疲れない脳をつくる生活習慣 石川 善樹
あれ~、どこかで読んだことあるなあ・・・と思っていたら、雑誌のPRESIDENTで読んでいた。
本書は5章構成となっている。
第1章 1日5分の瞑想が人生を変える
第2章 時間管理の肝は睡眠にあり
第3章 仕事のパフォーマンスを劇的に高める姿勢術
第4章 血糖値を制する者は仕事を制す
第5章 疲れない脳をつくるための1日の過ごし方
あまり新しい発見はなかったが、瞑想などの復習になった。
瞑想の基本
調息・・・呼吸を整える
調心・・・精神を整える
調身・・・姿勢を整える
この、「調息」がなかなか難しい。
5秒くらいかけて鼻から息を吸い、10~15秒かけてゆっくり鼻あるいは口から息を吐く。
長く息を吐くのがポイント。
息をゆっくり吐いているとき体内に二酸化炭素がたまってきます。血液中に二酸化炭素が行きわたると、幸せな気分をもたらす神経伝達物質であるセロトニンの分泌が増えていきます。
とのことで、調息により、気分が落ち着くみたい。
とにかく5秒で吸って10秒で吐く、というのを意識して呼吸してみた。
10秒以上かけて息を吐くというのは、結構苦しい。
でも、確かに自分が落ち着いて深いところに行く感じ(なんじゃそりゃ)がする。
これでストレスが取り除かれ、イライラすることがなくなるとのこと。
これなら仕事中でも休憩がてらできるし、駅での電車待ちの時間でもできる。
本を読むほどでもない超細切れ時間に実践してみよう!
扁桃体ハイジャックを阻止する
瞑想をしている人は、そうでない人にくらべて、脳の前頭前野や海馬で神経細胞の密度が増加してるとのこと。
前頭前野というのは、思考や創造性、意思決定など、高次の精神活動を司っている部位。
海馬は、精神活動を司っている部位。
すなわち、瞑想によって、思考、決断力、記憶力と関わる脳の構造がかわるらしい。
さらに、瞑想は扁桃体を縮小させるとのこと。
扁桃体は、怒りや恐怖に深く関係している部位。
扁桃体が活発になると、コルチゾールというストレスホルモンが増え、理性的に考えることができなくなる。
感情が暴走しやすくなるらしい。これを、科学者たちは「扁桃体ハイジャック」とよんでいる。
瞑想による扁桃体の縮小は、感情の安定を生み出す。
さらに、前述したとおり、幸せホルモンセロトニンも増加する。
瞑想っていいことばかり☆
そのほか血糖値の話や、睡眠の話も出てきて、1日の生活全般について参考になるところが多かった。
読んだ期間:2016年6月12日