mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

小説

わたし、定時で帰ります 矢野 帰子

今クールドラマ化された小説です。 わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫) 作者: 朱野帰子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/01/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 定時退社を死守する結衣と、元婚約者の晃太郎(かなりのハードワーカー)、…

断貧サロン 谷川 直子

図書館で見かけて、思わず借りてしまいました。 背表紙の字が好きな形でした。 断貧サロン 作者: 谷川直子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/10/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 改めて表紙を見てみると、内容と絵があまり合って…

コンビニ人間 村田 沙耶香

いつの間にか文庫で出ていたのですね。ずっと読みたかった小説です。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/09/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る 芥川賞受賞作品、ということで期待up。 主…

図書室のピーナッツ 竹内 真

どうやら、シリーズ2作目だったようです。ちなみに、1作目は未読です。 図書室のピーナッツ 作者: 竹内真 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/03/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 1作目を読んでいなくても、普通…

不完全燃焼、ベビーバギー、そして暴力の萌芽について 三砂ちづる

三砂ちづるさんの短編集。目の前の現実は、あなたの想像とは全く異なる世界かも知れませんよ。 5つの短編が収載されています。

終わった人 内館 牧子

考えさせられちゃいますね。退職後のこと。 「定年って生前葬だな」で始まるこの小説。定年がある仕事をしている人は、必読です。 終わった人 (講談社文庫) 作者: 内館牧子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ…

まゆみのマーチ 重松 清

「まゆみのマーチ」を含む、6つのお話が載っています。 まゆみのマーチ―自選短編集・女子編 (新潮文庫) 作者: 重松清 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/08/28 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 不登校、いじめにから…

ポニーテール 重松 清

これは、何で読もうと思った本だったか・・・?忘れてしまいました。 ポニーテール (新潮文庫) 作者: 重松清 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/06/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 小学4年生の女の子を連れた父と、小学6年生の女…

人はお金をつかわずにはいられない 久間十義他

ストーリーにお金をからませた短編集です。各短編間のつながりはありません。 人はお金をつかわずにはいられない 作者: 久間十義,朝倉かすみ,山崎ナオコーラ,星野智幸,平田俊子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2011/10/25 メディア: 単行本(…

そんなはずない 朝倉 かすみ

久々に朝倉かすみさんの小説を読みました。 そんなはずない (角川文庫) 作者: 朝倉 かすみ 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2010/07/24 メディア: 文庫 クリック: 8回 この商品を含むブログ (4件) を見る 3~4か月前にどっぷ…

婚礼、葬礼、その他 津村 記久子

小説を選ぶとき、たいてい中身をパラ見してみますが、もはや津村記久子さんの小説は無条件で読みます。 婚礼、葬礼、その他 (文春文庫) 作者: 津村記久子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2013/02/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る …

この世にたやすい仕事はない 津村 記久子

津村 記久子さんブームもまだまだ続いています。 好きな作家さんの小説は、さくさくと読み進みますね♪ この世にたやすい仕事はない 作者: 津村記久子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2015/10/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を…

わたしたちはその赤ん坊を応援することにした 朝倉 かすみ

まだまだ、私の中では朝倉かすみさんブームです。 わたしたちはその赤ん坊を応援することにした 作者: 朝倉かすみ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/02/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 7つの全く独立した短編集です。 一番最初のお話…

ワーカーズ・ダイジェスト 津村 記久子

津村 記久子さんの1冊です。 Wikipediaによると、2011年に第28回織田作之助賞を受賞した作品だそうです。 織田作之助賞についてはこちら↓↓(リンクでとびます) 大阪文学振興会|織田作之助賞 (文学賞にはあまり興味がない私は初めて聞いた賞ですが・・・)…

とうへんぼくで、ばかったれ 朝倉 かすみ 他1冊

どっぷり朝倉ワールドにはまっています。 まずは、図書館で見つけて借りた本がこちらです。 とうへんぼくで、ばかったれ 作者: 朝倉かすみ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 要は、恋が実ったストーカ…

静かにしなさい、でないと 朝倉 かすみ 他1冊

朝倉かすみさんの本2連発でした。最近知った小説家さんで、以前に離婚小説を探していて行き当たりました。 そして、その離婚小説が面白かったので、他の小説も読んでみた、というところです。 静かにしなさい、でないと (集英社文庫) 作者: 朝倉かすみ 出版…

とにかくうちに帰ります 津村 記久子

以前読んだ短編集の中の、一番さくさく読めた(=おもしろかった)作家さんの、短編集です。 とにかくうちに帰ります (新潮文庫) 作者: 津村記久子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/09/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 以前のブ…

幸福な日々があります 朝倉 かすみ

離婚小説を読みたくて、色々検索した結果見つけたうちの1冊です。 幸福な日々があります (集英社文庫) 作者: 朝倉かすみ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/08/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 森子(しんこ)とモーちゃんのお話です。 モ…

ママがほんとうにしたかったこと エリザベス・イーガン

タイトル買いです。 働く母親にとっては、興味をひかれるタイトルです。 ママがほんとうにしたかったこと 作者: エリザベスイーガン,Elisabeth Egan,阿尾正子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/04/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 普段…

そういうものだろ、仕事っていうのは

下記6作家さんたちの短編集です。 重松清、野中柊、石田衣良、大崎善生、森田隆二、津村記久子 そういうものだろ、仕事っていうのは 好きです、こういう短編集。 色んな働く人の視点の物語があります。 特に、森田隆二さんの『きみがつらいのは、まだあきら…

逆襲、にっぽんの明るい奥さま 夏石鈴子

共感共感、共感の嵐でした。 どこの奥さまもこんな感じなのかなあ。 逆襲、にっぽんの明るい奥さま (小学館文庫) 今話題のPTAについてのくだりもありましたね。 夏石さん自身もPTA活動のご経験があり、現実的なところも多かったです。 全部で8つの短編集です…

雪煙チェイス 東野圭吾

前作の「疾風ロンド」は読んでいませんが・・・ 雪煙チェイス (実業之日本社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2016/11/29 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 犯人は誰か!?を予想しながら読み進める、というよ…

祈りの幕が下りる時 東野 圭吾

いかにも東野作品! 加賀恭一郎のルーツに迫っています。 祈りの幕が下りる時 (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/09/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 東野圭吾氏の小説は割と持っていますが、実は加賀…

鉄の骨 池井戸 潤

しばらくさぼっていましたが、その間にも本は読んでいました。 まずは、こちら↓↓ 鉄の骨 (講談社文庫) 作者: 池井戸潤 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/11/15 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (32件) を見る まじで、一…

ファミレス(上)(下) 重松 清

久しぶりに重松清さんの小説を読んだ。 ファミレス、その意味とは・・・? ファミレス (上) (角川文庫) 作者: 重松清 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2016/05/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ファミレス (下) (角川文庫) 作者: …

ランクA病院の愉悦 海堂 尊

久しぶりの海堂作品。 ランクA病院の愉悦 (新潮文庫) 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/05/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 星新一のショートショートを思い起こさせる書きぶり。 海堂作品のいつもの毒の感じもあり、一気に…

友情→亀裂→また友情

対岸の彼女 角田光代 「彼女のこんだて帖」に引き続いて角田光代さんの作品を読んだ。 私が好きな、人の内面の描写が詳細なストーリー。 同年齢、同じ大学出身の、(元)専業主婦(小夜子)と、結婚せず仕事と遊びを楽しむキャリアウーマン(葵)のお話。 キ…

ノスタルジー

カカシの夏休み 重松清 「カカシ先生」という(陰で)あだ名の小学校の先生の一夏。 カカシ先生、その周辺の大人たちがちょうど自分と同じ年代。 これを読む前に「トワイライト」を読んだ。 どちらも、子供の時の仲間と集まって、過去を懐かしむシーンがある…

タイムカプセルからのドラマ

トワイライト 重松清 自分の子供時代を思い出しました。 そちらが本筋のお話ではないのだけれど・・・。 子供時代って、将来にすごく夢を持っていたよね。 自分は何にでもなれると思っていた。 映画に出てくるようなお姫様、小説に出てくるような天才科学者e…

料理にドラマ

彼女のこんだて帖 角田光代 レシピつき連作短編小説集。 出てくる人たちは・・・基本的に料理好きorできる人だなあ。 私が印象的だったのは、「かぼちゃのなかの金色の時間」というお話。 母親の手料理にまつわる話。 なぜ印象的だったか? ズバリ、「自分に…