PRESIDENT 2016.8.15号
すぐやる人、グズな人
少し前の号です。
最近、読みが追いつきません・・・。
「グズは年間、600万の損!」と書かれていますが、そ~んなに差があるとは思えないです。
実際の年収での600万の差、というわけではないですが。
経済コラムニストの大江氏によると、
自分でコントロールした時間は二乗分の価値を持ちます
とのこと。これは、業務時間内の話ではなく、業務時間外の話です。
早朝、家族が起き出す前に仕事をする、とか、寝る前に翌日のタスクを書きだす、とか。
タスクの書き出しは、大事ですね。私も別の本を読んで感じました。
タスクのリスト化、行っています。
話がそれました。
今号で最も「なるほど」と思ったのは、戦略的先送り、です。
「先送り」というと、どちらかというとマイナスイメージではないですか?
しかしながら、先送りすることによって、
- 本来やらなくてもすむことであった
- 棚上げすることにより状況が変わり、時間短縮になった
- 火事場の馬鹿力
など、良い面もあるのです。また、「先送り」をするためには、長期的視点が必要になります。
それが本当に先送りして良い案件なのか?この判断を誤ると、火事場の馬鹿力が出ない場合は、大失態となるのは目に見えています。
長期的視点、ビジョンがないと、戦略的先送りができないのです。
適切に先送りできるのは、優秀なビジネスパーソンである証であるようです。
先送りの前置きとして、本号で掲載されていた甲虫の生態は興味深かったです。
弱い者は自然淘汰され、強い者だけが生き残る、というのは自然界の鉄則です。コクヌストリモドキ、という甲虫は、天敵であるクモに襲われた際、一度噛まれたら死んだふりをして動かなくなるのです。
そして、クモは動かないものを餌とはみなさないため、それ以上襲わなくなそうです。
この方法で、生存率93%!死んだふりをせずにいた場合の生存率は36%とのことなので、2.5倍ていど生存率がアップしています。
生き残る、というのは生き物の原点。死んだら何もできません。
甲虫は、死んだふりをして死から逃れているのです。凄い!知らなかった!
私的には、本題よりも甲虫の生態が面白かった今号。
このように興味を惹きつける方法もあるのですね~。
読んだ期間:2016年7月~8月