mayu-banzaiの日記

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33歳漫画家志望が脳梗塞になった話 あやめゴン太

脳梗塞、恐ろしいです。

33歳漫画家志望が脳梗塞になった話 (ふんわりジャンプ)

33歳漫画家志望が脳梗塞になった話 (ふんわりジャンプ)

 

33歳、というと、私よりも年下。会社員と漫画家(志望)の2足のわらじを履く女性のお話です。

昼間は会社で働き、夜は漫画に時間を費やす。そんな生活にはつきものの、食生活の乱れ睡眠不足も当然のごとくありました。(それが直接の原因かはわかりませんが・・・)

 

著者は、ある日の朝、左腕の麻痺から始まり、左足、左手指、と左半身の症状が進んで行きます。出勤後、すぐに早退をして病院に行くも、その時すでに7時間経過。

脳梗塞の治療は、早く始めるほど回復の可能性が高くなるそうです。言い換えれば、発症から時間が経てば経つほど、回復の可能性が低くなります。

著者の場合、回復するとしたら、1年間のリハビリが必要、とのこと。1年間リハビリをすれば、必ず回復するわけではないのです。その事に気づいた時点で、「何故症状が出た時にすぐ救急車を呼ばなかったのだろう・・・」という後悔。

 

普通の人だったら、左腕が少し動かない、くらいでは救急車とか救急病院という発想にはなかなかならないですよね。私もならないと思います。

脳梗塞を含む、脳卒中の怖さについては漠然とは知っていても、それを自分の症状と結び付ける、というのはかなりレベルが高い行動かと思います。だからこそ、コミックでもテレビでも書籍でもなんでも良いので、症状や病気の進み方等の知識を深めることが大事だと思いました。知っている量が多ければ、自分に症状が出た時に直感的に結びつけられる気がするからです。

 

さて、内容に話を戻しますが、このコミックは脳梗塞の理解を深めるための入り口には最適かと思います。漫画って、読むのにとっかかりやすいんですよね。

また、脳梗塞に関するある程度の情報も載っているし、著者の体験が割と細かく描かれているので、結構役立つんじゃないかな、と思います。

 

読んだ日:2018年3月末

33歳漫画家志望が脳梗塞になった話 (ふんわりジャンプ)

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