おひさまのようなママでいて 大日向 雅美
『イライラするのはよいお母さんの証拠です。』と書かれています。
Q&A方式で、おもに乳幼児期の子育てに関するアドバイスが載っています。
子どもが赤ちゃん時代に読めれば、だいぶ気楽な育児ができただろうなあ、という感想です。
もしかすると、すでに過ぎた時代のことだから「そうだよね~」と納得して読むことができた面もあるのかも知れませんが。
イライラしちゃいますよね、育児。
特に、忙しいときにわがまま言われたり、反抗的な態度をとられたり、パートナーの理解やヘルプが得られなかったりすると。
それらに対するアドバイス、全部載っています。
もちろん受け入れがたいものもあったりはしますが、それは無視して良いと思います。
『育児に正解はない』ですよね。
この本を読んで一番記憶に残っているのは、
2歳児は約束を20分で忘れる
ということ。知らなかった!
これを知っているだけで、「約束ごとは繰り返して伝える」などの対策をとれますよね。
「さっき約束したでしょ!」というイライラからも解放されますよね。
わが子が2歳になる前に知りたかった・・・。
読んだ期間:2017年7月9日~7月12日
6月18日と第4週の寝る前絵本記録集
6月18日
かいけつゾロリたべられる! ! (36) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話)
子供達には人気のゾロリシリーズです。
えんま大王(話の冒頭で「とんま大王」になります)に食べられたゾロリたちの、えんま大王の体内大冒険話です。
体の仕組みが簡単に説明してあって、お勉強にもなる一冊ですね。
6月25日(ベッドに入ったのが早く、1時間くらい読んでいました^^)
アナと雪の女王 オラフのすてきななつのひ (ディズニー プレミアム・コレクション)
オラフって、夏が好きですよね★
雪だるまだからか、夏への憧れ半端ないですね。
アナとエルサの優しさもステキです。
絵が怖い&内容が難しい・・・。
3回くらい読んでようやく意味がわかりました。
(私の理解力なさすぎ?)
寝る前に読むには適していない絵本ですが、「あ、そういうことか!」という気付き体験をするにはもってこいです。
あさがおの種を植えてから、また種になるまで。きれいなイラストで解説してあります。
あさがおを植えようとしている人なら、この1冊で子どもへの説明はすべてOK!
我が家のあさがお、本葉が1枚でたところから成長しないのですが、実は枯れているのでしょうか・・・?
かいけつゾロリのきょうふのやかた (2) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話)
子どもたちも大好きなゾロリシリーズです。
ようかい達のキャラもかわいく、ゾロリの天才ぶりもいつも通りです。
最後に立ち直るゾロリ、というのもお決まりパターンでした。
ある意味安心感です。
6月26日
アナと雪の女王 海をこえて (ディズニー プレミアム・コレクション)
昨日に引き続きアナ雪シリーズです。
たま~に読むと楽しいみたいです。
このシリーズ、子どもたち好きです。
『あしたも ともだち』は、オオカミさんの優しさが印象的なお話です。
こういうともだちのカタチ、あるよね~、ってな感じですね。
6月27日
だじゃれ集?
ウケ良かったです。
爆笑していましたが、途中、難しいものもあって、「???」なところもありました。
言葉のお勉強に役立ちそうです。
安定のカラスシリーズです。
これも、読んでいると「ギャハハ」とウケるシーンがあります。
おばさんのごちそうは、普通の手料理とは少し違うのです。
こんなおばさん、いてたらなあ。
仲良しの小象、ベノとフレディのお話。
お友達と別々の小学校へ行く、お友達が引っ越してしまう、などのシチュエーションの子に読んであげると良いかも知れません。
わが子は、寝る前なのに涙して聞き入っていました。
なかなか記録を続けてつけることができませんが、時間のあるときにはつけたいな、と思います。
ホットケーキで「脳力」が上がる 川島 隆太
脳トレの教授の本です。
子どもの「脳力」、ぜひ上げましょう!
さて、タイトルを見て、ホットケーキ食べれば脳に良いの?と思いませんでしたか。
確かに、牛乳も卵も使ってるし・・・、なんて私は思いました。
が、そういう内容の本ではありませんでした。
要は、「早寝早起き朝ごはん」の良さを統計的、科学的に説明している感じです。
なるほどね~、と思えた反面、データの紹介の仕方が少し気になるところもありました。
ホットケーキに関して言えば、「食べる」ことよりも、むしろ、「子どもが親と一緒に作る」ことの効果について述べられています。
あとは、脳に対するスマホ、ゲーム、TVの影響についても述べられています。
データ自体がいくつかの本や記事で取り上げられているのか、どこかで読んだ内容ではありましたが、スマホ、ゲーム、TVは脳には良くない!と再認識しました。
これから子どもがスマホを持ちたがった時、使い方の教育が必須です。
「1日1時間までだよ!」などという約束だけでは弱いでしょう。
スマホが脳にどういう影響を与え、それが子どもたちの人生にどう響いてくるのか、それをしっかりと説明し、理解させる必要があります。
難しいですね。
そもそも、親がお手本を見せられているかどうかが怪しいです(汗)
読んだ期間:2017年7月12日
将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる! 松永 暢史
最近は、子どもをいかに優秀に育てるか、に興味があります。
まあ、元々の遺伝子がアレなので、限界があるでしょうけど(汗)
以前、こちら(↓↓)の本も読んでいます。
どちらの本にも共通しているのは読書!
私も幼いころから絵本や小説をよく読んだせいか、国語の授業で苦労した記憶はありません。
また、算数・数学の問題が「何言ってんの?」状態だったこともありません。
(注:問題の意味はわかっても、解けるかどうかは別でしたが。)
自分のなんとなくな体験と合わせても、やっぱり読書は大事なのですね。
ということで、しばらくは図書館で絵本&児童書を借りまくる予定です。
ちなみに、今回読んだ「10歳までの・・・」には、本を普段読まない子に読むようにさせるテクニックなども書かれていて、割と参考になりました☆
読んだ期間:2017年6月後半
自分から勉強する子が育つお母さんの習慣 村上綾一
やっぱり、なんだかんだ言っても子供には自発的に勉強してほしいのが、親の正直な気持ちですよね。
1日10分で大丈夫! 「自分から勉強する子」が育つお母さんの習慣
お父さん、はほぼ話に出てきません。
子どもと接する時間が長いのは母親だからしょうがないのかも知れませんが。
この本を読んで、いくつかわかったことがあります。
まずは、子は親の鑑である、ということ。
やはり、親に似るものです。ほんわかした親の子はほんわかと育ち、感情的な親の子は感情を抑えきれない子に育ち、知的な親の子は知的に育つ。
私も、今更ながら子どもの前での自分の行いを反省するばかりです。
よし、今日からは女優になるぞ!理想とする母親像を演じるのだ!
(いつか爆発してしまいそうですが・・・)
本書にも、「演技でもいいから親が勉強するところを見せること」と書かれていますし。
また、子は褒めると伸びる、ということ。
人間、誰でも褒められると嬉しいですよね。
褒めて何かをさせると、褒められることが目的になる(=それは褒められないと、しない)という考え方ももちろん一理あると思います。
私も、褒めるときには上記の理屈が思い出され、褒めることを躊躇することがあります。
でも、それって、子どもにはあまり良くないことなのかも知れません。
自分の子供時代を思い出すと、褒められて調子に乗ってもっと頑張る、という図式は確かにありました。
大人になった今は、褒められるためにするのではない、というのは頭ではわかっています。が、やはり褒められると嬉しいものです。
上手に褒めながら、子どものことを認めていくことが大事なのでしょう。
最後に、小学校低学年なら、読み書きそろばんに力を入れること。
これらの能力を磨いておくこと。そして、継続して学習する習慣を身につけること。
習い事でも家庭学習でも、『毎日続ける』ことが大事なんです。
それが、中学年、高学年、ひいては中学生以上で勉強していく基礎となるわけです。
低学年の勉強に結果を求めてはダメです。
それこそ、努力の過程を褒めるようにしなくてはなりません。
そして、成績が良くなったり、勉強の面白さに目覚めたりで、そのうち自発的に学習に取り組んでくれるようになることを待ちましょう・・・。
(待てるかな(+_+))
他にも具体的にどうすれば良いのか、子どもに読んでもらいたい本、参考書なども紹介されていました。
必読です。
読んだ期間:2017年6月25日
そういうものだろ、仕事っていうのは
下記6作家さんたちの短編集です。
好きです、こういう短編集。
色んな働く人の視点の物語があります。
特に、森田隆二さんの『きみがつらいのは、まだあきらめていないから』と、津村記久子さんの『職場の作法』が好きでした。
きみがつらいのは、まだあきらめていないから
これは、うつ病の中間管理職と、病気になったその妻のお話です。
私は、病気の人の話を読んでいると、なぜか共感できて気持ちが落ち着く気がします。
最終的には、夫と妻の心がつながるところで終わっていますが、内容とともに気になったのは、抗うつ剤を酒とともに服用する場面があることです。
その後、どんな感じで意識を失うか、まで書かれており、人によっては抗うつ剤を酒とともに服用したくなるのではないか、と余計な心配が生まれました。
余談ですが、著者の方は、抗うつ剤と酒を併用したことがあるので、その感じがわかるのでしょうか?それとも、想像なのでしょうか?少し興味があります。
職場の作法
これは、情景がリアルに想像できるお話でした。
事務のおばちゃんやベテランの下働きのおばちゃんを、見下している人はいませんか?
そういう人は、知らない間に、仕事で仕返しされている可能性があるようです(笑)
著者の方を、私は知らなかったのですが、ほかの小説も読んでみたいと思いました。
そして、ネットでポチっとしてしまいました(汗)
本で破産した人はいない、とは、誰の言葉だったでしょうか。
それを信じて、本を買い続ける日々です。
読んだ期間:2017年6月17日~19日
不登校シリーズ
子どもが一時期学校に行きづらくなりました。
いわゆる「5月病」なのかと思いますが、その時に読んだ3冊をご紹介。
自分の子供が不登校気味になったら、まずはネットで「不登校」とか「登校拒否」とか調べませんか?
それで、原因として色々挙げてある中に『母子分離不安』というものがあります。
低学年の不登校に多い理由だそうです。私は、この『母子分離不安』という言葉に凄く苦しめられました。
「ママがいい」と言われるたびに自分が身動きとれなくなりました。
「ママがいい」と言う子どもに悪意はないでしょうが、こちらだって仕事もあれば家事もある。子どもにつきっきりになるのはハードルが高すぎます。
でも、「ママがいい」を放置すると、余計に学校に行けなくなるのではないか・・・。
もう、どうすれば良いかわからなくなりました。
そこで、とりあえず「不登校」に関する知識を頭に入れようと思い、本を買って読んだわけです。
3冊とも、良かったです。
「不登校」という親には辛い行動をとるとき、子どもは一体何を考えているのか、また、どうすれば登校するようになるのか、道しるべとなる情報がたくさん載っていました。それに、「ああ、不登校でもいいか」と心が軽くなりました。
3冊の中では、「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」に書かれていることが一番納得いきました。
〇不登校は、子どもの心の栄養不足
〇子どもの心の栄養は、「自信の水」
〇「自信の水」の器の大きさは子どもによって異なる
この理論です。実際どうすれば良いのか、1日3分の働きかけとは何なのか、については本を読んでいただければ、と思います。
この「自信の水」を子どもに与えることは、そう難しいことではありません。
しかし、子どもの自信の水は、随時減っていきます。だから毎日毎日与えることが必要ですが、続けることが難しいのです。
子どもが元気に登校していたとしても、この本は読み返し、自信の水を与え続ける意味を都度確認し、子どもの心の栄養不足を防ぎたいと思います。
一つ、ひっかかったのは、どの本を見ても「母親」が主体となっているところです。
現実問題、父親が主体になって子どもの不登校に向き合ったり、付き合ったりすることができないのでしょうが、母親の負担って大きいです。
そんなところもケアできる人が身近にいると、不登校にも余裕をもって向き合えるのかも知れません。
読んだ期間:2017年5月GW明け頃