料理にドラマ
彼女のこんだて帖 角田光代
レシピつき連作短編小説集。
出てくる人たちは・・・基本的に料理好きorできる人だなあ。
私が印象的だったのは、「かぼちゃのなかの金色の時間」というお話。
母親の手料理にまつわる話。
なぜ印象的だったか?
ズバリ、「自分には、そんな料理を子供たちに作ってあげていられるんだろうか?」と思ったから。
毎日忙しさの中で、時短料理ばかり作って、外食することも多くて・・・。
ダシとって~、とか、煮込んで~、とか。
数えるくらいしかやったことないなあ。
いや、ダシに至っては、1回しか本格的にとったことはないかも。
「ダシくらいは自分でとってみよう!」と思ってカツオ節や昆布を買ったことはあるけれど、結局とらなかったことが何回あったか。
で、今回この小説に出てくる料理には、全部レシピがついているけど、やっぱり作らないんだろうな・・・。
食は生の基本だし、お料理で豊かな食卓にしたいな。