mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

病院と薬の嘘と本音 米山 公啓

医師により書かれた本です。

Dr.米山の本は、私が高校生くらいの時によく読んでいた記憶があります。まだ現役で執筆していたんだなあ、という驚きと、興味深いタイトルに思わずamazonで検索しました。

surprisebook/病院と薬のウソとホンネ

surprisebook/病院と薬のウソとホンネ

 

見かけたのは近所のコンビニです。Amazonではprimeの対象外だし、出版社も聞いたことないし、上のamazonのリンクでの発売日が2018しかないし、何とも不思議な本です。

 

内容も、病院・医者嫌いの人には食いつきそうなものが盛りだくさん。

私も、一部「ふむふむ、なるほど」と思う内容が結構ありました。(病院や医者が嫌いなわけではないのですが。)

 

健康診断。

毎年律儀に受診していませんか?いや、健保から勧められるし、お金もかからないし(そのときの自己負担という意味で)、受けて損はないでしょう、とお考えの方!

その考え方少し変わるかもしれませんよ。

私もそろそろ健康診断ですが、はっきり言って、あんまり行きたくないなあ、というところです。

 

また、名医本を見ながら名医にかかりたいと思っている、そこのおばあちゃん!名医なんて、本当にいるんでしょうか?

ここで少し持論ですが、医者と患者は、やっぱり相性が一番だと思うのです。いくら「名医」と紹介されていても、考え方や性格が合わなかったらダメですよね。

なんでも包み隠せず相談できる人がかかりつけ医だと、一番安心だと思います。結構、「医師にこんなこと言ったら怒られるから」とか「こんなこと聞いたら気を悪くしそうだから」と、本音を言えずにいる人もいるみたいです。

そんなときは、別の病院でも良いのではないですか?その病院あるいは医師ではないといけない理由はありますか?特に、内科なんて、たっくさんありますよね?

特殊な病気で、その医師じゃないと診られないのであれば、その医師にこだわる必要があるのかもしれませんが、症状安定していて、あとは薬で調節ね、というくらいならば、話しやすい医師が良いと思うんです。どうでしょう?

 

ジェネリック医薬品についても書かれています。

薬局で「ジェネリック医薬品の希望はありますか?」なんて聞かれて、(役所からジェネリック使うようにお達しが来てたから)「ジェネリックにします」なんて、よく考えないで答えていませんか?

ジェネリック医薬品はもちろん、先発医薬品との生物学的同等性を試験したうえで、厚労省に認可されているお薬ですが、先発医薬品とは添加物や製造方法が異なったりしているのです。だから、ずっと使っている薬をジェネリック医薬品にすると効き目が変わったりするようです。

ジェネリックならではの工夫がこらされているものもあるので、一概に先発が良くてジェネリックは良くない、とは言えません。先発の湿布だとかぶれるけど、ジェネリック医薬品にしたらかぶれない、などもたまに聞く話です。

 

全体としては、ちょっと医者の裏側を覗いた気分になれる内容でした。

コーヒー片手にクッキーでもつまみながら読むとよいかも知れません。この手のたぐいの本は、あんまり真剣に読まないのが良いですね。

 

読んだ日:2019年2月上旬

surprisebook/病院と薬のウソとホンネ

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