わが子が「お友達」関係で悩まない本 風路 京輝
こんなダイレクトなタイトルには、興味を惹かれてしまいます。
小学校入学前から中学年くらいまでのお子さんがいる親の方におススメかな、と思いました。
本書は4章構成です。
はじめに
第1章 みんなが「お友達になりたい」と思うのはどんな子?
第2章 「お友達に好かれる子」の育て方
第3章 こんなとき、どうすればいいの?
第4章 学校の先生と上手に付き合うために
おわりに
私的には割と「もう知ってるなあ」という感じの内容も多かったですが、第4章は参考になりました。
学校の先生への連絡の取り方、連絡帳の書き方(相談がある場合)等、実際相談したい事がある方には、とっても参考になると思います。
第4章に限らず、先生目線でのアレコレが書かれているので、「先生たちはこんなふうに見ているのね」「先生同士も色々あるのね」「校長先生ってそんなことしてたんだね」等々、新しい発見もありました。
たった一つ気になったのは、こういう本を読んでしまうと、わが子を見て
「この子では友達に好かれないかも知れない・・・」
「むしろ友達から嫌われてしまうのではないか・・・」
という不安が過剰になってしまう可能性があるな、ということです。
私は特に、わが子を型にはめてしまう傾向があると思っているので、気をつけたいところです。
(※わが子を型にはめてしまう、ということには、最近ようやく気づき、型にはめてしまわないよう努力しているところです。)
読んだ日:2017年12月3日
わが子が「お友達」関係で悩まない本 (フォレスト2545新書)
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茶色の朝 フランク パヴロフ
知り合いから教えてもらい、読みました。
- 作者: フランクパヴロフ,ヴィンセントギャロ,藤本一勇,高橋哲哉
- 出版社/メーカー: 大月書店
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 58回
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文章自体は凄く短いです。はっきり言って、5分もあれば読めます。
子どもたちへの読み聞かせにちょうど良いボリュームです。
ただ、途中途中の絵は、子どもたちには楽しい絵ではなく、内容も重めなので、寝る前に読むような本ではないかな、と思います。
最後に、現東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授の高橋哲哉氏からのメッセージが載っています。
「なぜ茶色なのか?」の解説部分は、私にとっては難しく、また、現段階で興味のないことなので、読み飛ばしました。
が、本当に最後の最後のメッセージ
思考停止をやめること
これは、色んなことに共通することですよね。
本書では、色々な理由をつけて思考停止した男性の日常からある結末までがメインストーリーですが、ほとんどの大人は「やべ、自分もだわ」と思えるはずです。
忙しいから、面倒くさいから・・・そんな理由で色々なことを何となく受け入れていくうちに、とんでもないことに。
大人にも読んでほしい1冊、子供たちにも読んであげて、どう思ったかを聞きたい1冊でした。
永久保存!!
読んだ日:2017年11月25日
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大阪のおばちゃんの人生が変わるすごい格言100 森 綾
ぷぷぷ、っと思いながら、あっという間に読めました。
大阪のおばちゃん、憧れます。
大阪のおばちゃんとお話した経験が多いわけではないので、テレビ等により得た『イメージ』の方が大きいのですが、
「こんなこと言ってる!」(言ってそう)
「そんな感じ、そんな感じ!」(イメージ)
というような事が、た~っくさん書いてありました。
本書は6章構成です。
はじめに
第1章 懐に入るおばちゃん
第2章 切り返すおばちゃん
第3章 見抜くおばちゃん
第4章 かますおばちゃん
第5章 育むおばちゃん
第6章 悟るおばちゃん
各章にそれぞれ、「おばちゃん・・・」と、感動するような格言がおさめられています。
子育て真っ最中の私には第5章が、悩み多き私には第6章が特に感動しました。
「あ、これ使ったろ」と思える言葉ですね。
例えば・・・
そんなとこ蹴ったら、足が腐るで。
家の中の「神聖」とされているものを、ふざけて蹴ったりしたときには、このように言われてかなり怒られるとか。子ども心には「どうしよう」と、非常に心配になるようです。
自分の子供たちが何かしら悪さをしたら、「〇〇腐るで」と、アレンジして使おうと思っています。
あるいは、
なるようにしかならへんて。
これは、悩んでいる側としたら、本当に言われたら泣いちゃいそうですよね。「悩むなんてアホらしい」「どんだけ悩んでも結果は一緒」と、核心をついている気がします。
ケ・セラ・セラ。
やっぱり最後に使いたいのはコチラ。
知らんけど。
色々とおせっかい焼いたり、うだうだと言ったりした挙句の果てには、自分の発言には全く責任を持たないという、適当さ。欲しいっす。
読んだ日:2017年11月22日
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もっと、やめてみた。 わたなべぽん
さくっと20分くらいで読めてしまう内容です。
以前、こちらも読みました。
感想書いたと思っていましたが、過去記事になかったので、書いてなかったのですね。
今回、この「続編」ということで、もっと色々やめてみたようです。
そもそも、「やめてみた」の中で、炊飯器をやめて、必要な時に土鍋で炊くようにした。炊いた残りは冷凍してチンすると、炊飯器の保温より美味しい♪という内容がありました。
それに感動して、私も炊飯器やめたいな、土鍋で美味しいご飯炊きたいな、と思いながらも早1年、何も変わっていません(汗)
まあ、全部実践しなくてはならないものでもないし、「なるほどね~」程度の感想を持っていたわけです。
(そして特に何もやめなかった。)
それでも、第2弾を読みたくなったのは、私も何か色々「やめたい」と思っているからかも知れませんね。
本書は3章構成になっています。
はじめに
第一章 身近なところで、やめてみた
第二章 人間関係で、やめてみた
第三章 囚われるのを、やめてみた
エピローグ
あとがき
特に、第二章が「私か?」と思うほど、やめる前のぽんさんの行動が似ていました。
だから、非常に考え方の変え方の参考になりました。
何か予定を入れたあと、当日が近づくにつれて「面倒臭い・・・」「行きたくない・・・」となるタイプの人には、ぜひ読んでほしいところです。
第一章では、ボディソープをやめて、石鹸を手作りするエピソードがありました。
石鹸手作りって、ハードル高い・・・。それをやってのけるのだから、私とは共通する部分もありつつ、その「凝り性」的なところは、違う部分だなあ、と思いました。
マンガを描くような人は、何かを創造することが、元々好きなのですかね・・・。
読んだ日:2017年11月21日
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イライラが笑顔に変わるなりきり子育てのススメ なかしまゆき、上羽京
2歳くらい以上のお子様がいるママorパパにおすすめしたい本です。
(最後に「パパ対策」も載っているので、ママ向けかな?)
イライラがすこ~し、収まるかも^^
本書は3章構成です。
プロローグ
第1章 「演じる」と変わる3つのこと
第2章 なりたい姿はどんなママ?
第3章 さあ、演じてみましょう!
エピローグ
第1章で理屈、第2章でワーク、第3章で実例、という感じです。
私は、本を読むのは好きなのですが、本の中で「ワーク」をすることが非常に苦手です。
どうしてでしょうね?ワークで書きだすことによって自分の理想像等が可視化され、それが恥ずかしいのかも知れません。そのためのワークですが。
でも、本当はそれを乗り越えないと、自分の成長につながらないのかも知れません。
自己啓発系の講習会などでも、ワークの時間があったりしますが、どうしてもワークの瞬間に魂抜けて、斜め上から傍観し始めてしまいます。
「あほらし」と思ってしまうのです。ダメですね、これじゃあ(笑)
ということで、第2章のワーク的なところは、ほとんどすっとばして読んでしまいました。
「お、これ使えそう」と思ったのがこちら↓↓
〇「ママなんて大嫌い!」と言われたら⇒ママはあなたの最大の味方なんだ、と伝えるチャンス!「ママは〇〇ちゃんのことが大好きなんだけどな」と言ってみる。
(私は、つい、「そんなこと言う〇〇ちゃんなんて、ママも嫌いだよ!」と応戦してしまいます。これ、NGです!!)
〇兄弟ゲンカに口をはさみたくなったら⇒プレミアムシートで見ている観客になる。
ママが解決してしまったら、子どもたちは何がケンカの原因なのか、次はどうしたらいいのかを考えません。
なるほど~!映画だと思って、口出しをせずに見ておきましょう。
〇何かしているときに子どもに呼ばれたら⇒悩める相談者になる。
「今、〇〇していて××なんだけど、どうしたらいい?」と、子どもに相談すれば良いのですね。呼ばれたらいつでもどこでも、それを受け入れる、というのは不可能ですもんね。子どもに解決策を考えてもらいましょう。
楽チンだし、子どもの考える力を養うこともできるし、一石二鳥!
〇友達とケンカをして、大泣きで帰ってきたら⇒ママはそよ風になりましょう。
まだ私の子供は友達とケンカをして帰ってくる、ということはないですが、これから学年が上がるにつれて、そういうことも起こるのでしょう。
そんな時は、根堀り葉堀り聞き出そうとするのではなく、その場を心地良い雰囲気にしましょう。寒ければ部屋を暖かくし、暑ければ涼しくします。
子どもが帰ってきて「安心」できる場所にするだけでOKなのです。
子どもは、聞いてほしければ自然に話出しますから。
〇子どものやることなすことが気になるときは⇒空の上から見守る神様になりましょう。
これ、ついつい子どものやることなどに口を出したくなっちゃうんですよね。でも、神様の心で見守りましょう。
〇「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」と、爆発しそうなときは⇒セミになりましょう。
セミになる、という発想は面白いですよね。詳細は書きませんが、理屈にものすご~く共感しました。
イライラ⇒笑顔、少しできそうな気がします。
読んだ日:2017年11月16日
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婚礼、葬礼、その他 津村 記久子
小説を選ぶとき、たいてい中身をパラ見してみますが、もはや津村記久子さんの小説は無条件で読みます。
標題となっているお話と、「冷たい十字路」というお話が収録されています。
いつもながらの読み心地。
旅行の予約をしたその日に、友達から結婚式の招待&二次会の幹事の依頼。
それが旅行の日程の最終日。そんなところから話が始まります。
主人公の心の動きが、読んでいて面白いですね。私だったらどうするかな、なんて考えながら。
そして、タイトルにもある通り「葬礼」まで絡んできます。
結婚式、お葬式をしたことがある人ならば、主人公への同情もわいてきます。
で、最後、「このあと良いことあるといいね」と、すこ~しだけほっこりした気持ちで終わります。
ふふふ、津村記久子さん、まだまだ読んでいない作品残っているので、しばらくは楽しめそうです♪
「冷たい十字路」とういのは、高校生の自転車事故にまつわる様々な視点からの話です。
損害賠償が~、とか、怪我をさせた責任は~、とか、そのような重い話ではありません。
事故現場を見た様々な人たちの思いや生活が描写されています。
私、ある一つの物事を、色んな人の立場から描かれている小説、大好きなんです。
色んな考え方に触れられるからなのかな?
読んだ日:2017年11月15日
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津村記久子さん作品の日記↓↓
なぜ、あなたのやる気は続かないのか 平本 あきお
なぜなのでしょうね。わかりやすく解説してくれています。
よし、明日から朝早起きして、ランニングをするぞ!と、心の中で思ったことがある人は少なくないと思います。私も、何度そう思ったことか。
やる気、って、次の日にはほぼなくなっていたりしますよね。不思議。
本書では、すっきりシンプルに「やる気」についてまとめられており、手軽に読める内容でした。
7章構成になっています。
はじめに
Chapter1 どんな人でも今度こそ、できる!習慣化の法則
Chapter2 「やめたい」のにやめられないのは、なぜ?
Chapter3 やる気がもっと長続きするコツ
Chapter4 できる大人の時間術
Chapter5 中だるみした気持ちをピンと張る秘訣
Chapter6 そもそも、あなたのやる気はだれのもの?
Chapter7 「一点集中」の法則
おわりに
(各Chapterの題名には、副題みたいなものがついているのですが、それらは省略してあります。)
まず最初に「へ~」と思ったのは、次のような文。
ユダヤ人は幼少期に、父親のあたたかい膝の上に乗せられ、水アメを食べさせてもらいながら聖書を読んでもらうそうです。つまり、あたたかい体温、甘い水アメ、優しい声に包まれているのと同時進行で、本を読むという習慣が身についたのです。
彼らは本を読むと無意識のうちに甘い水アメとあたたかい体温の感覚がよみがえるそうです。そうして本が好きになり、たくさん読むのだといいます。
子どもに本を読んであげる重要性って、色々な本に書かれていますが、この、「本を読む」と「水アメ」という、行動と快の結びつきについて書かれているものはあまりなかったのではないかと、思います。
習慣化の秘訣は、行動と快を結び付けることなのです。
これって、子どもの勉強へのやる気を起こさせるヒントでもありますよね。
例えば、今子どもが横で「百ます計算」をしています。
最初は「え~、こんなの嫌だ~。やりたくない~。この世の終わりだ~」と、嘆いたものです。何とか機嫌の良いときに何度かやらせてみて、タイム、あるいは、正答率など、とにかく満点ではなくても褒めまくりました。
1年生が5分以上計算を集中してやる、ということだけでも、私は凄いことだと思いましたから、その点も褒めました。
それを繰り返しているうちに、「今までで一番早くできた!」「1問も間違えなかった!」など言い始めました。
タイムが縮まる=快、全問正解=快、となったみたいです。今では、百マス計算と他の算数の問題の「どっちやる?」と聞くと「百マス計算!」とまで言うようになりました。
習慣化、とは少し違うのかも知れませんが、行動と快が結び付いた結果だと思っています。
では、止めたい習慣についてはどうすれば良いのか?ということも、本書ではちゃんと解説されています。
タバコ、間食、スマホ、アルコール・・・やめたいのにやめられない~、という事は多いですよね。それらが「快」となっているからやめられないのです。
だから、先ほどとは逆に行動と「苦痛」を結び付ければ良いのです。
どのように結び付けるのか?という具体的な事例については本書をお読みいただければ、と思います。
その他の気になった箇所↓↓
〇低いハードルを設定→楽しく跳べる→もっとチャレンジしたくなる。
〇とにかく一歩踏み出してみる。はじめの一歩が、次の一歩につながる。
〇ゼロベース思考。途中であっても再決断する。
〇やる気が続かない⇒本当はやりたくないことを、やりたいと思い込んでいる。
〇自分軸を見つける→自分にとって何が大切か、そして、本当はどうありたいか。
さくさくっと読むことができ、気軽に取り組める内容の本でした。
読んだ日:2017年11月14日
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