ママがほんとうにしたかったこと エリザベス・イーガン
タイトル買いです。
働く母親にとっては、興味をひかれるタイトルです。
普段、海外の作家さんの本は、フィクション、ノンフィクションに関わらず滅多に読まないのですが、即買いでした。
ウソです。
若干高いので、「失敗したら(面白くなかったら)いやだな~」という思いから、しばらくはアマゾンの『あとで買う』に入っていました。
で、1か月くらい寝かせてから、やっぱり読みたかったので、買いました。
本の帯には、クリス-ウェブ佳子さんのコメントが載っています。
人生はバランスが崩れた時にようやく本気で動き出す。
なんか、「はっ」としました。とういうのも、私自身少し前に環境が大きく変わり、まさに「バランスが崩れ」ているところだと思ったからです。
新しい生活のリズムに乗りきれず、ストレスばっかりため込んでいたように思えます。
この本の主人公である、3人の子供と弁護士の夫がいる女性も、夫の独立、そして自身の転職から、生活がガラリと変わります。
ハードワークな職場、疑問を持ったまま進める仕事、自身の父親の体調不良、等々ストレスフルな生活の中で、一体自分はどうしたいのか、どのような母親になりたいのか、何がしたいのか、何がしたかったのか、考えながら毎日を過ごしています。
本当にこれが自分の望んでいた生活なのか?
最近、私はよく、このように思います。一体自分は何がしたいのか?どんな人生を歩みたいのか?今するべきことはなんなのか???
それを解決するヒントになるお話だと思いました。
バランスが崩れた時こそ、本当に自分の望むことを考えるチャンスなのです!
ただ、一つだけ「あ~、日本とはやっぱり違うなあ」と思ってしまったことがあります。
何を隠そう、シッターさんの存在。海外では学生などがアルバイトでシッターなどをするのが当たり前のようですが、日本ではなかなか無いですよね。
結局働いている、という背景は同じですが、シッターさんが学校のお迎えや習い事の送迎、子どもの相手などをしていることを考えると、やはり環境は割と異なりますよね・・・。
読んだ期間:2017年7月~8月