そのお金のムダづかい、やめられます
お金をムダづかいしている、という意識はないのですが・・・
読んでみました。
お金、ムダづかいしていました・・・・
反省。
帯に書いてあるのですが、脳は放っておくと浪費するようにできているらしいです。
この事実を知らなければ、知らない間の浪費を今後も繰り返したことでしょう。
読んでよかった。
損失回避性
脳は、とにかく『損をしたくない』という働きが強いのです。
これを、損失回避性といいます。
今だけ!や、会員限定!などの文字を見ると、「買わなきゃ損!」と思い込むようです。
確かに、○月×日まで期間限定30%オフ!なんてチラシを見ると、何か今買わなければならないものがなかったか、探しますよね。
そこで、少しでも買う要因のあるもの(ストックがなくなりかけている、いつか着るかもetc)を無理やり見つけて、無理やりお買いものしちゃうようです。
心当たりがあるから、コワイ。
そう、私は知らない間にムダにお買い物をさせられていたのです。
女性の魅力も相対的
これは、ムダづかいかとはあまり関係がなく、コラムに書かれていたことです。
知り合いの女の子に、「可愛い子紹介するよ~」と言われて、本当に可愛かった試しがない不思議・・・。
こちらの理由が述べられていました。
ずばり、本能の違いらしいです。
男性には手当り次第タネを植え付けたいという「種の保存」の本能が働いています。
一方女性は、卵子の数が有限であるという身体の特性上、子孫繁栄のためにもっとも優れた精子と出会いたいという本能があります。
すなわち、男性には女性の順位付けはなく、男性同士でも特に順位づけされないんです。
でも、女性は「もっとも」優れた精子をゲットするために、少しでも気がある場合は絶対に自分より可愛い子は紹介しません。
人間の脳は、価値判断を相対評価で行いやすいという性質があります。すなわち、自分を少しでも引き立ててくれるいわゆる「オトリ」を並べて自分の価値を高め、自分を選んでもらおうとするようです。
逆に言えば、男性のみなさんは、女性が、その子より可愛い子を紹介する場合は、まったく自分に興味がない、ということを示しているということですね。
おもしろ~い。
『返報性』と『一貫性』
これも、心当たりがある人が多いと思います。もちろん、私も・・・。
ショップの店員さんが親切にアレコレ持ってきてくれたり、試食したりすると、「買わなきゃ悪いな」という気持ちになるのです。これを「返報性の原理」と言います。
また、呼び込みにYesと言ってついて行った場合、「買ってよ」にもYesと答えやすくなります。これを「一貫性の原理」と言います。
何かをしてもらった時に「返報性の原理」が働いて、お返しに何かを買ってあげたくなる、あるいは、一度相手に同意してしまい、次の依頼にもつい同意して買ってしまう、このような脳の「クセ」があることを理解し、買いものに行きましょう。
そのほか、「無料の魔力」やダメと言われると欲しくなる「心理的リアクタンス」などについての説明もありました。
とにかく、ムダづかいしている気がなくムダづかいするのは、これを機に辞められるといいな、と思いました。
心から欲しいもの、満足できるものだけを見極めて、お買い物をできるようになりたいものです。
心から欲しいものは、いくら高くても「ムダづかい」ではないからです。
読んだ期間:2016年7月25日~2016年7月31日