ワーカーズ・ダイジェスト 津村 記久子
津村 記久子さんの1冊です。
Wikipediaによると、2011年に第28回織田作之助賞を受賞した作品だそうです。
織田作之助賞についてはこちら↓↓(リンクでとびます)
(文学賞にはあまり興味がない私は初めて聞いた賞ですが・・・)
なかなかロマンチックな話だったと思います。
仕事で1度出会っただけだが、偶然、名字も年齢も誕生日も同じだった男女が、その後もチョイチョイつながりを感じながら、物語は進んで行きます。
私が独身で、彼氏もいなくて、まだ会社に属していたならば、仕事が楽しくなっただろうなあ・・・なんて。この物語のようなことが起こらないか期待しながらの仕事です。
まあ、私の職種では、他社の人と接する機会はとても少なかったのですが。
ああ、話の続きが気になる~~~!!!
この本には、ワーカーズ・ダイジェストともう一つ、『オノウエさんの不在』という短編が入っています。
お世話になった先輩が支店でほされている!?という情報に心をざわざわさせる会社員のお話です。
ところで、この文庫本のあとがき、私は好きではありません・・・。
小説を読みながら膨らませた人物のイメージが、あとがきによって壊された気分です。そう、マンガの実写化でがっかりするような、そんな感じでした。
以前にも読んでます。津村記久子作品↓↓
読んだ日:2017年10月16日~17日