学校へ行けない僕と9人の先生 棚園 正一
不登校マンガ第5弾。 現時点では、これが、私が読んだ不登校マンガの最後です。
これは、小学校、中学校と不登校だった男の子の事例です。
本人目線のマンガです。学校に行けないお子さんの気持ちが詳細に描写されており、読んでいて本当に切ない場面が多かったです。
9人の先生。色んな先生が出てきます。学校の先生、不登校カウンセラー、塾の先生。最後に、鳥山明先生。
この方の場合は、絵をかく、マンガをかく、ということに熱中でき、最終的にはそれを仕事にまでできています。
それも、鳥山明先生と出会ったことが、彼の人生を決めた全てのようです。
出会った、まさに言葉の通り「出会った」。鳥山明先生のマンガに出会ったのではなく、ご本人に出会いました。
そして、自分のマンガを見せ、認めてもらった。
そこから人生が変わっています。
この方と鳥山明先生を引き合わせた、周囲の大人の働きかけも凄いですが、会ってくれた鳥山明先生も凄いです。
そして、尊敬する鳥山明先生に、自分のマンガを認めてもらった。
自分の存在に自信が持てるようになったのですね。
その子のことを認めてあげる、これは、大人から子どもに対してできるとっても大事なことだと思います。(もちろん子ども社会での認め合いも大事でしょう。)
当たり前ですよね。会社でだって、認めてもらえないと辛い思いをするわけです。自分に置き換えて考えたら簡単なことです。
この方、不登校になったきっかけが、1年生の担任だった先生に強く怒られたことのようです。
ここでも担任が原因!?
学校の先生って、色んな仕事があって大変みたいですね。
でも、子どもの心に寄り添うことを忘れないで欲しいです。
学校の役目って、勉強だけではないですよね。
勉強以外の、人と人の関わり合い、学校の先生はここに重点を置いてほしいです。
(勉強も、関わりも、あれもこれも、と望む私のような親がいるから、先生が忙しくなるのでしょうか。)
読んだ日:2017年12月17日
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