子どもを勉強好きにする20の方法 西村創
何とか子どもに自発的に勉強するようになって欲しい母親は、私です。
でも、そんな母親、多いですよね!?「元気なら何でもいいわあ」と心から思える母親って、そんなに多くないですよね!?
河合塾講師の方が書かれた本です。
この本でいうところの「子ども」は、小学校高学年以上の子たちかな、という感じでした。
本書の構成は以下の通りです。
第1章:子どもの感情を優先する新法則
第2章:勉強意欲を伸ばす力・見守る力
第3章:子どもを変える塾講師のプロ技
第4章: 「勉強する子」の親の習慣
それぞれの章で、さらに小項目に分かれています。
ここでは、最も印象深かった、第1章で紹介されている『五本指の心がけ』について触れたいと思います。
親指の心がけ⇒「親」がやる気を出す
子どもに勉強してほしければ、親が勉強している姿を見せるべきだそうです。
親が、子どもお手本にならなければならないのです。
子どもが勉強しているのに親がスマホをいじっていたり、テレビを見たりしていては、台無しです。行動は言葉以上に影響力を持っています。
人差し指の心がけ⇒「人」と比べず過去と比べる
こどもが嫌がる親の説教ワースト1位は、「ほかの子や兄弟と比べる」ことだそうです。子どもに刺激を与えようと、「○○ちゃんは××してるらしいよ」などはNGです。
自分が否定されたように感じる子もいるようです。
比べるなら、過去の姿と比べて、できるようになったところを褒めてあげるのが鉄則です。
中指の心がけ⇒「中」間目標を設定する
子どもには自分で最終目標を決めさせるべきですが、高すぎる目標を設定する傾向にあるようです。それを、短期目標、中期目標とブレークダウンして、最終的には子どもが設定した目標を達成できるようにするのが、親の役割だそうです。
うちの子たちはまだ受験とかには関係のない年齢なのですが、中指の心がけは、どんなことに対しても有用なやり方ですよね。
薬指の心がけ⇒「薬」になる失敗をさせる
詳しくは省きますが、「失敗は成功のもと」です。
小指の心がけ⇒「小」さなことにもゲーム性を取り入れる
この本で「なるほど!」と思ったのは、ゲーム性の中に運の要素を入れる、ということです。
これ、難しいですよね・・・。親と計算問題の時間を競う、というゲームに、どのように運の要素を入れれば良いですかね?
それを考えるのが、親指の心がけ、につながるのだとは思いますが・・・。
う~ん。
上記のお話は、20の方法のうちの、わずか1つです。
最初にも書いた通り、対象年齢が小学校高学年以上かと思います。
幼い子供にも取り入れることができることは、取り入れた上で、また数年後に読んでみることにします。
読んだ期間:2017年7月くらい