不登校の日常 久遠 まこと
高校生女子不登校生のお話です。
双子の姉がいて、同じ高校に通っています。
父は忙しく、なかなか家に戻らず、母親はいません。つまり、双子姉妹で日常生活しています。
姉は優等生で、不登校をしている妹のことを心配しつつも、イラつくことも多いようです。
読んだ感想ですが、はっきり言って、なんじゃこりゃ、です。
2巻で終わってくれてよかった。
まず、不登校の娘がいてもなお自宅に帰らない父親(事情があるのでしょうが)。
双子の姉に不登校の妹の世話を丸投げしています。学校からの呼び出しがあれば行くみたいですが、それ以上のことはせず、放置。
父親とは、そういうものなのでしょうか。
そして、そんな状況を受け入れて妹の世話をしている姉。
姉といっても双子の姉なので、同じ高校生です。
不登校の妹を何とか学校に行かせようと、色々画策しますが、いつも実を結ばず。
色々な人がいるとはいえ、不登校の妹にそこまで関わる兄弟姉妹はかなり少数派だと思います。家事もやり、不登校の妹の世話もし・・・いつか爆発すること間違いなしですね。
最後に、不登校本人のこと。
高校生の不登校ってこんなにぐ~たらしてるの!?という感じ。お腹がすいたらピザを頼み、ゲームをクリアしたら日中でも買いに出かけたりしています。
学校に行きたい、けど、行けない。
この気持ちを表すような描写は多くありません。
というか、主人公は学校に行きたい、と思っている様子がありません。
なら、辞めればいいのにね。
しかし、これが現実に即して描かれているとすると、私の子供が不登校高校生になった場合、うまく対応できる自信はないです。
この漫画を読んで、不登校生が誤解を受けなければいいな、と思います。
読んだ日:2019年3月中旬
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