なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島 聡
時間術の本、らしいです。
私は仕事は納期を守りますが、仕事ではないプライベートのところでの時間が欲しくて読みました。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
- 作者: 中島聡
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
本書は6章構成になっています。
1 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
2 時間を制する者は、世界を制す
3 「ロケットスタート時間術」はこうして生み出された
4 今すぐ実践 ロケットスタート時間術
5 ロケットスタート時間術を自分のものにする
6 時間を制する者は、人生を制す
中島氏は、ご自身の体験を基に話を進めているため、どんな人生であるかがよくわかりました。
そもそもの発端は小学生時代にあった、というところに、普通とは少し違う性質を感じます。
小学3年生だったとき、夏休みの宿題をせずに遊んでいたら、夏休みの終わりにおじさんから(突然)誘われた海に遊びに行けなかった、とのこと。
そして、次の年からは海に行きたいがために(誘われるかどうかもわからないのに・・・)夏休みの宿題には、夏休みが始まったときから手を付けた、と書かれています。
(本書では、「とにかく手を付ける」ことが大事であるとの主張があります。)
普通の小学生なら、去年のことなんかすっかり忘れて、夏休みにはやっぱり遊びほうけてしまうと思うんです。
やらなければならないのはわかっていても、宿題は後回し、ですよね。
私もそんなタイプでした。
でも、中島少年はマインドセットをかえました。
他にも、「やりたいことをやっていただけ」「このようにしただけ」と、さも当たり前のように書かれていることが、私なんかには難しい感じがします。
おそらく、元々の性格が「ロケット」な部分や「のめりこむ」部分が大きいのでしょうね。
そして、好きなものは好き!嫌なものは嫌!というのがはっきりしています。
本書の最後に、人生楽しもうぜ!と書かれていますが、まさに人生を楽しんでいる方だなあ、という感想をです。
さて、この本を読んで、プライベートでやりたいことをやる時間を私が捻出できる気がしたか、というと、それは無理そうでした。
あ、やりたいことをもっとやる、という意味です。
今、いろいろやりたいことはあります。
例えば、雑誌Newtonをゆっくり読みたい
例えば、もう一本ブログを立ち上げたい
例えば、料理のレパートリーを増やしたい
例えば、部屋のものを少なくしたい
など、まあ隙間時間でできることもありますが、やっぱり思う存分やりたいので、まとまった時間が欲しいんですよね・・・。
私が参考にしようと思った言葉
最も良くないのが「ラストスパート志向」です。
締め切り直前ではなく、締め切りよりもはるか前に、期日に間に合わせられるかどうかを見極めることが大事なのです。
考えてから手を動かすのではなく、手を動かしながら考えるのです。
スラックを持っていると仕事の効率が上がっていきます。
本書を読んで、学べることもあったし(ロケットスタート時間術、界王拳、流しで仕事をする)、前から思っていたことが書かれいて「やっぱりそうなんだ」と納得する部分もありました。
あと、中島氏は仕事中毒であるが、好きなことを仕事にしているので人生楽しい、ということもわかりました。
読んだ期間:2016年6月15日-2016年6月16日