この世にたやすい仕事はない 津村 記久子
津村 記久子さんブームもまだまだ続いています。
好きな作家さんの小説は、さくさくと読み進みますね♪
ん~、やっぱり面白い!読んで良かった~^^
一人の女性が色々な仕事をする様子が、仕事ごとに章に分かれて書かれています。
『本当にこんな仕事あるの!?』というような仕事もあったりして、楽しいです。
第1話の『みはりのしごと』というお話で、ぐっと惹きこまれました。
ある人物を隠しカメラで録画した様子をひたすら見ながら、ある特定の行動をしないか、その兆候がないかなどを見張る仕事です。
録画を見る仕事なので、途中で一時停止して休憩しても良いし、慣れてくれば、2つの録画を並行して見ることもできる。一見楽そうな仕事です。
でも、ず~っと座っていないといけなかったり、対象者に生活を影響されたり、弊害も多いようです。主人公は、どっぷり対象者にハマり込んでいましたよ。なんか、一方的友情が芽生えそうな感じ。
私なら、「1週間くらいならバイトでやりたいなあ。でも、時給低そう・・・」といった感じの仕事です。
本当にあるのかな?
その他も、変わった仕事にばっかり就く主人公です。
仕事コロコロ変わるし、自分のことを凄く卑下した感じの主人公ですが、どの仕事もそれなりに、あるいはそれなり以上によくこなしています。
実は主人公って相当優秀じゃね?と思えます。
うんうん、良かった。
読んだ日:2017年10月下旬
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あえて書くことではないかも知れませんが、下記小説、テレビ番組でだいぶ前に紹介されていて、大絶賛だから・・・と、あまり本を読まない主人が買ってきました。
「純文学」というジャンルで見れば優秀な作品なのだそうですが、私には純文学は理解できないようで、1/4ほど読んで、読むのを止めてしまいました・・・。
意味が本当にわからなかったです。
好きな人は好きなんだろうなあ、という感じです。