生きるのが面倒くさい人 岡田 尊司
軽い気持ちで手に取りましたが、なかなか重い内容でした・・・。
読むのに1日25分x5日かかりました。
帯の文言に心当たりのある方って、多いのではないかと思います。
『この世は煩わしいことばかり』
人と会う、働く、頑張る、決める、期待される・・・
はい、私も心当たりあります!
- 人と会う→何かの会合に参加表明するが、当日になると面倒くさくなり、行きたくなくなる(参加表明するときは、行く気満々ですよ。)
- 働く→辞めたいな~、と思うこと、多々。
- 頑張る→頑張って何かやっている人って、輝いていて憧れるなあ。けど、私には無理だなあ・・・
- 決める→私なんも決めたくないのですが・・・。間違って責められたら嫌ですもの。
- 期待される→期待通りに動けなかったらどうしよう・・・
等々。
気になるポイントが多すぎて、読みながらつけた付箋が16枚。
通常5枚くらいです。
思い当たるフシが多いのが、付箋が増えた原因かも知れません。
さて、回避性パーソナリティに対しては、周りが理解をし、適切に対応することが大事なようです。
もちろん、本人が一歩前へ進もうという努力も必要なのですが、それを他人が強いるのは、その人にとってメチャクチャ重荷でプレッシャーなのです。
「もっと積極的に!」「どんどん前へ出て!」などの励ましは、回避性パーソナリティの人にとっては、何の励みにもならず、それどころかマイナスに働いちゃうんですね。
「あれ、この人回避性パーソナリティなのかな?」と思う人に対しては、変化を強いないことが大事です。
その代り、ルーティンワークは見事な仕上がりを見せるなど、ほかのところで輝けるのですから、それを長所として認めることが第一歩です。
最後に、いいな、と思った文章を。
これは自分の人生なのだから。自分の好きに使っていい、自分のための時間なのだから。
読んだ期間:2016年6月27日~2016年7月1日