仕事力が3倍アップする時間活用法 水口 和彦
2008年出版の少し古いものです。
横書で、少し新鮮な見た目の本でした。
たったこれだけのことで!仕事力が3倍アップする時間活用法―やるべきタスクをらくらくこなすシンプルな原則
- 作者: 水口和彦
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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2008年出版とはいえ、現在でも十分に読んで価値のある書籍だと思いました。
本書は10のpartから構成されています。
Part1 「計画的な行動」を身につける!
Part2 「時間の地図」で計画を実行する
Part3 「段取り上手」になる!
Part4 段取り力を仕事に活かす
Part5 長期的な計画を実現する!
Part6 「プロジェクトの地図」を賢く使いこなす
Part7 「時間の地図」を使った1日
Part8 「先延ばしグセ」へのちょっと意外な対処法
Part9 時間バランスで使い方を見直す
Part10 「時間の地図」で変わること
まず、私が新鮮だったのは、仕事を「アポイント」と「タスク」に分ける、という点。
私は、仕事は「仕事」という大きなひとくくりで考えていました。
「会議」の時間は仕事ができない、すなわち、私が認識するところの「仕事」=「タスク」のようです。
アポイント→時間が決まった予定
タスク→時間が決まっていない計画
この、アポイントとタスクを可視化し、時間の地図を作りましょう。そして、その地図をこまめに見ましょう、というのが、時間管理のポイントみたいです。
私も、アポイントとタスク、は意識して仕事を進めていこうと思います。
段取り
長期的や大きなプロジェクトの場合は、「段取り」が大事になってきます。
「段取り」とは、仕事などの手順や準備の事をさすようです。
よく、「料理が上手な人は段取り上手」なんて聞きますが、本書でもこの例が取り上げられていました。
そして、段取りについては、「料理型」と「買い物型」という2種類に分けられています。
どちらの段取りを行うにしても(あるいは併用するにしても)、大事な3つのポイントがあります。
- タスクやアポイントの計画と実行にもれがないこと
- タスクやアポイントの順番が適切であること
- 期限に間に合うように全体の計画を立てること
詳細は本書を参考にするとして、「段取りが悪い」なんていう人は、この3つのポイントを外しているのかも知れないな、と思いました。
段取りができない人は、時間の地図も作れないのでしょうね。
時間バランス
「段取り」に加えて私が覚えておきたいのが、「時間バランス」。
仕事の時間は多いようで、意外と少ない。
その中で、いかにうまく時間の配分をするか、時間がかかりすぎているタスクを効率化して時間がかからないようにするか、残業をしないで仕事を終わらせるか。
時間バランスが見えると、仕事の効率化をするべきところ、自分のキャパシティ以外の仕事を受けていないかなどが把握できるようになりそうです。
私の現在の課題である、「プライベートでの時間をもっとうまく使いたい!」というところにも、時間バランスが効いてきそうな気がしました。
最後に、本書を読んで、私はとりあえず会社で使用しているGoogleのスケジューラーを、週ごと、月ごとに印刷しました。
おそらく、印刷したものにアポイントやタスクを書き込んでいくことが大事なのですが、まだそこまでできていません。
ひとまず今日のタスクは、「時間の地図」を作ること、です。
読んだ期間:2016年6月15日~2016年6月17日