静かにしなさい、でないと 朝倉 かすみ 他1冊
朝倉かすみさんの本2連発でした。最近知った小説家さんで、以前に離婚小説を探していて行き当たりました。
そして、その離婚小説が面白かったので、他の小説も読んでみた、というところです。
この本は、「アイタタタタ」という方々がたくさん登場されます。短編集で、それぞれの主人公が「イタイ」わけですが、読んでいて気持ちが良いような、なんかモヤモヤして気持ちが悪いような。私もイタイ人たちの仲間入りしていたらどうしよう!?なんて他人の目を気にするのは、自由に生きられない第一歩ですね。
主人公以外の心の動きが全く描かれていないので、周りの登場人物の気持ちなどが知りたいところです。
でも、実生活でこんな人たちが周りにいると、大変そうだなあ、なんて思いました。
「・・・」というのが、素直な感想でしょうか。
なんとも言えない独特のワールドです。あまりこのような世界観は好きではないので、なんか読んでいて疲れました。なんだかんだで最後まで読みましたが。
いろんなワールドがあるんですね。
どのお話の主人公にも、私はなれない気がします。
読んだ日:2017年9月中旬