自分から勉強する子が育つお母さんの習慣 村上綾一
やっぱり、なんだかんだ言っても子供には自発的に勉強してほしいのが、親の正直な気持ちですよね。
1日10分で大丈夫! 「自分から勉強する子」が育つお母さんの習慣
お父さん、はほぼ話に出てきません。
子どもと接する時間が長いのは母親だからしょうがないのかも知れませんが。
この本を読んで、いくつかわかったことがあります。
まずは、子は親の鑑である、ということ。
やはり、親に似るものです。ほんわかした親の子はほんわかと育ち、感情的な親の子は感情を抑えきれない子に育ち、知的な親の子は知的に育つ。
私も、今更ながら子どもの前での自分の行いを反省するばかりです。
よし、今日からは女優になるぞ!理想とする母親像を演じるのだ!
(いつか爆発してしまいそうですが・・・)
本書にも、「演技でもいいから親が勉強するところを見せること」と書かれていますし。
また、子は褒めると伸びる、ということ。
人間、誰でも褒められると嬉しいですよね。
褒めて何かをさせると、褒められることが目的になる(=それは褒められないと、しない)という考え方ももちろん一理あると思います。
私も、褒めるときには上記の理屈が思い出され、褒めることを躊躇することがあります。
でも、それって、子どもにはあまり良くないことなのかも知れません。
自分の子供時代を思い出すと、褒められて調子に乗ってもっと頑張る、という図式は確かにありました。
大人になった今は、褒められるためにするのではない、というのは頭ではわかっています。が、やはり褒められると嬉しいものです。
上手に褒めながら、子どものことを認めていくことが大事なのでしょう。
最後に、小学校低学年なら、読み書きそろばんに力を入れること。
これらの能力を磨いておくこと。そして、継続して学習する習慣を身につけること。
習い事でも家庭学習でも、『毎日続ける』ことが大事なんです。
それが、中学年、高学年、ひいては中学生以上で勉強していく基礎となるわけです。
低学年の勉強に結果を求めてはダメです。
それこそ、努力の過程を褒めるようにしなくてはなりません。
そして、成績が良くなったり、勉強の面白さに目覚めたりで、そのうち自発的に学習に取り組んでくれるようになることを待ちましょう・・・。
(待てるかな(+_+))
他にも具体的にどうすれば良いのか、子どもに読んでもらいたい本、参考書なども紹介されていました。
必読です。
読んだ期間:2017年6月25日