しての少年の考え、は、漫画でストーリー仕立てとなっていますが、大事な部分はおじさんの書き記したノートを読む、という形で文章で記載されています。
その中にこそ、本来伝えたいであろうことが書かれています。
その内容は、とても心に響きます。大人が読めば、若かったころの素直な正義感を思い出し、子どもが読めば、どのような大人になるべきかが分かるような内容だと思います。
ただし、多くの子どもは、文章のところにくると、読むのに飽きてしまう気がします。
よって、この本は、漫画になっているとはいえ、大人向けの内容であり、読んだ大人が周りの子どもを導いていけるように教え、考えさせていくものだと感じました。
原作も気になるところです。
読んだ日:2018年5月22日-23日
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頭は「本の読み方」で磨かれる 茂木 健一郎
茂木さんは、読書の方法すべてを肯定しています。
速読、精読、積ん読、乱読etc
とにかく本を読むことは脳に良い、と。
本を読んでいる時に、脳のどこそこが活性化して、その部位は何を司る部位で・・・なんていう話はほとんど出てきません。
茂木さんが考える、読書の効能が書かれています。
本、というのは、基本的には生半可な知識で書くことはできない上に、多くの人が製作に関わっています。たとえ内容の薄っぺらい本だとしても、何か1つでも得るところはあるはず。
自分ではない誰かの書いた本には、その人のこれまでの経験や体験、人生のストーリー、考え方などが自然と詰め込まれています。すなわち、新しい考え方に触れることのできる場なのです。
例えば、今回茂木さんのこの本を読んだわけですが、私はこれで、読書に対する1つの考え方を学びました。あとは、紹介されていた本の中には、知らないものもあったし、知っている本でも茂木さんの捉え方は、また新鮮でした。
本を読むだけで多様な考え方を知ることができます。
ちなみに茂木さんは、読んだつもりの本もあっていい、とも述べています。
読んでないのに読んだふりをしている本の事です。
さらに、持つだけの本もあっていい、と。本がファッションの一部でも良いじゃないか、と。
本好きな人はもちろん楽しめる内容だったし、本をあまり読まない人でも「本買って読もうかな」と思わせるような内容だったと思います。
何でも良いから、本を読もう!
読んだ日:2018年5月上旬
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とんでもオヤジの「学び革命」 宝槻 泰伸
とってもぶっ飛んだオヤジさんのお話です・・・。
とんでもオヤジの「学び革命」: 「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」
- 作者: 小出真朱,宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/06/06
- メディア: 単行本
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『掟破りの教育論』と書かれていますが、マジ、掟破り。
3人兄弟それぞれを、それぞれの個性に合わせて「学ぶ」ことに目覚めさせ、全員を京大に入れてしまうという。
ガリガリ勉強をさせて合格させるのではなく、自ら楽しんで学び、合格へつなげているあたりが、良いですね。兄弟3人それぞれが、ニート期間あります。そっから京大、本当にすごい。
マネしよう!と思える教育論ではありません。いや、正確には、マネできない。
理屈には賛同できますが、そこまでの行動力がある人は少ないでしょう。
例えば、子どもの教育のために、会社を辞めることができますか?
例えば、子どもの教育のために、商店街の人たちと仲良くなってコンサルタントみたいな立ち位置につけますか?
例えば、子どもの教育のために、高校受験をパスして海外旅行へ行けますか?
ほんと、ぶっとんだオヤジさんです。(奥さんは、不満がありながらもついていっているので、奥さんも変わった人なのでしょうか。)
読んでいて楽しい1冊ですが、自分の無力感にもさいなまれる1冊でした。
自分って、凡人の域を出ないな・・・。(凡人でも楽しいけどね♪)
読んだ日:2018年5月上旬
とんでもオヤジの「学び革命」: 「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」
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自分を変える超時間術 中谷 彰宏
中谷彰宏さん、以前よく読んでいましたが、久しぶりに。
次々と新刊を出されますね。どうやって書く時間をねん出しているのだろう?きっと忙しいはずなのに・・・。
そんな疑問にも答えた内容となっています。
本当に忙しい人とは、どんな人なのか?
忙しい人は、どうやって多くの成果を挙げているのか?
全部で62のポイントで書かれています。
特に「そうだよな~」と思ったことを。
人と比べる時間は、もったいない。
人と比べて、「自分も頑張ろう!」と思えるのであれば、比べる意味もあるかも知れませんが、たとえば「これをやったら他の人はどう思うだろう」などと、他人の目を気にするのは、非常に無意味なことです。
手に負える大きさに、分解する。
達成感を得ることで、スピードアップする。達成感を得るためには、タスクを小さくすること。
「忙しい」と感じると、遅くなる。予定は詰まっているけど、忙しくはない。
忙しい、は受け身。予定が詰まっているのは自発的。
内容とは関係ありませんが、この表紙のデザイン、私はあまり好きではないかも知れません・・・。何故外国人美女なのか?
女性が読むことを全く想定していないからでしょうか。
読んだ日:2018年5月上旬
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もしかしてアスペルガー!? 司馬 理恵子 他1冊
またもやアスペルガー関係2冊です。
そろそろお腹いっぱいになってきました。
マンガでわかる もしかしてアスペルガー! ? ~大人の発達障害と向き合う~
- 作者: 司馬理英子
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ずっと生きづらかった私だからこそわかる アスペルガーの子の「本当の気持ち」
- 作者: アズ直子
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アズ直子さんの別の著作について過去記事でも紹介しています↓↓
「もしかして・・・」は会社にいる困ったさんの、「アスペルガーの子の・・・」はアスペルガーの子の気持ちがよく理解できる内容となっていました。
会社の困ったさん、過去記事でも書きましたが、アスペルガー症候群かその傾向があるのかも知れませんよ。そんな人達には、適切な対応が必要です。
困ったさんの扱いに困っている先輩や管理職の方は、アスペルガー症候群の知識をいれることをお勧めしたいです。
また、アスペルガー症候群のわが子の気持がわからないご両親には、「アスペルガーの子の・・・」をお勧めします。
アスペルガー症候群と診断されたアズ直子さんの、子ども時代の出来事とその時の気持ちが綴られています。もし、書かれている内容が、お子さんの行動と似ているのであれば、お子さんの気持を理解する一助になることかと思います。
今回、とある理由でアスペルガー関係の(読みやすそうな)本を10冊近く読みました。その病態や治療方法等についての深い知識は得られていませんが、アスペルガー症候群というものがどういうものなのか、ザックリと理解することはできました。
集中して何かのテーマの本を何冊も読むことって、大事です。色んな角度からの見方を知ることができ、また、共通の概念などを知ることもできます。
もちろん、それで全部わかった気になるのは危険だと思うので、何か機会があれば知識を深めていきたいと思います。
が、今回はここまで!
さて、次は何を読もうか。
読んだ日:2018年5月上旬
マンガでわかる もしかしてアスペルガー! ? ~大人の発達障害と向き合う~
ずっと生きづらかった私だからこそわかる アスペルガーの子の「本当の気持ち」
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片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。 吉濱 ツトム 他2冊
アスペルガー関連のコミックエッセイ3冊です。
片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)
- 作者: 吉濱ツトム,カタノトモコ
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本
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人付き合いが苦手なのは アスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)
- 作者: 吉濱ツトム,カタノトモコ
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/05/08
- メディア: 単行本
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上の2冊は、カタノトモコさんの絵がかわいいので、読んでいてほんわかします。
アスペルガー症候群の人の行動、思考、対応策等が紹介されています。
先日、4冊分のアスペルガー関係の本の紹介をしています。興味のある方はこちらも↓↓
これまでトータルで7冊(軽いタッチの、あまり専門的ではないものがほとんどですが)読んできました。
アスペルガー症候群である人たちの苦悩もわかりますし、周囲の人間の大変さもわかりました。アスペルガー症候群の中には、自分がそうであると気付いていない人も多そうな感じでした。
「あの人怒りっぽいよね~」「あの人理屈っぽいよね~」等々、付き合い辛い人達の中には隠れスペルガーさんも多いのでしょう。
そして、アスペルガー症候群の中には、周囲の人が不快感を抱いても全く気にならない(というか、気付かない)で、わが道を突き進んでいく人が多いみたいです。
(タイプによって異なりますが。)
協調性、コミュ力等の、人と関わる能力を求められる現代ですが、アスペルガー症候群の人には辛い風潮でしょう。何せ、他人の気持ちを察することが大の苦手だから。
(空気を読みすぎるアスペルガー症候群の方もいるようですので、一概には言えません。)
ただ、本当に有能な周囲の人は、そんな特徴のありすぎるアスペルガー症候群の方への対応方法も自然と確立できるのではないかと思います。この人にはこうやって接する、こういう仕事を与えると長所が生きる等々。
アスペルガー症候群の症状の理解と、思いやり、助け合いの精神があれば、アスペルガー症候群の人ともうまく付き合っていけると思います。「何であたしが合わせなくちゃいけないの!」と思った人は、アスペルガー症候群の可能性あるいは傾向があるかも知れませんよ。
7冊も読むと、色んなタイプのアスペルガーさんのことがわかります。
そして、自分はアスペルガー症候群ではないだろうな、と思いました。
アスペルガー症候群の方の代表的な特徴に「片付けられない」というものがあります。
私も片づけられないタイプで、「もしやアスペルガー!?」と最初は思ったりもしましたが、結論としては、ただの面倒臭がり屋、に落ち着きました。
読んだ日:2018年5月上旬
片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)
人付き合いが苦手なのは アスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)
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モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方 神成 美輝
モンテッソーリ流に関する本を読みました。2冊目です。
2015年発売ということは、3年ほど前に出ていますね。
その頃、ま~~~~~~ったく興味がありませんでした。(というか、モンテッソーリという言葉も知らなかったです。)
モンテッソーリ流に関する本の過去記事↓↓
「伸びる子を育てる!」の方は実践的なマニュアル、「自分でできる子」の方は概念的な感じです。
本書は4章構成です。
はじめに
1章 「子ども」って何だ?
2章 子どものこだわりをヒントに「才能」「能力」を伸ばそう!
3章 「観察→発見→見守る」から始まる、今すぐできる10のこと
4章 「自分でできる子」になる環境の整え方
おわりに
子どもがの行動には全て意味があります。それを、大人目線で見て「ダメ!」と禁止ばかりしていては、子どもの成長を妨げるばかりです。
例えば、白い線の上を歩くのも、縁石を歩くのも、全て意味があってやっているのです。だから、できる限りは見守ってあげる必要があります。
危ないからダメ、も、ぐっと我慢して、やらせてみる必要があります。(危なさの程度によってはしっかりと禁止しなければなりません。)
この本を読めば、子どもの困った行動(本当は意味があってやっているので、困った、というのは大人の都合ですが)の理由がわかり、少し寛大な心で接することができるような気がします。
モンテッソーリは2冊で満腹になりました。なんとなくモンテッソーリの考え方がわかりました。
次は、シュタイナー教育についての本を読んでみたいです。
読んだ日:2018年5月7日
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