mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

そういうものだろ、仕事っていうのは

 

下記6作家さんたちの短編集です。

重松清野中柊石田衣良大崎善生、森田隆二、津村記久子

そういうものだろ、仕事っていうのは

好きです、こういう短編集。

色んな働く人の視点の物語があります。

特に、森田隆二さんの『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』と、津村記久子さんの『職場の作法』が好きでした。

きみがつらいのは、まだあきらめていないから

これは、うつ病の中間管理職と、病気になったその妻のお話です。

私は、病気の人の話を読んでいると、なぜか共感できて気持ちが落ち着く気がします。

最終的には、夫と妻の心がつながるところで終わっていますが、内容とともに気になったのは、抗うつ剤を酒とともに服用する場面があることです。

その後、どんな感じで意識を失うか、まで書かれており、人によっては抗うつ剤を酒とともに服用したくなるのではないか、と余計な心配が生まれました。

余談ですが、著者の方は、抗うつ剤と酒を併用したことがあるので、その感じがわかるのでしょうか?それとも、想像なのでしょうか?少し興味があります。

職場の作法 

これは、情景がリアルに想像できるお話でした。

事務のおばちゃんやベテランの下働きのおばちゃんを、見下している人はいませんか?

そういう人は、知らない間に、仕事で仕返しされている可能性があるようです(笑)

著者の方を、私は知らなかったのですが、ほかの小説も読んでみたいと思いました。

そして、ネットでポチっとしてしまいました(汗)

 

本で破産した人はいない、とは、誰の言葉だったでしょうか。

それを信じて、本を買い続ける日々です。 

 

読んだ期間:2017年6月17日~19日