その「1錠」が脳をダメにする 宇多川 久美子
タイトル買いです。1年以上前の新書でも、書店で平積みしてあると、つい買ってみたくなるものですね 。書店の作戦でしょうか???
その「1錠」が脳をダメにする 薬剤師が教える 薬の害がわかる本 (SB新書)
- 作者: 宇多川久美子
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/04/06
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
感想としては、健康・美容に興味のある人なら割と知っている内容&極端な話も多いなあ、です。もちろん、嘘が書いてあるわけではありません。
ただ、この本をご高齢の方が読み、受け取り方を間違え、自己判断で処方薬の服用を中止した場合のデメリットを考えると、あまり世に広まってほしくない気もします。
(一応、薬業界に所属しております身から申し上げると、ですが。)
薬と毒は裏表、あるいは、紙一重など、いろんな言われ方しますが、そうなんですよ。要は、使い方が大事だと思うんです。
こんなことはこれまで、誰しもが訴えてきていることです。薬=悪、ではないですよ。
薬で助かる命も多くありますよね。
この本で扱われている薬たちが処方されたとき、「こんな危険もあるなあ」と思いだし、その危険性について不安があれば医師に相談することができるとするならば、それがこの本の正しい使い方だと、思います。
この本で扱われている薬たち=絶対に飲んではいけない、と、短絡的な考えをしないで欲しいです。
ちなみに、私は薬に対しては半信半疑、というところです。
読んだ期間:2017年8月21日~22日