ノスタルジー
カカシの夏休み 重松清
「カカシ先生」という(陰で)あだ名の小学校の先生の一夏。
カカシ先生、その周辺の大人たちがちょうど自分と同じ年代。
これを読む前に「トワイライト」を読んだ。
どちらも、子供の時の仲間と集まって、過去を懐かしむシーンがある。
そして、重松さんの作品には多いと思うのだが、ニックネームが出てくる。
いかにも「小学生だよなあ」というニックネーム。
最近、子供のころのニックネームで呼ばれることはあるかな?
大人になってから出会った人にニックネームで呼ばれるかな?
ニックネームで呼ばれると、親近感わくよね。
私は、カズのその後が気になる。
ちゃんと父親と和解できたのかな?
母親と父親の関係は改善されたのかな?
カカシ先生は、先生という以上のことをカズにしたと思った。
もちろん、良い意味で。
こんな先生がたくさんいればいいよな、とも思うが、普段は「カカシ」だしな。