漫画君たちはどう生きるか 吉野 源三郎
話題になってからだいぶ時間が経ってしまいましたが・・・。今更ながらも読んでみました。
正直、内容難しいです。本嫌い、だけど漫画読む、という感じの人だったら、途中でギブだと思います。
これは、漫画を軽く見ている訳でも、漫画しか読まない人を軽く見ている訳でもありません。(そのように受け取られた方がいらっしゃったら、申し訳ありません。)
漫画だからサクサクっと読めるかな、という私の考えは大きく裏切られました。
本の表紙にもなっている主人公の少年と、そのおじさんの物語です。
少年の身の回りで起こる出来事、それに対しての少年の考え、は、漫画でストーリー仕立てとなっていますが、大事な部分はおじさんの書き記したノートを読む、という形で文章で記載されています。
その中にこそ、本来伝えたいであろうことが書かれています。
その内容は、とても心に響きます。大人が読めば、若かったころの素直な正義感を思い出し、子どもが読めば、どのような大人になるべきかが分かるような内容だと思います。
ただし、多くの子どもは、文章のところにくると、読むのに飽きてしまう気がします。
よって、この本は、漫画になっているとはいえ、大人向けの内容であり、読んだ大人が周りの子どもを導いていけるように教え、考えさせていくものだと感じました。
原作も気になるところです。
読んだ日:2018年5月22日-23日
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