mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと 市原 真

医師によるつぶやき、です。 

病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと ~常識をくつがえす“病院・医者・医療

病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと ~常識をくつがえす“病院・医者・医療"のリアルな話

 

かなり淡々とわかりやすい言葉で、色々つぶやいています。

大きな総合病院の病理医さんのつぶやきなのですが、医療の裏側のドタバタやドロドロを期待して読むと、「思ってたんと違う」ということになりそうな内容でした。

 

こんな医師がいる、こんな変わり種がいる、というお話もあります。

病院内を、常に早足で歩く早口の医師、とか。

 

しかしながら、病院のこと、というよりは、医療のこと、に対する記述が多かったと思います。

本書は序章+4章構成です。

 

 序章  病院とは・・・なんだか冷たくてこわいところ?

 第1章  ”病院”のホント

 第2章  "医者"のホント

 第3章  "病気になる"のホント

 第4章  "医者と患者"のホント

 

私がこの本で印象的だったのは、「標準治療」と「医療シアター」です。

日本では、どの病院に行っても基本的には同じ治療を受けられます。それは、疾患の治療方法に対してはガイドラインが定められているからです。

大学病院の方が高度な治療を受けられそう。そのイメージは、難病だったり、希少疾病だったり、町医者の設備では治療できない場合には当てはまるのでしょう。手術なんかは、町医者では受けられない場合が多いですよね。

「診断」については、高度とか普通とかそういう話ではなく、役割分担、でしょうか。町医者は市中でよくある病気の診断/治療を行うエキスパートであり、患者の訴えの中から重大な疾患が隠れていないか判断する人。

大学病院は、その疑いを明らかにするところ。そんな感じでしょうか。

難病なんかに対してでもガイドラインが定められていることがほとんどなので、「治療」という点では、設備の有無以外は「大学病院で治療してもらった方が安心」というのは当てはまらないでしょう。

むしろ、診察時間や医師との信頼関係を考えると、同じ医師に(大学病院よりは)気軽に診てもらえる町医者の方が良いかもしれません。

大学病院・総合病院にかかれば安心、と思っている方には一読をおススメします。

 

医療シアター、というのは、患者さんの闘病を一つの舞台として考え、主役は患者さん本人、そして医師、看護師、技師、薬剤師等々が主役を支える脇役たち、という考えです。

病気と闘うのは患者さん本人です。医師はそのお手伝いをするだけ。

私はなんとなく「医師ってエライ」と一昔前の感覚でした。医師の前では緊張するタイプです。

しかし、医療シアターのお話を読んで、「医師は協力して病気を治す人」と思えて、少し緊張が和らいだ気がします。(本を読んでからは病院には行っていませんが・・・。)

 

だって、医師も役者の一人に過ぎませんから・・・。

大根役者ではありませんように。 

 

読んだ日:2019年4月中旬

病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと ~常識をくつがえす“病院・医者・医療"のリアルな話

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2019年4月14日寝る前絵本

昨夜はたくさん読みました。なかなか眠くならなかったので・・・。

4冊読んで、さらにミッケ!までやりました。こうなると、大人が疲れて先に眠くなるものですね(^_^;) 

わかったさんのドーナツ (わかったさんのおかしシリーズ)

わかったさんのドーナツ (わかったさんのおかしシリーズ)

 

わかったさんシリーズ。30年前の絵本ですが、全く色褪せず、子どもたちに人気です。

絵も、可愛らしくて味があるんですよね。古いな~、と思う表現もありますが、子どもたちは気にしていません。 

最後にはその本のテーマとなっているお菓子のレシピも載っているので、読み聞かせをし、一緒にお菓子を作っても良いかもしれませんね。

私はやったことないですが・・・('ω')

 

だめだめママだめ! (ほるぷ創作絵本)

だめだめママだめ! (ほるぷ創作絵本)

 

こちらは、ママやパパが子どもみたいになって、本当の子どもが困惑しながらも普段であれば大人がするべき役割(ダメダメ言う)をする、というお話です。

特にママが子供みたいになって街へ繰り出し、「子どもならするよね~」「子どもならしたがるよね~」ということをやっていくので、読み聞かせをすればお子さんは喜ぶと思います。

我が家の子どもたちも、キャッキャ言いながら、親の気分になって聞いているようです。 

 

もりのピザやさん (もりはおもしろランド)

もりのピザやさん (もりはおもしろランド)

 

わかったさんもそうですが、「もりの~」もシリーズものです。

もりのシリーズはすべて持っています。出てくる動物たちがかわいいんです。

そして、その動物たちが、イメージ通りのキャラクターなんですよね。

今回ピザやさんはあらいぐまさんですが、イメージ通りセコセコ細かく動き回ります。イノシシさんからもらったリクエストのピザを作るため、もりの仲間たちで協力するのですが・・・。

 

絵本とはいえ、ピザを食べたくなる1冊です。

 

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

 

こちらは有名どころですね。

私は涙なしでは読めません。青鬼くんがいなくなるところ・・・。

赤鬼くんが泣きくずれるところ・・・。

子どもたちは意味がわかっているのか、わかりませんが、ぜひとも本当の友達とは何なのか?学んでほしいです。

 

読んだ日:2019年4月14日

わかったさんのドーナツ (わかったさんのおかしシリーズ)

だめだめママだめ! (ほるぷ創作絵本)

もりのピザやさん (もりはおもしろランド)

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

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わたし、定時で帰ります 矢野 帰子

今クールドラマ化された小説です。 

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

 

定時退社を死守する結衣と、元婚約者の晃太郎(かなりのハードワーカー)、晃太郎の仕事上の恩人である福永(その場しのぎの上司。部下にかなり無理強いをする)などが登場します。

 

結衣は、定時退社をすると行きつけの中華料理店に行って、ビールと夕食を済ませて帰宅します。

定時退社できるのは、業務量が少ないわけではなく、効率的に業務をこなしているにすぎません。

 

そんな結衣vs晃太郎、結衣vs福永、結衣vs同僚等々、定時退社(残業しない)をキーワードに物語が進んでいきます。

私も効率化&定時退社できる人のほうが、残業残業で会社にずっといる人よりも有能ではないか、という考え方です。もちろん、人にもよると思いますが、私の知る限りでは、定時後も残っている人は、例えば

  • 業務中の私語が多い
  • 仕事が異常に細かい
  • 休憩が多い
  • メールチェックが多い

等々の人が多いと思います。

いや、おしゃべりしている間に仕事済ませようよ。ちょっとした雑談はコミュニケーションにもなるかと思いますが、いきすぎた長時間の雑談はサボりですよね。

あとは、求められている以上のクオリティを求める人とか。性格もあるのかも知れませんが、80%できれば上々のところを、100%を求めてしまう人ですね。

適度にこなしていくことも重要だと思います。

 

結衣は果たして定時退社を続けていくことができるのか?会社の同僚の意識は変わるのか?

会社に勤めている人であれば、興味を持って読むことができるのではないかと思います。新人の来栖もなかなか良い役割を担っています。

育休から復帰して、やたら燃えているワーママも出てきます。(仕事に集中することは否定しませんが、このワーママはやりすぎ感が・・・)

 

「あ~、わかるわかる」

「いるいる」

こんな風に思いながら読めるし、自分の職場の人に当てはめながら読めば楽しさ倍増かと思います。

働く人には男女問わずおススメです。

 

 

私は小説を読むと自然とキャスティングしちゃうのですが、今回はこのようになりました。

 

東山結衣(主人公):池脇千鶴(実際のキャスト→吉高由里子

種田晃太郎(結衣の元婚約者):玉木宏(実際のキャスト→向井理

諏訪巧(結衣の現婚約者):城田優(実際のキャスト→中丸雄一)

来栖泰斗(新人男子、結衣の下についている):山田裕貴(実際のキャスト→泉澤祐希

三谷佳菜子(結衣の同僚):高橋メアリージュン(実際のキャスト→シシド・カフカ

福永清次(部長。種田の恩人):小沢征悦(実際のキャスト→ユースケ・サンタマリア

 

吉高由里子さん、向井理さん、シシド・カフカさんはちらっと頭をかすめ、イメージ通りの人たちです。でも、玉木さんが見たかった。

 

読んだ日:2019年4月4日

 

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫) 

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次はこちらを読んでみたいです↓↓

わたし、定時で帰ります。: ハイパー

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それって、必要? 筆子

物だけではなく、家事や習慣、時間の使い方、考え方など、ムダを無くすための方法や考え方が書かれています。 

 筆子さんの第1作目の読書感想↓↓

もともとは物の断捨離のエキスパート的存在でした。

ミニマリストって、物を持たないだけではなく、考え方も非常にシンプルだったりします。

そして、よく言われるのが「物が多い状態はストレス」ということ。

私の部屋では、なんとまあ物が多いことか。これではストレスたまっちゃいますね。納得。

物減らしたいわ~。

 

さて、本書はたった7日間で人生を変えるほどの断捨離ができるように書かれています。(実際7日間で何とかしようと思ったら、この本に書かれていることだけを真剣にやらないとダメそうですけどね)

 

まず1日目は、「物の捨て方について」。

物を捨てることに対する気持ちの持ち方が書かれています。

物を捨てるテクニック的なことは、前著「1週間で8割捨てる技術」を参照ください。

この辺は、いろんな本でも読んでいるので、特に気になる箇所はなし、です。

 

2日目。「家事について」。 

家事の細かいテクニックではなく、家事に対する考え方、家事を面倒くさいと思わずにやる方法などが紹介されています。

例えば、曜日ごとで家事はルーティン化する、とか、家事は家族みんなで分担する、とか。当たり前といえば当たり前のことも書かれていますが、それが今できているかどうか?と聞かれれば、いかがでしょうか。

 

一番「そうだよね」と思ったのは、スーパー主婦伝説にまどわされない、ということ!

仕事にも向き不向きがあるように、家事にも向き不向きはあると思います。

家政婦やっちゃうくらい家事に向いている人と同じレベルでの家事を目指さない!これは大事な心構えです。上を見ればきりがないですもんね。

最低限家族が快適に暮らせればいいんですよ~!

 

3日目。「生活習慣について」。

ここでは、自分を好きなる方法まで書かれていました。

幅広くカバーしている断捨離本ですね・・・。書かれていることは、もっともなことが多かったとは思います。

 

4日目。「時間の使い方について」。

気になった文章を一つだけ。

「時間がない」は「それをする優先順位が低い」ということ

なるほど!確かに、「ガス給湯器が壊れた」「冷蔵庫が壊れた」などの場合、どれだけ忙しい忙しい言っていても、対応しますもんね、時間を捻出して。

そいうことか!自分の中で優先順位をつけて時間をうまく使わないと、ですね。

 

5日目。「お金について」。

6日目。「人間関係について」。

7日目。「人生について」。

 

最後はまとめちゃったけど、見えないものも断捨離するとスッキリします。

 

私は最近、スマートフォンの連絡先から、今はもう絶対に連絡しないであろう人たちを削除しました。

それだけでも、気分もスッキリだし、連絡先もスッキリです。

次は、LINEの連絡先の整理をしようと思っています。

 

もう読まない本も、メルカリで売ることにしました。

初めてだから腰が重くて「売る」と決めてから2週間ほど放置していましたが、やってみるとなんてことはありません。

 

次は、以前少しハマった物の断捨離を再び行い、家事の断捨離も行っていこうと思います。 

 

読んだ日:2019年4月10日

それって、必要? いらないものにしばられずに、1週間で人生を変える30の方法

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バセドウ病が原因でした。 たかはし 志貴

バセドウ病、聞いたことはあると思います。しかし、周りに当事者がいないと、どんな病気なのか実感が湧かないですね。

バセドウ病が原因でした。おまけに強迫性障害も!

バセドウ病が原因でした。おまけに強迫性障害も!

 

バセドウ病とは、自己免疫疾患の一つで、甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態である甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気のことです。

女性に多く、30-40代で発症する方が多いそうです。

明らかな原因は解明されていないようですが、遺伝性のこともあるようです。

 

甲状腺ホルモンの生合成を抑制するような薬を飲んで、甲状腺ホルモン値を正常に保つような治療をしていくようですが、その薬も副作用に気を付けなければならなかったり、すごく大変そうです。

 

本書では、バセドウ病の診断から強迫性障害の話まで、読んでいて「この人生きるの大変そうだなあ」と心配になる感じでした。

バセドウ病の症状についてもリアルに描かれており、想像しやすくなっています。

また、専門の科を有する病院が少なかったり、外れ(相性が悪い、という意味です)の医師に当たってしまったり、治療を続けることがそもそも一苦労のようでした。パートナーの就職に伴って引っ越しをした時などは、病院探しに非常に苦労したようです。

そのへんの内科ではダメなようです。

 

そんなこんながありつつも、周りの人に支えられながら自分のペースを見出して生きていく著者でした。

そのうえ、強迫性障害ともなんとか付き合っており、私だったらメンタルやられてるよ・・・、と著者に尊敬の念を抱いたほどです。

 

強迫性障害とは、有名なのが「いつまでも手を洗っている」とか「家のカギを閉めたか心配になって何度も戻る」などでしょう。

著者もそのような傾向があるようですが、最も大変そうなのは、「運転をするたびに人を轢かないか気が気ではない」というものです。

もちろん、通行人を考慮して運転をすることは大事ですが、著者の場合は我々が考える以上に人を轢くことを恐れ、運転に支障が出るほどです。

それなのによく免許とれたな、という感じですが車社会の土地に引っ越し、運転できなければかなり不便を強いられるのに、運転できないのです、怖くて。

大変つらい状況だと思います。私も車社会で過ごした経験がありますが、運転できない=多大な時間とお金のロス、です。

著者はそんな自分と向き合って、何とか運転しないで移動して生活しています。慣れればどうってことはないのでしょうが、都会みたいに電車・バスの交通網が整っているわけではない田舎では、結構大変でしょう。

 

バセドウ病についても、強迫性障害についても、パートナー次第ではめちゃくちゃQOLが低下しそうですが、幸いにも著者のパートナーおよびその家族はかなり理解があり、著者が傷ついている様子はありません。(職場では色々あったみたいですが。)

自分が病気になったときのパートナーの態度、大事ですよね。

風邪をひいて寝込んでいるときに、「メシは?」なんて言ってくるパートナーをお持ちの皆様、考え直した方が良いと思いますよ。余計なお世話ですが・・・。

 

読んだ日:2019年4月1日

バセドウ病が原因でした。おまけに強迫性障害も!

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2019年4月2日寝る前絵本

昨夜読んだのはこちら。

おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?

おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?

 

実は、おしりたんていの絵本を読むのは初めてでした。

NHKでやっていたアニメを見た程度で、「またオナラか・・・」と、子ども向けにオナラは欠かせないんだなあ、と思っていたくらいです。

しかし、やっぱり子どもたちは喜びました、オナラのシーンに。

 

おしりたんていが依頼を受け、謎を解き明かしていきます。

子どもはおしりたんていと一緒に考えていくわけですが、お話の中でちょいちょいゲーム要素のあるページもあり、大人でも飽きない作りになっていました。

迷路やクイズなどです。

 

読み終わった後で、子どもたちは気になるページを開いて、絵の中の探し物や迷路などを繰り返し楽しんでいました。

そのため、「お~し~ま~い」から「おやすみ」になかなかいけなかったわけで、寝る前には読まない方が良いでしょう。

 

文字が読める子どもに与えれば、日中15-20分程度は静かに集中しているのではないかと思いました。

 

読んだ日:2019年4月2日

おしりたんてい ププッ ゆきやまの しろい かいぶつ!?

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わたしのココロはわたしのもの-不登校って言わないで- プルスアルハ

学校に行けなくなった女の子、ミクの、心の中が絵と文章で描かれています。

学校に行かなくなった子どもの心境を理解するために良い本ではないかと感じました。

不登校の本というと、専門家の立場から、親の立場から、あるいは第三者の立場から解説したものが多い気がします。

この本も、専門家が絡んでいるとはいえ、子ども目線で話が進んでいき、親として子どもの気持ちを知ることができます。

もちろん、学校に行きたくない、あるいは行けない原因は人それぞれなのでしょうから、この絵本の内容がフィットしないお子さんもいるでしょう。

 

ミクは、小学生高学年くらいだと思います。

学校ではみんなが楽しそうにしているけど、自分は全然楽しくない。話を合わせるのも疲れる。なんだか景色が灰色。そんなある日、ついに体が動かなくて、朝起きられなくなりました。

 

そこから不登校へと突入し、その後再び心を開き始めるところまでがストーリーになっています。

 

正直、これまで読んだ不登校本のうち何冊かは手放しています。どれも同じような内容だったり、自分の考えと合わなかったり。

でも、この本はしばらくは手放さずに手元に置いておこうと思っています。繰り返し読み、改めて子どもの気持ちを理解するために、です。

男の子の不登校は、また異なる感情も混じってくるのかも知れませんが、ベースは同じだと思います。

 

ある日突然わが子が不登校になったら?子どもの気持ちを理解できる親である自信はありますか? 

私は、今でもそんな自信はありません。

 

読んだ日:2019年3月

わたしのココロはわたしのもの: ―不登校って言わないで (子どもの気持ちを知る絵本)

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