マンガでよくわかる 自分を操る超集中力 DaiGo
なかなか面白かったです。疲れていても集中できる、なんて、私は知りませんでした。
本書は4章構成です。
まえがき
第1章 集中力を自在に操る3つのルール
第2章 高い集中力を生み出す4つのエンジン
第3章 疲れをリセットする3つの回復法
第4章 集中力を自動でつくり出す3つの時間術
まず、集中力は鍛えられます。集中力の源は前頭葉にある『ウィルパワー』です。ウィルパワーは何をするにも消費されます。判断することや迷うことによっても消費されることから、日々の生活をなるべく習慣化することがウィルパワーの節約につながるそうです。
また、何かを決定しなくてはいけない場合、その決定を先送りすることで「決定疲れ」を起こします。だから、何事も「すぐやる」ことが大事です。
また、これは私の中でこの本から得られた最も大きな収穫ですが、疲れているから集中できない、は脳の錯覚だそうです。一般的に感じる脳の疲れは、脳が勝手に「限界だ」と判断し、ブレーキをかけているのです。
いやあ、私の脳ってば、勝手にブレーキかけすぎる傾向があります。すぐ疲れるもの。
更に、目は神経が集中していて、ここが疲れると「脳が疲れた」と錯覚してしまうということ。私は、朝からスマホを見たり、PCを見たり、かなり目を酷使していると思います。それが、疲れにつながっているようです。
だから、目の疲れを解消してあげることが大事。紹介されているおススメケアは以下の3つ。
・目を温める→蒸しタオル、ホットアイマスクなど
・目のストレッチを行う→目の周りの筋肉をほぐす
・目を休ませる⇒真っ暗闇の中で視覚情報をシャットアウトする
ポモドーロ・テクニック、という集中力を高める方法も知りませんでした。
25分間1つの事に集中し、5分間休憩する。ただし、休憩の前後でやることを変えてはいけません。脳はさっきまでやっていたことを無意識に考えてくれているから、そこでやることを変えてしまったらもったいないです。
割と知らなかったことも多かったし、ためになりました。
集中力を高めるための食事方法なんかも紹介されていました。すぐ集中できなくなるタイプだから、少しずつでも参考にして実践していきたいです。
読んだ日:2018年5月下旬
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その家事、いらない。 山田 綾子
著者の方がやめた事、色々参考になります。
家事の時短を考える時、ついつい「時短術」や「便利グッズ」等に目がいってしまいます。
この本では、その行動自体をやめてしまう、というなかなか思い切ったことをしています。
本書は6章構成です。
はじめに
1章 一人でもイライラしない家事
2章 台所仕事やめた
3章 掃除・洗濯・収納術やめた
4章 時間をかけるのやめた
5章 部屋のつくりにこだわるのやめた
6章 理想だけを求めるのやめた
おわりに
私もやっているけど、ついつい面倒臭くなっていることも、いっそやめてしまえば時間にも気持にも余裕が出そうです。
家事、というか、考え方、の方が多いかもしれませんが、私もやめたいことをいくつか。
毎回しまうの やめた
これは、物をしまうためにあちこち移動するのをやめた、ということですね。しまわなくなったわけではありません。
我が家は3階建て。メインの生活スペースは2階のリビングです。1階や3階からモノを持ってきて何かをすることも多いわけですが、そのモノを使い終わっても、いちいちその都度しまいに行かない、ということです。
では、どうするのか?『移動カゴ』なるものを用意して、ついでにしまうのです。
1階に行く用事があるときに、1階にしまうべきものをしまう。うん、楽そう!
著者宅では、移動カゴを置いたことによって、家族に協力までしてもらえることになったそうです。羨ましい~。
家の中でスマホ見るの やめた
これ、私もやめたい。スマホって、見始めると止まらない。
著者の凄いところは、どうしても日中やめることが難しかった際、子どもたちに隠してもらう、という方法をとったこと。
なかなか面白いアイデアだと、思いました。
私にはそこまではできない、と思いましたので、不要な時は電源をOFFにしておくことにしました。そして、カバンの中にしまっておく。これだけで、目に入らないからか、スマホが気になることが減りました。
そのおかげで、こうしてブログの記事を書くこともできます。
小言を言うの やめた
これ、スマホに引き続き、私もやめたいことです。小言を言うときって、大抵自分がイライラしている時なんですよね。自分軸なの。
イライラしていると、子どもの色んなところが目に付くのです。
宿題いつやるのか、翌日の用意いつやるのか、このレゴはいつまでここに放置されるのか、工作した大きな作品がすごく幅をとるのが気になるetc
心に余裕があれば、「いつかやるだろう」と、どっしりと構えていられるものです。が、イライラしている時には口に出さずにはいられません・・・。
ああ、そうか。私は、「小言を言う」ことではなく、「イライラする」ことをやめなければならないのか。難しい・・・。
1人時間を捻出するの やめた
自分のための時間は、1人じゃないとダメなわけではないのです。
子どもに付き合ってもらう、ということも必要。以前読んだ本にもありましたが、親の心の安定が、子どもの心の安定につながる。子どものため、と、親が我慢ばっかりするのは、結局子どものためにはならない。
だから、隙間時間を利用して、やりたいことをやるべきですね。
隙間時間にやること、できることを、少しずつ増やしていこう。
たくさん物を持つの やめた
ああ、やめたいこれ。見習いたい。うちもモノが多くて、ごちゃごちゃしています。
そして、片付かない部屋を見て、イライラ・・・。
物が多いだけで脳も疲れるらしいので、少しずつ減らしていこう。著者は、「今だけ」「お試し」「買い替えを延期」と考えることで、躊躇がなくなる、と記しています。確かにそうかも。不便だったら、元に戻せば良いだけの話ですもんね。断捨離とは違うから、捨てる必要はないか。
何はともあれ、必要だと思っているものを、一度隠してしまおう。
まずは積読本からかな・・・。
子どものことをやりすぎるの やめた
親が子どものことをやりすぎるのは、子どもの経験の機会を奪う事!成長の機会を奪う事! 小言にも通じるものがありますが、親は経験の多さから、子どものやることにいちいち未来予測をして心配ばっかりしちゃうんですよね。
で、ついつい口を出し、手を出してしまう。
これ、本当に子どものためにならない。自分では何もできない子になってしまいます。
子どもの経験、摘み取らないようにしましょう。
全体的に、結構おもしろかったです。家事・育児に疲れている人に強くおススメです。
読んだ日:2018年5月27日
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発達障害の子の「励まし方」がわかる本 有光 興記
わかりやすい!
絵がきれいだし、いくつかのケースも載ってるし、『よくあるパターン』として、やってはいけない行動も書かれています。
この、よくあるパターンに自分のやり方が当てはまっていて、少し落ち込みました。
ささいなことを大問題だと感じてしまう
発達障害のお子さんは、ふつうなら「ささいなこと」と感じることを大問題としてとらえてしまいます。
そこに、「大丈夫だよ!」と根拠なく励ますことはNGです。
とにかく最初は話を聞くこと。そして、子どもが落ち着いたら、共感すること。そして、アドバイスをしたり、できていたことを伝える。
段階があるんですよね。あとは、言い方。
発達障害、ではなくても、自信のない子どもへの接し方を知るには、とても良い1冊だと思います。
読んだ日:2018年5月中旬
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子どものお金IQ伸ばすのはどっち? 大城 太
小学生くらいのお子さんのいる親御さんにおススメしたい1冊。
私も、大いに参考にしたいと思いました。
子どもにはお小遣いをあげるべきか?子どもにスマホを持たせるべきか?子どもに勉強を強いるべきか?etc
親であれば、子どもには将来立派に稼げる人間になって欲しいと思うのは当然でしょう。特に、親自身が今現在満たされていない場合、子どもには期待をかけてしまうのではないでしょうか。
この本は、華僑たちの教育方針のようなものを基にして書かれています。
上述したような、子育て上必ず出てくる疑問点に対しての華僑の考え方、行動も書かれています。
なるほどね、と思える部分がほとんどでした。
本書は5章構成です。
はじめに
序章
第1章 子どものお金IQを伸ばす「しつけ」はどっち?
第2章 子どものお金IQを伸ばす「勉強法」はどっち?
第3章 子どものお金IQを伸ばす「生活習慣」はどっち?
第4章 子どものお金IQを伸ばす「将来設計」はどっち?
おわりに
お金IQを伸ばす~と書かれてはいますが、そこまでお金にこだわった本ではない印象です。どちらかというと、お金寄り、くらいな感じ。
普通の育児本の中の1冊として読んで差支えないと思います。
印象的だったフレーズを↓↓
やる気よりその気を重視する。
大人は、あくまで子どもの先輩にすぎません。
⇒だから、頭ごなしに「~しなさい!」などの命令はしない。
子どもにとって心から安心できる場は家庭。
ときに大人が逃げ方を教えてもいい。
親が精神的に不安定ならば、必然的に子どもも不安定になってしまいます。だから、家庭全体の安泰を考えるならば、最優先すべきは親の安定なのです。
⇒子どもの楽しさを最優先させた結果親が疲れ果ててイライラするのは、本末転倒なのですね。
「がんばる」のではなく「できると信じる」
読んだ日:2018年5月20日
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漫画君たちはどう生きるか 吉野 源三郎
話題になってからだいぶ時間が経ってしまいましたが・・・。今更ながらも読んでみました。
正直、内容難しいです。本嫌い、だけど漫画読む、という感じの人だったら、途中でギブだと思います。
これは、漫画を軽く見ている訳でも、漫画しか読まない人を軽く見ている訳でもありません。(そのように受け取られた方がいらっしゃったら、申し訳ありません。)
漫画だからサクサクっと読めるかな、という私の考えは大きく裏切られました。
本の表紙にもなっている主人公の少年と、そのおじさんの物語です。
少年の身の回りで起こる出来事、それに対しての少年の考え、は、漫画でストーリー仕立てとなっていますが、大事な部分はおじさんの書き記したノートを読む、という形で文章で記載されています。
その中にこそ、本来伝えたいであろうことが書かれています。
その内容は、とても心に響きます。大人が読めば、若かったころの素直な正義感を思い出し、子どもが読めば、どのような大人になるべきかが分かるような内容だと思います。
ただし、多くの子どもは、文章のところにくると、読むのに飽きてしまう気がします。
よって、この本は、漫画になっているとはいえ、大人向けの内容であり、読んだ大人が周りの子どもを導いていけるように教え、考えさせていくものだと感じました。
原作も気になるところです。
読んだ日:2018年5月22日-23日
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頭は「本の読み方」で磨かれる 茂木 健一郎
茂木さんは、読書の方法すべてを肯定しています。
速読、精読、積ん読、乱読etc
とにかく本を読むことは脳に良い、と。
本を読んでいる時に、脳のどこそこが活性化して、その部位は何を司る部位で・・・なんていう話はほとんど出てきません。
茂木さんが考える、読書の効能が書かれています。
本、というのは、基本的には生半可な知識で書くことはできない上に、多くの人が製作に関わっています。たとえ内容の薄っぺらい本だとしても、何か1つでも得るところはあるはず。
自分ではない誰かの書いた本には、その人のこれまでの経験や体験、人生のストーリー、考え方などが自然と詰め込まれています。すなわち、新しい考え方に触れることのできる場なのです。
例えば、今回茂木さんのこの本を読んだわけですが、私はこれで、読書に対する1つの考え方を学びました。あとは、紹介されていた本の中には、知らないものもあったし、知っている本でも茂木さんの捉え方は、また新鮮でした。
本を読むだけで多様な考え方を知ることができます。
ちなみに茂木さんは、読んだつもりの本もあっていい、とも述べています。
読んでないのに読んだふりをしている本の事です。
さらに、持つだけの本もあっていい、と。本がファッションの一部でも良いじゃないか、と。
本好きな人はもちろん楽しめる内容だったし、本をあまり読まない人でも「本買って読もうかな」と思わせるような内容だったと思います。
何でも良いから、本を読もう!
読んだ日:2018年5月上旬
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とんでもオヤジの「学び革命」 宝槻 泰伸
とってもぶっ飛んだオヤジさんのお話です・・・。
とんでもオヤジの「学び革命」: 「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」
- 作者: 小出真朱,宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/06/06
- メディア: 単行本
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『掟破りの教育論』と書かれていますが、マジ、掟破り。
3人兄弟それぞれを、それぞれの個性に合わせて「学ぶ」ことに目覚めさせ、全員を京大に入れてしまうという。
ガリガリ勉強をさせて合格させるのではなく、自ら楽しんで学び、合格へつなげているあたりが、良いですね。兄弟3人それぞれが、ニート期間あります。そっから京大、本当にすごい。
マネしよう!と思える教育論ではありません。いや、正確には、マネできない。
理屈には賛同できますが、そこまでの行動力がある人は少ないでしょう。
例えば、子どもの教育のために、会社を辞めることができますか?
例えば、子どもの教育のために、商店街の人たちと仲良くなってコンサルタントみたいな立ち位置につけますか?
例えば、子どもの教育のために、高校受験をパスして海外旅行へ行けますか?
ほんと、ぶっとんだオヤジさんです。(奥さんは、不満がありながらもついていっているので、奥さんも変わった人なのでしょうか。)
読んでいて楽しい1冊ですが、自分の無力感にもさいなまれる1冊でした。
自分って、凡人の域を出ないな・・・。(凡人でも楽しいけどね♪)
読んだ日:2018年5月上旬
とんでもオヤジの「学び革命」: 「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」
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