「天才」は学校で育たない 汐見 稔幸 他1冊
教育について考えるために読んだ、わけではありませんが、今の教育の現状を知りました。ある一面だけを見ているのかも知れませんが。
ちなみに、何か不登校解決の手がかりはないかな、と思って読んだ2冊です。
もう1冊はこちら。
尾木ママと考える いじめのない学校といじめっ子にしない子育て (未来への教育シリーズ)
- 作者: 尾木直樹
- 出版社/メーカー: ほんの木
- 発売日: 2012/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どちらも今の日本の教育制度について物申していました。今の義務教育制度は時代遅れだ、というところです。
学力を教科のテストではかり、その優劣をつける今の体制では、今後世界から取り残されていくばかり。
知識、なんていうものは、どれだけ頑張って身につけても、結局AIには負けてしまうのです。これからは、「考える力」「議論する力」「創造する力」が重要になってくるようです。
President FamilyやAERA with Kidsなんかも定期購読している身としては、そのこと自体は特に目新しい事実ではありませんでした。
知識だけでは今後はやっていけない、それはすでに理解しています。
(それでも子どもに対して、学力を伸ばす方向に動いてしまうのですが・・・。)
しかしながら、自分の子供が現在進行形で属している「学校」を通じた義務教育の制度に対する批判を読んで、「うちの子は、このまま学校に行かない方が幸せになれるのではないか?」「ホームスクーリングの方が、無理やり登校できるようにするより、子どもの才能を伸ばせるのではないか?」など、学校に対する疑問が生じました。
これまで、楽しいことがなくても当然のごとく小学校に通い、中学校に通い、最終的には大学院まで出た私なので、学校に疑問を感じるなんて、すごく進歩です。
学校で過ごすことが良いか悪いかは置いておいて、子どもが不登校にならなかったら、「行くものだから」と漫然と学校に通わせていたでしょう。
これをキッカケに、子どもが通う学校のやり方について吟味し、意見できる保護者になりたいです。
あと、不登校になったわが子に対して、少し「もしかして凄いやつじゃないのか?」という思いが芽生えました。
学校に行きたくないから行かない。そう感じて、行かない決断をしたわが子、なかなかできるものではないですよね。増えたとはいえ、不登校はマイノリティですから。
今を乗り越えれば、これから先は大丈夫。ブラック企業で過労死なんてすることはないと思います。「Noと言える日本人」ではないですが、本当に嫌なことからは逃げられる能力があるのですから。
また、不登校を応援するわけではありませんが、子どもの本当にやりたいようにさせてあげるべきかもな、と心から思い始めています。
(本人が行きたくないなら、無理やりは行かせない。これは、不登校に関する本では当たり前のように書かれています。しかし、以前の不登校マンガの時にも書きましたが、本人が動くまで待つ、というのは本当に大変なのです。)
ただ、学校に行かないでやりたいことだけさせる、というと、現状わが子は「テレビ」「マンガ」「ゲーム」になってしまうかなあ、と思います。
それも必要な時間なのかも知れませんが、やっぱり親としては悩んでしまいますね・・・。
読んだ日:2017年12月23日~26日
尾木ママと考える いじめのない学校といじめっ子にしない子育て (未来への教育シリーズ)
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