わたし、定時で帰ります 矢野 帰子
今クールドラマ化された小説です。
定時退社を死守する結衣と、元婚約者の晃太郎(かなりのハードワーカー)、晃太郎の仕事上の恩人である福永(その場しのぎの上司。部下にかなり無理強いをする)などが登場します。
結衣は、定時退社をすると行きつけの中華料理店に行って、ビールと夕食を済ませて帰宅します。
定時退社できるのは、業務量が少ないわけではなく、効率的に業務をこなしているにすぎません。
そんな結衣vs晃太郎、結衣vs福永、結衣vs同僚等々、定時退社(残業しない)をキーワードに物語が進んでいきます。
私も効率化&定時退社できる人のほうが、残業残業で会社にずっといる人よりも有能ではないか、という考え方です。もちろん、人にもよると思いますが、私の知る限りでは、定時後も残っている人は、例えば
- 業務中の私語が多い
- 仕事が異常に細かい
- 休憩が多い
- メールチェックが多い
等々の人が多いと思います。
いや、おしゃべりしている間に仕事済ませようよ。ちょっとした雑談はコミュニケーションにもなるかと思いますが、いきすぎた長時間の雑談はサボりですよね。
あとは、求められている以上のクオリティを求める人とか。性格もあるのかも知れませんが、80%できれば上々のところを、100%を求めてしまう人ですね。
適度にこなしていくことも重要だと思います。
結衣は果たして定時退社を続けていくことができるのか?会社の同僚の意識は変わるのか?
会社に勤めている人であれば、興味を持って読むことができるのではないかと思います。新人の来栖もなかなか良い役割を担っています。
育休から復帰して、やたら燃えているワーママも出てきます。(仕事に集中することは否定しませんが、このワーママはやりすぎ感が・・・)
「あ~、わかるわかる」
「いるいる」
こんな風に思いながら読めるし、自分の職場の人に当てはめながら読めば楽しさ倍増かと思います。
働く人には男女問わずおススメです。
私は小説を読むと自然とキャスティングしちゃうのですが、今回はこのようになりました。
種田晃太郎(結衣の元婚約者):玉木宏(実際のキャスト→向井理)
諏訪巧(結衣の現婚約者):城田優(実際のキャスト→中丸雄一)
来栖泰斗(新人男子、結衣の下についている):山田裕貴(実際のキャスト→泉澤祐希)
三谷佳菜子(結衣の同僚):高橋メアリージュン(実際のキャスト→シシド・カフカ)
福永清次(部長。種田の恩人):小沢征悦(実際のキャスト→ユースケ・サンタマリア)
吉高由里子さん、向井理さん、シシド・カフカさんはちらっと頭をかすめ、イメージ通りの人たちです。でも、玉木さんが見たかった。
読んだ日:2019年4月4日
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