自分の時間 アーノルド・ベネット
時間を征する者が人生の成功をつかむ!
佐藤優氏推薦!!
- 作者: アーノルドベネット,Arnold Bennett,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
もう少し時間ができたら・・・と思っていないか
時間、は誰にでも平等に与えられる一方、誰に対しても限定1日24時間。
『時間が増える』ことはないのです。
だからこそ、時間の使い方が大事なのです。
わかっているようでわかっていなかった事実をドンッと突きつけられます。
何を焦っているのか
普段の日中の仕事をこなすだけでは満足できない人がいます。
仕事に加えて何かをするように努めれば、不満が少なくなるのではないか、と。
この、仕事以外に何かをやりたい、という欲求は、ある程度精神的に成熟した人たちに共通するそうです。
この欲求を満たさなければ、やらなければならないのにやっていない、という焦りの感情が生じます。
すると、心の平安がいつまでも得られない、という悪い方向へ行ってしまいます。
すなわち、自分で生んだ欲求に対して焦りを感じてしまうのです。
だからといって、この焦りが悪い、ということではありません。
この焦りにどう対処していくか、というのが主題です。
スケジュール表で時間はつくれない
これだ!というスケジュール表を書き上げることができれば、理想的な生き方ができる、ということはありません。
やりたいこと、やらなければならないと思っていることを『やる』ことが大事なのです。
自分の中の不安や不満に対して答えてあげることが必要なのです。
とにかく、『やる』のです。
新たな時間を開拓する
自分の1日をじっくり検討し、時間を有効に使いましょう、と書かれています。
通勤時の、家から駅までの道、どのようなことをしていますか?
ぼーっと歩いていませんか?それは無駄な時間です。
頭の回転を止めてはいけません。
ここですべきことは、頭の働き具合をためしてみることです!
すなわち、何かを集中して考えてみるのです。
「昨日の自分はやりたいことをやったか?」「以前読んだ本の内容について」など、テーマは何でも良いと思います。
私もやってみました。が、びっくりするほど集中できません。
色んな看板、人、車、自転車、ほかの気がかりなこと、などに思考がとんでしまいます。
そうか、自分には集中する力が備わっていないんだ、と思い知らされます。
でも、『集中』というのは、訓練でできるようになるそうです。
朝一番で『集中』することで、脳を刺激し、活性化しましょう。
そのほかの時間も、ぼーっとするのではなく、思考に集中したいと思います。
本書にも書かれていますが、これは「タダ」で「どうぐがいらず」、「どこでもできる」のです。
夕方6時にあなたはまだ疲れていない
ええっ!まさか!そんなはずは!!!
と思いましたね。 だって、仕事を終えて子供たちのお迎えに行くのが夕方6時頃。
口癖は「あ~、疲れた」です。あまりに言うので、まだ5歳の子からでさえ「ママ、、また言ってるよ」と言われる始末です。
でも、本当に疲労感が半端ないのです・・・。
はっ!そうか!思い込んでいるだけなのか!と思うようにします。
でも、確かに、楽しみにしていること(飲み会など)があるとき、そのことを考えるだけでその日一日は光り輝き、より活気に満ちてくるのです。
やはり、私は6時に疲れているわけではないみたいです。
思いと行動との「落差」に気づいているか?
学ぶべきことは何か、それは、「己自身を学ぶ」のである。
著者によると、
心正しき平均的な現代人の生活に何よりも欠けているのは、内省的気分である
内省的気分、すなわち、自分のことを振り返って考えることです。
実際に幸福を手に入れた人たちは、
幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにある
と悟っているそうです。
自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは、無意味な人生だ
自分の生活信条、って何でしょう。
私の生活信条など、ないに等しいです。
これも、考えるべき事項ですね。
もっとも効果的な読書法
生活を豊かにするために、読書を勧めています。
これには大賛成。同意します。
ただし、特に「詩」を読むことを推奨しています。
私は、こちらにはあまり同意できないです。
というか、「詩」には何か抵抗感があります。読みなれていないだけかも知れませんが。
計画の奴隷になっていはいけない
やばい、ばれています。
1日1冊、という安易な目標にしばられつつある私です。
そして、対処法はもっと実現可能な計画を立て直すこと、らしいです。
確かに、1日1冊、という目標にひきずられ、じっくりと本を読めないときがあります。それは、とても時間が無駄だと思います。
よし、1日1冊は中止!と安易に目標を取り下げるのもどうかと思うのですよね。
あれ、目標と計画は違うのかな?違うか。まあ、どちらにせよ、「1日1冊」が自分を苦しめており、幸福な生活から遠ざかっています。
目標は目標として、それに縛られない生活にしていきたいと思います。
読んだ期間:2016年7月5日~2016年7月6日