世界のエリートがやっている最高の休息法 久賀谷亮
マインドフルネス、の本です。
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書は以下のような構成となっています。
- はじめに
- まずはこれだけ!脳の疲労を解消する7つの休息法
- マインドフル・モーメント-「最高の休息法」の物語
- おわりに
マインドフル・モーメント、の章では、物語仕立てで色々なマインドフルネスの方法が紹介されています。
この章に関しては「嫌われる勇気」を思わせる感じでした。
脳の休息とは?
身体が疲れている、というき、脳も疲れています。脳の疲れを癒すことで、身体の疲れ、だるさも解消するそうです。
そのためには、マインドフルネス!
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そもそも、脳の消費エネルギーの大半は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳回路に使われています。
DMNとは、何もせずにぼんやりとしている時にも働き、脳の消費エネルギーの60-80%を占めるとか。
いわば、自動車のアイドリングのようなイメージです。
つまり、脳を休ませようと思えば、DMNの活動を抑える脳構造をつくるのが大事なのです。
ここで出てくるのがマインドフルネスです。
マインドフルネスとは、瞑想などを通じた脳の休息法の総称、だそうです。
マインドフルネスの方法
大きく、以下の7つの方法があります。
- マインドフルネス呼吸法
- ムーブメント瞑想
- ブリージングスペース
- モンキーマインド解消法
- RAIN
- やさしさのメッタ
- ボディスキャン
それぞれの方法については、本書を参照していただければ、と思います。
脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれます。
すなわち、心がいまにない状態です。心をいまに取り戻そうとする方法が解説されています。
マインドフルネスとは、心をいまに取り戻そうとすることです。
少しだけ紹介すると・・・。
食事瞑想-ランチタイムにできる脳の休息法-
目の前のものを、初めて食べるかのようによく見てください。
味、においにも細かく注意を向け、口の中に当たる感じや喉を通っていく感じに集中してください。
それで、心をいまに取り戻します。
歩行瞑想
歩いているときに、自分の手や脚の動き、地面と接触する感覚に注意を向けましょう。
それで、心をいまに取り戻します。
自動操縦モードから脱却する
膨大な仕事量をこなす、デキるビジネスマンが周りにはいませんか?彼らはマルチタスクになれており、同時並行でいろんな事ができます。
しかし、その反面で1つのことに集中する、という集中力を失いかねないそうです。
また、歯磨きや着替え、など、普段無意識にやっていること、ありますよね。これも、自動操縦モードになっています。
マルチタスクや無意識の状態のとき、意識はいまにはありません。
意識をいまに取り戻すために普段から呼吸や動作の一つ一つに集中してみましょう。
普段からマインドフルネスを取りいれ、ストレスなどに強い脳を作ることを心がけたいですね。
読んだ期間:2016年12月14日