mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

人生を変える勇気

 踏み出せない時のアドラー心理学

嫌われる勇気、幸せになる勇気 の著者、岸見一郎氏の著書です。

お悩み相談形式で書かれており、いろんな悩み相談に岸見氏がアドラー心理学的回答をしていく本です。

III部、10章構成になっています。

第I部  第1章 自分へのクヨクヨ

     第2章 友人とのモヤモヤ

     第3章 人間関係のムカムカ

第II部 第4章 勉強、就活のグズグズ

     第5章 職場のイライラ

     第6章 恋愛のウジウジ

第III部第7章 結婚のピリピリ

     第8章 育児のドタバタ

     第9章 家族のイザコザ

     第10章 老いのオロオロ

 

割と私自身も悩んでいることが掲載されており、とてもためになりました。

 

人との付き合い方、距離の取り方

人との付き合いでは、どこまで踏み込んで良いの?誘ってもらえないとひがんでしまう。

上記のようなお悩み。私も、わかる~、って感じです。

人との距離を縮めたいけど、あまりずけずけと相手に踏み込んでいくのも失礼では・・・などと考え、距離を縮めることなんて到底できません。

しかも、やっかいなのは、距離を縮めたら縮めたで、さらに付き合い方に悩む、という・・・。

岸見氏の回答は、

他人の課題に土足で踏み込むことさえしなければ、ずうずうしい、馴れ馴れしいと思われることはありません。(中略)そこまで親しくない人でも、誰からも誘ってもらえないとひがんでいないで、自分の方から誘えばいいのです。(中略)ただし、誘ってもいつも断られるとしたら、自分の側に何か問題があるのではと考えないといけないこともあります。 

です。

「相手の課題」、アドラーでよく出てきます。

相手の課題に踏み込まず、誘ってほしいというなら自分から誘い、ほどほどに人付き合いしていこうと思います。

 

 上記を含め、88件の悩みに答えてくれています。

「こんなこと悩んでるのか!」というものから、「そうだよね、わかる」というものまで、バリエーションも豊富でした。

 

私からすれば「贅沢な悩み」もありましたが、そういう悩みには岸見氏もやんわりと「贅沢だよ」と述べていました。

 

アドラー関連は、本書を含めて4冊読みました。

だいぶアドラーの理解が深まったかと思います。

しばらくは、アドラーから離れ、また何か思うところがあれば、アドラーに触れたいと思います。

 

 読んだ期間:2016年7月25日~2016年7月30日