mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 栗原 類

この本、どう思って買ったのか覚えていないのですが、買ってからしばらく放置されておりました。

買った私より、主人の方が先に読み、「面白かった!」と、やや興奮して私に伝えてきたため、「そういえば、そろそろ読もうかな」と思い、読んだワケです。 

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由
 

結論:めっちゃ面白い!です。

もちろん、『ギャッハッハ』というような面白さではないです。ぐんぐんひき込まれていく感じです。

私の語彙が貧弱なため、このように感じる本を表現するのに最適な単語は思い浮かばないのですが・・・。

 

本書は、4つのパートから構成されています。

 

PART1 僕はADD(注意欠陥障害)

PART2 僕が輝く場所をみつけられるまで

PART3 僕が輝く場所をみつけられた理由

PART4 彼はなぜ輝く場所をみつけられたのか

 

大人になった今、発達障害、という言葉をよく見かけるようになったと思います。

昔から知る人は知る単語だったのかも知れませんが、一時期、今思えば栗原類さんがTVに出始めた頃でしょうか、「○○さんも発達障害だった」というようなネタのTV番組や雑誌等の記事を頻繁に見かけた気がします。

ただ、一般的な言葉になった分、色々な誤解を受けることも多くなったんだろうな、とも思います。

 

この本では、栗原類さんが幼少期~現在まで、どのように診断され、どのような対応を受け、どのように過ごしたのか、そして、母親、主治医がどのように接してきたのかが細かく書かれています。

栗原類さんが書いている部分からは、ADD(注意欠陥障害)の人の気持ちを理解することができますし、栗原類さんのお母様が書いている部分からは、子どもがADD(注意欠陥障害)であろうがなかろうが、育児において大事なことを読み取ることができました。

主治医の方のお話は、私にはあまり心に響くところはありませんでしたが、栗原類さんとの関係がとても良好で、栗原類さんとお母様はきっと心強かっただろうな、と思います。

 

もちろん、ある一人のADDを持つ若者の話であり、全てのADDの方に当てはまるわけではないでしょうけど、この本を読むことで、理解できることは多いと思いました。

 

 

読んだ期間:2017年8月中旬

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 西原 理恵子

これは、自分の人生を考える上で購入した本です。

が、結果的には、「30歳半ばの私には遅すぎた・・・」本でした。

まあ、女の子、という言葉が30半ばのオバハンに当てはまると思っていたのかと言われればそれまでですが・・・。 

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

 

幸いにも、私には娘がいます。

そして、遅すぎた中にも、新たな気付きはありました。だから、読んで損はなかったです。

 

さて、西原さん、について私が知っていることは、以下の2点のみです。

  1. 高須先生の奥様である
  2. 毎日かあさん」を描いている

ちなみに、毎日かあさんは読んだことがありません。

この本は一部自伝のようにもなっているのですが、西原さん、割と衝撃的な人生を歩まれてきているのですね。私だったら、耐え切れず、人生からフェードアウトしてそう、と思うような人生。

強い女性だったからこそ、乗り越えてこられたのでしょうね。尊敬します。

 

そんな西原さんから伝えたいことが、たくさん書かれていました。

その中でも、印象的だったものをいくつか紹介したいと思います。

「好きなことだから、お金はもらわなくてもいい」は間違いです。好きなことで生きていきたいなら、それでちゃんとお金が稼げるようにならなくちゃ。

これは難しいですよね。好きなことって、やってるだけで満足してしまいがちだと思います。

でも、女性が強く生き抜いていこうとすると、やっぱり、一人でも十分生活していけるだけの稼ぎは必要ですね。夢見がちな若い女性に向けての忠告かと思います。

なんだかんだ言って、好きなことやって貧乏も、若いうちは良くても、年をとってくると惨めになってくるような気がします。

 

いい子にならなくていいんですよ。

いい子は幸せを他人に譲っちゃうから。

いい嫁なんかになっちゃダメ。

いい嫁っていい女中。

あなたが笑うとあなたの大切な人が笑うよ。

 私、すごく納得しました。いい子は、そう、幸せを他人に譲っちゃうんですよね。自分が我慢しさえすれば良い、とか考えちゃうんです。

そして、自分を失っていく・・・。

いい嫁になろうと頑張るのもそうですよね。自分の時間、体力を犠牲にしてまで家事をする必要はあるのでしょうか。育児だって、一人で背負う必要はありますか。(離婚していたりする場合は、話は別ですが。)

一緒に生活していながら、お互い仕事を持ちながら、片方が家事育児の負担を大きく強いられるのは違和感を感じますよね。

「稼ぎ」を盾に、「自分の方が稼いでいるんだから、あなたがそれくらいやって当然」という方、たまにいますよね。確かに、激務&高給取りだと、家事ができなくて仕方がないのかもしれませんが、そんなに高給なのであるなら、お手伝いさんを雇えばいいのです。

何故好きで結婚した相手に負担を強いるのでしょうか・・・。

 

少し愚痴っぽくなってしまいました。

 

最後の一文、「あなたが笑うと、あなたの大切な人が笑う」に、ハッとしました。

私、子どもの前ではあまり笑わないです。主人と過ごしている時の子どもは本当に幸せそうに大きな声で笑います。でも、私といるときには、何だか気を使ったりしている感じがします。

私に笑顔があまりないからでしょうね。なんか、書いていて悲しくなってきました。

子どもの笑顔のためにも、自分も笑顔でいられるようにしたいです。心の余裕が持てるようにしたいです。

 

結婚する時は、必ず夫に内緒の貯金を持って。「今は離婚できない」と「いつでも離婚できる」では人生大ちがいです。

これも納得。ですが、今現在、私は内緒の貯金なんて持ってないです。失敗した!

特に、専業主婦やパート主婦やりた~い、なんて考えている方に向けての文章ではないかと思います。

離婚したら生活できなくなる=離婚できない、ですから、パートナーからDVを受けたりしたときに、早い適切な判断ができなくなってしまうのかも知れません。

 

さて、私は娘に対して何か堂々と伝えていけることはあるのでしょうか。

今の私は、仕事に疲れてイライラしているみっともないオバサンです。

自分の人生、どうしたかったのか、も、ない。

自分の人生、どうしたいのか、も、ない。

 

最近、自分の人生に迷い中です。

 

読んだ期間:2017年8月15日 

子どもを勉強好きにする20の方法 西村創

何とか子どもに自発的に勉強するようになって欲しい母親は、私です。

でも、そんな母親、多いですよね!?「元気なら何でもいいわあ」と心から思える母親って、そんなに多くないですよね!?

子どもを勉強好きにする20の方法

子どもを勉強好きにする20の方法

 

河合塾講師の方が書かれた本です。

この本でいうところの「子ども」は、小学校高学年以上の子たちかな、という感じでした。

本書の構成は以下の通りです。

第1章:子どもの感情を優先する新法則

第2章:勉強意欲を伸ばす力・見守る力

第3章:子どもを変える塾講師のプロ技

第4章: 「勉強する子」の親の習慣

それぞれの章で、さらに小項目に分かれています。

 

ここでは、最も印象深かった、第1章で紹介されている『五本指の心がけ』について触れたいと思います。

親指の心がけ⇒「親」がやる気を出す

子どもに勉強してほしければ、親が勉強している姿を見せるべきだそうです。

親が、子どもお手本にならなければならないのです。

子どもが勉強しているのに親がスマホをいじっていたり、テレビを見たりしていては、台無しです。行動は言葉以上に影響力を持っています。

人差し指の心がけ⇒「人」と比べず過去と比べる

こどもが嫌がる親の説教ワースト1位は、「ほかの子や兄弟と比べる」ことだそうです。子どもに刺激を与えようと、「○○ちゃんは××してるらしいよ」などはNGです。

自分が否定されたように感じる子もいるようです。

比べるなら、過去の姿と比べて、できるようになったところを褒めてあげるのが鉄則です。 

中指の心がけ⇒「中」間目標を設定する

子どもには自分で最終目標を決めさせるべきですが、高すぎる目標を設定する傾向にあるようです。それを、短期目標、中期目標とブレークダウンして、最終的には子どもが設定した目標を達成できるようにするのが、親の役割だそうです。

うちの子たちはまだ受験とかには関係のない年齢なのですが、中指の心がけは、どんなことに対しても有用なやり方ですよね。

薬指の心がけ⇒「薬」になる失敗をさせる

詳しくは省きますが、「失敗は成功のもと」です。

小指の心がけ⇒「小」さなことにもゲーム性を取り入れる

この本で「なるほど!」と思ったのは、ゲーム性の中に運の要素を入れる、ということです。

これ、難しいですよね・・・。親と計算問題の時間を競う、というゲームに、どのように運の要素を入れれば良いですかね?

それを考えるのが、親指の心がけ、につながるのだとは思いますが・・・。

う~ん。

 

上記のお話は、20の方法のうちの、わずか1つです。

最初にも書いた通り、対象年齢が小学校高学年以上かと思います。

幼い子供にも取り入れることができることは、取り入れた上で、また数年後に読んでみることにします。

 

読んだ期間:2017年7月くらい

ママがほんとうにしたかったこと エリザベス・イーガン

タイトル買いです。 

働く母親にとっては、興味をひかれるタイトルです。 

ママがほんとうにしたかったこと

ママがほんとうにしたかったこと

 

普段、海外の作家さんの本は、フィクション、ノンフィクションに関わらず滅多に読まないのですが、即買いでした。

ウソです。

若干高いので、「失敗したら(面白くなかったら)いやだな~」という思いから、しばらくはアマゾンの『あとで買う』に入っていました。

で、1か月くらい寝かせてから、やっぱり読みたかったので、買いました。

 

本の帯には、クリス-ウェブ佳子さんのコメントが載っています。

人生はバランスが崩れた時にようやく本気で動き出す。

なんか、「はっ」としました。とういうのも、私自身少し前に環境が大きく変わり、まさに「バランスが崩れ」ているところだと思ったからです。

新しい生活のリズムに乗りきれず、ストレスばっかりため込んでいたように思えます。

 

この本の主人公である、3人の子供と弁護士の夫がいる女性も、夫の独立、そして自身の転職から、生活がガラリと変わります。

ハードワークな職場、疑問を持ったまま進める仕事、自身の父親の体調不良、等々ストレスフルな生活の中で、一体自分はどうしたいのか、どのような母親になりたいのか、何がしたいのか、何がしたかったのか、考えながら毎日を過ごしています。

本当にこれが自分の望んでいた生活なのか?

最近、私はよく、このように思います。一体自分は何がしたいのか?どんな人生を歩みたいのか?今するべきことはなんなのか???

それを解決するヒントになるお話だと思いました。

バランスが崩れた時こそ、本当に自分の望むことを考えるチャンスなのです!

 

ただ、一つだけ「あ~、日本とはやっぱり違うなあ」と思ってしまったことがあります。

何を隠そう、シッターさんの存在。海外では学生などがアルバイトでシッターなどをするのが当たり前のようですが、日本ではなかなか無いですよね。

結局働いている、という背景は同じですが、シッターさんが学校のお迎えや習い事の送迎、子どもの相手などをしていることを考えると、やはり環境は割と異なりますよね・・・。

読んだ期間:2017年7月~8月

ベビー社員 田北 百樹子

『職場をイライラさせる幼稚な人の深層心理』

まわりに、一緒に働いていて、「なんじゃこの人は~!?」と思う人はいませんか?

ベビーちゃんたちかも知れません。

本書の構成は以下の通りです。

第1章:純粋という仮面を被った困った人たち

第2章:すぐに感情があらわになる人たち

第3章:「自分は特別」と当たり前のように思っている人たち

第4章:気分や相手によって行動が変わる人たち

第5章:うまくいかない理由を他人のせいにする人たち

 

私は、章の題名を一通り読んだだけで、ドキッとしました。 

第2章、第4章、第5章って、当てはまるんじゃない!?と思ったのです。

あれ?自分はベビー社員なの?と・・・。

 

この本では、事例が紹介され、それらについて解説する、というスタイルです。

紹介されている事例は、まえがきによると、いくつかの例を組み合わせて1つの事例にしているとのことで、「ウソでしょ!?」というような極端な話が多いです。

でも、一つ一つ細かく見ると、自分に対しても他人に対しても心当たりがあるような気がしてくるのです・・・。

 

読み進めていくと、実は自分は第3章にも当てはまっているような気がします。

やばい、私はかなりベビーちゃん気味だったのか!?

紹介されている事例の人たちと比べると、「まだマシ」と思います。

しかし、先述したとおり、事例は極端なのですから、マシとか思っていてはいけませんよね。

多かれ少なかれ(という表現も現実から目を逸らしている気がしますが)自分にはベビーの傾向があるのだから、これからは感情の押さえ方など、脱ベビーを目指していかなければ、と思います。

 

修行せねば。

 

読んだ期間:2017年8月14日 

自分からどんどん勉強する子になる方法 杉渕 鐵良

今は、勉強習慣をつけることを目標としています。 

勉強だけできても今後豊かに生きてはいけないのでしょうけど、勉強ができることは子どもの自信にもつながり、悪いことではないと思っています。

だから、もう少し、『子供が勉強をするようになる』ためにいろんな本を読んでみたいと思います。

 

自分からどんどん勉強する子になる方法

こちらの本、勉強嫌いでも2週間で学習習慣がつくというウリです。

2週間を頑張れるかどうか、それは全て親にかかっています。

親が、「勉強は楽しいことなんだよ~」と、教えてあげないといけません。

 

さて、「勉強しなさい」「宿題しなさい」は最も効果のない言葉。それは多くの親が身をもって体験していることだと思います。

「宿題は?」という問いかけも、結局「(やってないなら)宿題しなさい」と言っているのと同じことです。

これらの言葉は、決して言ってはダメです。

勉強はやらされるもので、楽しくないことだ、と子どもが思うようになってしまいます。

 

では、どうすれば良いのか?

 

勉強をゲームにすればよい、というのがこの本のまとめかと思います。

子どもはゲームは大好きです。だから、勉強もゲームにしてあげれば良いのです。

ゲーム感覚で、楽しみながらできる方法が、いくつか紹介されていました。

 

その中の一つ、「親子でタイムを競う」というもの。

これは、負けず嫌いで、負けそうな勝負はハナから放棄するわが子には向いていませんでした。

しかし、子どもだけのタイムを計ってあげると、早くできる問題の場合は嬉しいらしく、「もっと、もっと」とどんどんプリントをしていました。

ただ、少し躓くと、泣きそうになって癇癪を起しかけていました。

これをどうコントロールするか、今後の課題の一つです。

  

参考までに勉強関連の読んだ本↓↓

 色々読んでいるけど、成果が出ているのか?

子どもはkumonに通っています。

今のところ、「学校の宿題と公文の宿題はやらなければならない」という風に考えているようです。

やり始めるまで腰が重いです。

それでも、『泣きわめいてボイコット』、などはありません。

リビングで親と一緒に学習、小さいことでもできたら褒める、できないときでも励ます、等々は心がけています。

(あまりにダラダラとやるときは、イラっとしてしまいますが(汗))

次は、『楽しみながら宿題をやる』ことが目標です。

 

あと、読書。これは、割と成果出ていると思います。

学校の音読もスラスラ、漢字にも興味を持ったり、知らない間に漢字を読めるようになっていたり、です。

読んだ日:2017年7月13日~14日

おひさまのようなママでいて 大日向 雅美

 『イライラするのはよいお母さんの証拠です。』と書かれています。

Q&A方式で、おもに乳幼児期の子育てに関するアドバイスが載っています。

おひさまのようなママでいて

子どもが赤ちゃん時代に読めれば、だいぶ気楽な育児ができただろうなあ、という感想です。

もしかすると、すでに過ぎた時代のことだから「そうだよね~」と納得して読むことができた面もあるのかも知れませんが。

 

イライラしちゃいますよね、育児。

特に、忙しいときにわがまま言われたり、反抗的な態度をとられたり、パートナーの理解やヘルプが得られなかったりすると。

それらに対するアドバイス、全部載っています。

もちろん受け入れがたいものもあったりはしますが、それは無視して良いと思います。

育児に正解はない』ですよね。 

 

この本を読んで一番記憶に残っているのは、

2歳児は約束を20分で忘れる

ということ。知らなかった!

これを知っているだけで、「約束ごとは繰り返して伝える」などの対策をとれますよね。

「さっき約束したでしょ!」というイライラからも解放されますよね。

わが子が2歳になる前に知りたかった・・・。

 

 読んだ期間:2017年7月9日~7月12日