mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

クスリに殺されない47の心得 近藤 誠

ほうほう。またもやタイトル買いしてしまいました。

2年前の本やないか~い。 

クスリに殺されない47の心得 体のチカラがよみがえる近藤流「断薬」のススメ

クスリに殺されない47の心得 体のチカラがよみがえる近藤流「断薬」のススメ

 

ちなみに、過去にも古めの新書をタイトル買い↓↓

一応お薬業界の端っこに身を置く私なので、こういうタイトルの本にはどうしても食指が伸びてしまうんですよね・・・。

(発売時点で何で読んでないねん、という疑問は捨ててください。)

 

いやあ、しかし、色んな考え方があるんだな~、って。

インフルエンザ、抗がん剤抗生物質の箇所なんかは、ウムウム、同意。

実際自分が「〇〇癌ですね」なんて言われたときに、この本のことを思い出せるかどうかはわかりませんし、冷静に色々考えられるかどうかもわかりません。

が、知識の一つとしては、頭に入れておきたいと思った内容でした。

 

9月に読んだ本よりは、同意できる部分が多かったのは、お医者さんが書いてるからでしょうか。(私は医者ではありませんが。)

実例が多く提示されていると、説得力が増しますね。

 

ただ、細かい話をしても良いでしょうか。

本書では「こういう報告が~」と、論文や研究発表を根拠にして、概ね理論的に話が進んでいきます。

ただ、そのような場合、私はどうしても「人種差」が気になってしまいます。いちゃもんに近いのかも知れませんが(汗)

日本人ですべての研究をカバーすることは、もちろんできません。そんなことはわかっています。

他の人種での結果が日本人に当てはまらない、という可能性も低いとは思います。

しかしながら、「そこまでど~んと言い切って良いものなのか・・・?」という疑問が常に頭に浮かびます。

 

さて、私は今年はインフルエンザの予防接種はしません。

この本に影響されたからではありませんよ。実感として、予防接種をしなかった時にはインフルエンザに罹らず、予防接種をするように なったら罹患するようになったからです。

しかも、予防接種していても結構しんどかったし・・・。

結局寝てるしかできないし。 

 

予防接種していなかったら、もっとしんどいのではないか?という疑問は、今後自分の体を使って検証していきます。

でも、加齢とか環境変化とか色々あるからなあ。難しい。 

 

読んだ日:2017年11月12日~14日

クスリに殺されない47の心得 体のチカラがよみがえる近藤流「断薬」のススメ

↑画像orタイトルをクリックするとamazonのサイトにとびます。

サラバ! 西 加奈子

これ、話題のやつが文庫化されたらしいで。

と、主人が買ってきました。基本的にはあまり本を読まない人ですが、今でも昔でも、話題になった本は気になるっぽいです。

サラバ! 上 (小学館文庫)

サラバ! 上 (小学館文庫)

 
サラバ! 中 (小学館文庫)

サラバ! 中 (小学館文庫)

 
サラバ! 下 (小学館文庫)

サラバ! 下 (小学館文庫)

 

分厚めの文庫本3冊ともなると、家事育児の合間に読むには少し時間がかかりました。

が、上⇒中⇒下と読み進めていくにつれ、どんどん勢いづいていき、下巻などはあっという間に読めちゃいました。

 

おもしろかったです。

 

主人公と自分が重なる部分が多くて、共感しつつもラストまで来たところで、自分の生き方を振り返り焦りました。

あれ、小説の中の主人公は一歩前へ進んでいったけど、それを読んでいる私はどうなったのか・・・?お~い、自分の人生!聞こえますか~????置いてけぼりだぞ!

 

だいたい小説を読むとほっこりとして終わることが多い私ですが、今回は前向きすぎる終わり方に、取り残された感でした。

とはいえ、内容は面白かったので、西加奈子さんの作品を他にも読んでみたいです。

朝倉かすみさん、津村記久子さんに続くは、西加奈子さんですね!

 

今回勝手なキャスティング。(年齢などは考慮せず、イメージのみ。)

主人公(歩)⇒ 神木隆之介(大学生以降)

歩の母親 ⇒ キムラ緑子(歩父親と離婚後)

歩の父親 ⇒ 真田広之(歩の幼少時、出家後)

歩の姉 ⇒ 中谷美(世界放浪時以降)

矢田のおばちゃん ⇒ 樹木希林(いつでも)

 

ん~、難しい。

 

読んだ期間:2017年11月上旬

↑画像をクリックするとamazonのサイトにとびます。

この世にたやすい仕事はない 津村 記久子

津村 記久子さんブームもまだまだ続いています。

好きな作家さんの小説は、さくさくと読み進みますね♪

この世にたやすい仕事はない

この世にたやすい仕事はない

 

ん~、やっぱり面白い!読んで良かった~^^

一人の女性が色々な仕事をする様子が、仕事ごとに章に分かれて書かれています。

『本当にこんな仕事あるの!?』というような仕事もあったりして、楽しいです。

 

第1話の『みはりのしごと』というお話で、ぐっと惹きこまれました。

ある人物を隠しカメラで録画した様子をひたすら見ながら、ある特定の行動をしないか、その兆候がないかなどを見張る仕事です。

録画を見る仕事なので、途中で一時停止して休憩しても良いし、慣れてくれば、2つの録画を並行して見ることもできる。一見楽そうな仕事です。

でも、ず~っと座っていないといけなかったり、対象者に生活を影響されたり、弊害も多いようです。主人公は、どっぷり対象者にハマり込んでいましたよ。なんか、一方的友情が芽生えそうな感じ。

私なら、「1週間くらいならバイトでやりたいなあ。でも、時給低そう・・・」といった感じの仕事です。

本当にあるのかな?

 

その他も、変わった仕事にばっかり就く主人公です。

仕事コロコロ変わるし、自分のことを凄く卑下した感じの主人公ですが、どの仕事もそれなりに、あるいはそれなり以上によくこなしています。

実は主人公って相当優秀じゃね?と思えます。

 

うんうん、良かった。

 

読んだ日:2017年10月下旬

 

津村 記久子さんの本に関する記事↓↓

 

 

mayu-banzai.hatenablog.com

 

あえて書くことではないかも知れませんが、下記小説、テレビ番組でだいぶ前に紹介されていて、大絶賛だから・・・と、あまり本を読まない主人が買ってきました。

「純文学」というジャンルで見れば優秀な作品なのだそうですが、私には純文学は理解できないようで、1/4ほど読んで、読むのを止めてしまいました・・・。

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)

 

意味が本当にわからなかったです。

好きな人は好きなんだろうなあ、という感じです。

 

わたしたちはその赤ん坊を応援することにした 朝倉 かすみ

まだまだ、私の中では朝倉かすみさんブームです。

わたしたちはその赤ん坊を応援することにした
 

7つの全く独立した短編集です。

 

一番最初のお話が、私は一番好きかも知れません。

『森のような、大きな生き物』というお話です。

簡単に言うと、スポーツ選手を応援する話、でしょうか。

おそらく多くの30代後半以上の人にとっては、凄くリアル、あるいは、「ああ、なんかわかる気がするわ」という内容です。

実名も、お話の中での名前も出てこないのですが、「これって、あの人のことだよね」。

さらに、その人について、「そうそう、私も同じこと思ってた!」という感じです。

 

全体的に、「なんかわかる気がする」話が多かったです。

(個人的にはあまり好きではないお話もありましたが、それはしょうがいないですよね。) 

 

ちなみに、本のタイトルが題名となっているお話はありません。

私は珍しい気がしますが、そうでもないのかな?

 

読んだ期間:2017年10月上旬

 

朝倉かすみさんの本に関する過去日記↓↓mayu-banzai.hatenablog.com

 

年収1000万円「稼げる子」の育て方 林 總

著者の方の名前は「はやし あつむ」というそうです。

ついつい、タイトルに惹かれてしまい・・・・。えへ。

年収1000万円「稼げる子」の育て方

年収1000万円「稼げる子」の育て方

 

本書は6章構成になっています。

 はじめに

 第1章 学歴よりも「資格」と「専門性」

 第2章 読み・書き・そろばん、お金の教育

 第3章 教育費は選択と集中

 第4章 受験と学歴の意味

 第5章 「仕事観」こそ教育せよ

 第6章 会計の視点を子どもに教える

 おわりに

 

この本では、「子育ての北極星」という言葉で、子どもがどのように育ってほしいかのゴールを明確にするよう述べられています。

それは、「東大に入って医者になる」のようなことではなく、誠実になってほしい、や、優しい子に育ってほしい、などのようなことです。

これがない親は、どうしても「良い中学校に入ってほしい」「テストで良い点をとって欲しい」という思考になり、一時的な成果を出すことに必死になてしまうそうです。

あれ、私??みたいな。

 

子育ての北極星、ですか。

私はどんな風に育ってほしいと思って子育てしているのだろう。

リーダーシップ?協調性?優しさ?そりゃあ、全部兼ね備えたスーパーマンにでもなってくれれば、言うことないかも知れません。

でも、平々凡々な親二人から、そんな子は産まれませんよね。

 

子どもが幸せになるために、親は北極星をきちんと確認し、北極星を目指して子育てしてくべきなのですね

 

本書から、気になった言葉をいくつか抜粋。

子どもが幸せに生きていくことこそが正しい目標である。

見栄を捨てましょう。

中学受験についても述べられています。

中学受験の価値を「受験勉強」そのものに置く。

中学受験では、小学校中学年から高学年にかけて「読み・書き・そろばん」の力を徹底的に強化できることがメリットである、と著者は述べています。

合格すればもちろん良いけど、試験までの過程が、その後生きて行くうえでの力となる、という考えでしょうか。

全面的に賛成です!

プレッシャーは、子どもからチャレンジ精神や心の余裕を奪います。

はい、わかりました。プレッシャーをかけない、親の力が試されるときですね。

希少性と生産性。このふたつが、人よりも少し多く稼ぐのに必要な二大要素なのです。

なんか、わかる気がします。これからはAIに仕事をとって変わられる時代だ!なんて、よくニュースになりますが、知識を使うだけの仕事、マニュアル通りにするだけの仕事は、とって変わられる代表格なのでしょうね。

子どもには、これからの未来がどのように変わっていくのか、わかるところは伝えつつ、一緒に考えていきたいです。子どもが就職するころ、今の年収1000万円の仕事は、もうないかも知れないですし、「○○になれば大丈夫っしょ!」という考え方は危険ですね。

自分の希少価値と生産性を高めていくために、自分をどうプロデュースしていくか。

これは、働くすべての人に共通することですね。自分に対して言われた気がしました。

人間力は生まれつきのものではありません。親から教わり、いかにいい人間と出会うかが重要なのです。

「親自身に人間力があれば、子どもはおのずと魅力的な人間になります」。ああ、耳が痛くて聞こえなくなりそうです。

 

これまで読んだ子育て本とは少し毛色の異なる本だったかな、と思います。

 

ほんと、子どもが赤ちゃんの時に、「たま〇よ」ばかり読んでいないで、こういう本をもっともっと読めば良かったです。

 

読んだ期間:2017年10月上旬

ほめ日記 手塚 千砂子

結構昔の本ですが、図書館で借りてきました。

子どものことを、もっと上手にほめたいな、と思い、タイトルだけを見て借りたのですが・・・。

ほめ日記―子育てハッピートレーニング

ほめ日記―子育てハッピートレーニング

 

実際は、母親に対して、もっと自分をほめましょう!という内容でした。

本書は、4章構成でできています。

 はじめに

 chapter1 「子育て脳」の発見

 chapter2 「ほめ日記」の3つのステップ

 chapter3 「ほめ日記」にチャレンジ!

 chapter4 私たちは「愛の天才」です

 おわりに

 

私は、「はじめに」で心をぐっと惹きこまれてしまいました。

  • 本当は”社会の宝”を育てているのですから、お母さんたちはもっと自信と誇りをもって子育てしてほしい
  • 社会の宝を育むもっとも”尊敬に値する存在”
  • 「子どものため」ではなく、「あなた自身の幸せと癒し」を得るためにページをめくってください

ピーンときましたね。あ、私ずっと幸せ探してるよな、と。でも、見つからないんです、幸せ像が。

「理想の家族」だとか「理想の子供」だとか「理想の人生」だとか、理想ばっかりは思い浮かぶのですが、どういう状態になったら自分が幸せを感じるのか、さっぱりわからないのです

 

だから、「あなた自身の幸せと癒し」というフレーズには反応せざるを得ませんでした。

 

自分をほめるのって、実は結構難しいんですよね。私、他の啓発本を読んで、「もっと自分をほめよう!」って過去に思ったことはあるのです。

でも、夕食を作ったからといって、それだけで自分をほめることは、なかなかできないのです。だって、誰でもやってることでしょ、って思いますから。

本書では、自分をほめることの効用とともに、具体的なほめ方や、他の方のほめ日記の実例なども載っていて、わかりやすいです。『ほめ言葉リスト』も、語彙が貧弱な私には助かります。

ああ、こういう風にほめれば良いのか、それなら自分にもできそうだわ、と思えるのです。

 

ほめ日記を続けるうちに、自分だけではなくて子どものことも自然とほめられるようになるそうです。

そうすると、母親イライラ⇒家庭内ギスギス、という悪循環が断ち切られ、家族の雰囲気も変わり、毎日が明るく前向きになるというのです。そんなに激しく実感は得られないかも知れませんが、ひとまず2週間はやってみようと思います。

 

ほめる、を続けて、幸せを実感できるといいな。幸せ像が現れてくれるといいな。 

 

ところで、図書館の本のいいところの一つに、「とりあえず借りてみる」ことができる、という点があると思います。

書店でこの本を見かけていたら、きっと発行年の古さから買わなかったでしょう。

私は、自己啓発ジャンルの本は、基本的には新しい方が良いと思っていますから。

古い本に1000円以上も使いたくないわけです。(小説などは別ですよ。)

 

図書館の本は、お金もかからないし、途中で読むのをやめて返却しても、また借りれば読むことができます。

なんと素晴らしい!!

今回、気軽に借りた1冊で、お金を払って買った他の一部の本よりも素晴らしい内容を得ることができました。

これからも、どんどん図書館を使いたいと思います!!!

 

読んだ期間:2017年10月19日 

 

わたしの主人公はわたし 細川 貂々

 『ツレがうつになりまして。』の作者の方の本ですね。

ツレだけが、うつなのだと思っていましたが、ご本人もうつだったのですね。 

わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方

わたしの主人公はわたし:他人の声に振りまわされない生き方

 

『うつヌケ』つながりで読みました。

 

うつヌケに関する日記はこちら↓↓

うつヌケから色々広がっていきます。

私は、自分はうつではない、と、自分の中で勝手に結論を出しています。

そのことによって、少し気持ちが楽になっています。私の考え方が少し危険だな、という認識を持つこともできています。

 

本書は3章構成になっています。

 第1章 自分のなかのダメと向き合う

 第2章 ズレをこわがらずまわりと向き合う

 第3章 ココロを〇くする自分との向き合い方

 

私は、第3章が一番好きです。

 

心に残った、あるいは、心に残したいフレーズを以下に記します。

  • 身体がゆるむと心もゆるむ・・・つかれたら休む。ねるの大好き。
  • この人いいなあって思うのは自分自身。この人やだなあって思うのも自分自身。
  • 自分で気づいてないけど、きっと誰かが見ててくれてる
  • 「好き」に正直になる
  • ワクの中に入ってたらみうごきとれなくなるから、ワクを作らないようにしたい
  • 「ダメ」と決めているのは自分自身

 

読み進めながら思ったのは、著者の方の考え方と、私の考え方は似ているなあ、ということです。

著者の方は、相当ネガティブ思考だそうですが、その思考に対して「こう考えればよい」「それでいいんじゃない?」「しかたない」と、ご自身なりの考えの変化を記されています。

その、変化する前の考え方と、私の考え方が似ているのです。だから、本当、自分の思考を変えるためのヒント、あるいは答えまでもがたくさん詰まった本でした。

 

読んで良かった♪

エッセイストだけあって、非常に短く簡潔まとめた文章と、癒し系のイラストで、すらすらすら~、と読めてしまいました。

細川貂々さんの他の著書も読んでみたいなあ。

読んだ日:2017年9月下旬