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mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

一流の育て方 ムーギー・キム/ミセス・パンプキン

子どもを一流に育てるには、どうすれば良いか?

私が読んだ育児本の中では最も参考になったかも知れない。

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

 

 ムーギー・キム氏は、1977年生まれ、慶応義塾大学総合政策学部卒。INSEADにてMBA取得。

外資系金融機関の投資銀行部門、大手グローバル・コンサルティングファームなどを経て、大手プライベートエイクティファンドに勤務する。

東洋経済オンラインでの「グローバルエリートは見た!」が大人気コラムとなった。

 

ミセス・パンプキン氏は、1947年生まれ、ムーギー・キム氏の母親で、ほかに3人の子供を持つ。

4人の子供がそれぞれ、プライベートエクイティ・プロフェッショナル、ニューヨーク州弁護士、ロンドン勤務の公認会計士、カナダの大学教員などグローバルに活躍する。現在、東洋経済オンラインの、「ミセス・パンプキンの人生相談」で悩み相談を受けている。

 

本書は7章構成となっている。

第1章:「主体性」を最大限に伸ばす

第2章:「視野」を広げ、天職に導く

第3章:やり抜く力「グリット」を育む

第4章:一流の「コミュニケーション能力」を磨く

第5章:これで自分から「勉強」するようになる

第6章:「勉強以外の勉強」をさせる

第7章:「無償の愛情」を感じさせる

 

それぞれ、副題がついている。

第1章:自分を知り、自分で決められる力を育てる

第2章:選択肢を増やし、得意分野に進ませる

第3章:真剣に挑戦させ、簡単にはやめさせない

第4章:人から信頼されるために必要なコミュニケーション能力の本質

第5章:放任や強制より、「動機づけ」が大切

第6章:テスト勉強より、「しつけ」こそが一生の財産に

第7章:最も大切な親の仕事

 

いわゆる一流大学の学生からのアンケート結果を基に話を進めているため、かなり身近な話としてとらえられる。

しかも、アンケート結果には、相反する回答を並べて載せていたりする。

「こうでなくてはならない!」「こうした方が良い!」という話は基本的にはない。

また、ミセス・パンプキン氏は「こうすれば良かった」「こうしてしまっていた」という自身の反省も記しており、完璧な子育てじゃないことを示している。

そのため、現在子育て中の私も、安心して読んでいけた。

 

さて、7章すべてを紹介すると、長くなってしまうため、最も印象に残った言葉だけ紹介する。

モチベーションを高めるのに最も効果があるのは、自分で挑戦したいことを決めさせることで、子どもを「言いだしっぺ」にすることです。

考えもなくさまざまなことをやらせてみても、長続きはしない。下手な鉄砲はいくら数を打っても当らない・・・と。

ミスは叱らず、原因を考えさせる。-失敗を叱ると、子どもは委縮して嘘つきになる。

たくさん失敗を経験することで、思うようにいかないことに対する対処法や乗り越え方を学んでいきます

失敗を率直に認め、包み隠さず、失敗の原因を自分で考えることの大切さを教えましょう。

これは、よく聞く話ではあるが、なかなか失敗をさせるのは難しい。

親が先回りしてしまうからだ。

子どもの失敗を楽しむためにも、『失敗日記ブログ』でもつけると面白いかもしれない。

子どものコミュニケーション能力を育むうえで一番大切なのは、やはり“親には何でも話せる”という信頼関係です。

幼児期より、子どもに対して権威的に振る舞わず、子どもの世界を理解しようとする柔軟な姿勢を持ちたいものです、と。

子どもにとって最も大切な勉強環境とは、そばにいる親自身が「学習習慣」を持っていることです

働いている親で忙しくない親はいない。そんな親が家にいるときにテレビにかじりついていては、子どもの勉強環境が整っているとは言えない。

親が、子どもに勉強する姿を見せなくてはならないのだ。その姿を見せることで、自然と子供も勉強するようになるようだ。

朱にまじわれば赤くなり、類は友を呼びます。自主放任をうたう多くの過程で、その前提条件として、優れた環境に子どもを置いたうえで、自由を与えていることがアンケートからも見て取れます。

子どもたちは、中学生ともなると、親や先生の言うことよりも、友人の影響のほうが大きい。

だから、しかるべき時期にはまわりの環境を考えて学校なり塾なりにいれてあげよう。

明るくおおらかな家庭で愛情を感じて育った子どもは、そうでない子供たちと比較して、強い自信が備わっている場合が多いものです。

そうだよね。家庭環境、大事だ。

私は子どもの前でよく主人の悪口を言ってしまう。

これは、教育上非常によろしくないから、何とか言わないようにしなければ。

難しい・・・。

 

そして、最も大事なのは、親からの「無償の愛」だそうだ。

結論は、やっぱり「愛情」なんだね。

 

一つだけ、本書に注文つけるなら、どんな分野でも良いので、いわゆる「第一線」にいる人物からのアンケートもとり、その結果を示してほしい。

 

読んだ期間:2016年5月下旬