うちのでこぼこ兄妹 寺島 ヒロ
発達障害に関するコミックエッセイ、増えましたね。
発達障害(ASD)の兄タケルと発達障害(ASD傾向)の妹いっちゃんの色んなエピソードが載っています。
得意なこと、興味のあることには 夢中になり才能を発揮するが、そのほかのことに関しては鈍い面があります。
朝起きられない、スイッチがなかなか入らない、感覚の過敏がある等々、よく耳にすることが実際に描かれています。
お母さんも発達障害があるらしく、育児家事は大変だと思いきや、読んでいる限りはとてもうまくやっているように見えます。
子どもたちの特性をしっかりと理解し、出来ない事を強要せず、子どもたちのペースで過ごしています。学校に1時間目から行けなくても、しょうがない。だって起きられないし、スイッチが入らないから。
割り切っています。
発達障害であろうがなかろうが、子どもの性質を知る、というのは育児においてとても大事なことだというのは、異論のないところだと思います。
それがきちんとできているお母さん。見習いたいです。
可愛らしい絵とわかりやすい文章でサクサク読んでいけます。
自分の子供は発達障害ではないのかな?と感じている保護者の方に特におススメです。
このお話を読むと、発達障害はかなり特徴的です。少しばかり手がかかったり、少しばかり動き回るくらいは個性のうちだなあ、と思いました。
読んだ日:2019年3月16日
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