アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド 福西勇夫ら 他3冊
興味あって、アスペルガー関係の本を4冊読みました。
1冊目↓↓
マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド
- 作者: 福西勇夫,福西朱美
- 出版社/メーカー: 法研
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本
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他の3冊に比べると少しだけ専門的だと感じました。ADHD、LDにも少し触れられています。マンガだけど、内容は濃い感じです。
様々な場面でのアスペルガー症候群の人の行動やその裏の思考が具体的に解説されており、また、診断方法や治療方法等も解説してあります。「もしかしてあの人アスペルガー?」という心当たりのある人は、この本を読んでみると良いと思います。
もちろん素人判断で「あいつはアスペルガーだ!」と決めつけることはNGですが、「アスペルガーかも?」と考え、接し方をこちらが学習することで、これまで感じてきた不快感や違和感等をやわらげることができるかも知れません。
2冊目↓↓
空気が読めない・融通がきかない・感情の凹凸が激しい マンガでわかる 私って、アスペルガー! ?
- 作者: アズ直子,関根沙耶花,しおざき忍
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2018/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アスペルガー症候群の方が著者なので、アスペルガー症候群の人の気持、思考がよくわかります。
アスペルガーではない人からしたら「なんでそんなこと!?」というような行動も、本人にしてみれば理屈があります。
アスペルガー症候群の人は他人の感情がわかり辛い、お世辞が通じない、嫌味が通じない、などの特性があるそうです。アスペルガーではない人からしたら、「付き合いづらい・・・」となりますが、本人たちも人と違っていることに苦悩している様子を知ることができます。
アスペルガー症候群の人の、こちらからすると考えられない行動も、その思考過程を知ると納得できる部分もあります。私自身も「そう考えるのね」と、納得した部分があります。
また、医師からのコメントも掲載されています。
アスペルガー症候群本人の思考回路を知り、医師から見るとそれが一体どういうことなのか、具体的にはどのように解決していけばよいのか、色々なことが学べる1冊です。
3冊目↓↓
マンガとしては絵が酷いものですが、4冊の中では最も詳しく「カサンドラ症候群」について触れられています。
アスペルガーの人と付き合うのは、その特性を理解して、上手にやらないと、とてもしんどいものです。したがって、アスペルガーの人と親密に接する人たち(多くは妻)にも精神的症状が現れることがあります。
それをカサンドラ愛情剥奪症候群というそうです。
自分の配偶者がアスペルガー症候群かも、部下が、友人が・・・と、身近にアスペルガー症候群、あるいはその傾向がある人がおり、自分は鬱々としてしまう、そんな人は要注意です。
4冊目↓↓ これはマンガではありません。
この本を読んで、「これが毒親と言われる人たちかも・・・」と思いました。
毒親のすべてがアスペルガー症候群ではないと思いますが、一定数以上はアスペルガー症候群であり、また、それに気づいていない人たちなのだろうと思います。
また、自分もその気があるのでは・・・?なんて心配になりました。一度病院に行って診断受けてみたい気持ちです。
ただ、「こういう言動はアスペルガー症候群の可能性がある」と知ることができ、自分はどうなのかと顧みることができる内容でした。
本のタイトル通り、自分の母親に対して疑問を抱いている人も是非読んでみるべきかと思います。
母が何かおかしい、よその母とは何かが違う、そう感じたら一度アスペルガー症候群を疑ってみるのも一つの方法です。
読んだ日:2018年4月下旬
マンガでわかる アスペルガー症候群の人とのコミュニケーションガイド
空気が読めない・融通がきかない・感情の凹凸が激しい マンガでわかる 私って、アスペルガー! ?
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