無理して学校へ行かなくていい、は本当か 水野 達郎
だいぶ前に読んだ本ですが、読んだ記録として。
「ペアレンツキャンプ」という、不登校からの復学支援、家庭教育支援団体の代表理事の方が書いた本です。
ペアレンツキャンプHP↓↓
ざっくりと不登校の原因および親がとるべき対応、学校以外の選択肢の紹介、ペアレンツキャンプの紹介、が書かれています。
6章構成です。
第1章 どうしてうちの子は学校へ行けないの?
第2章 再登校への取り組み
第3章 訪問カウンセリングという不登校支援
第4章 家庭での親の対応力が大事
第5章 不登校を乗り越えた親からの手紙
第6章 家庭力アップのサポート
子どもが不登校し始めた時に読んで、とても参考にした記憶があります。特に親の対応のところですね。ペアレンツキャンプに申し込もうかと思ったほど。
ペアレンツキャンプのHPをご覧いただければ、ペアレンツキャンプというところが何をどのようにしてくれるのかが分かります。
実際に支援を受けようとすると、親子の会話を1週間分記録する必要があります。これ、なかなか大変だなあ、と思いました。
録音しておいて書き起こす?会話するたびに記録する?どちらにしても、私には無理だな、と思ったのです。時間的にも性格的にも。今でもそう思います。
「それは、本気で不登校を解決したいと思っていないのだ!」。はい、そうかも知れません。
学校へはもちろん行ってくれるに越したことはないですが、色々な本を読むうちに、行かなくてもいいかな、と思い始めています。
そんなこんなで、結局ペアレンツキャンプに申し込むことはしていません。(切実な問題として、月謝も結構高いし・・・。)
ちなみに、ペアレンツキャンプHPに掲載されているブログは、今でもよく読んでいます。不登校のお子さんがいる迷えるご両親にはお勧めのブログだと思います。マインドチェンジの参考になるし、不安を解消する手助けになります。
さて、本書の内容で最も覚えておきたいことを一つ。
アクティブリスニングの方法です。アクティブリスニングとは、能動的に話を聞く方法です。一般的に「傾聴」と言われる方法のようです。
①子どもの言ったことを繰り返す
②タイミングに応じて要約する
③子どもの気持ちを汲む
④上記3点により、共感的に子どもを理解する。
子どもは親に、意見、アドバイス、指示、命令などは望んでいません。
共感してもらうこと、親に自分の気持ちを分かってもらう事を望んでいます。親としては、良かれと思って色々言ってしまうのですが、それは子どもが自分の殻にこもってしまうことを助長するだけなのです。
子どもと親の良好な関係を築くために、子どもが自分を安心してさらけ出せる環境を作るためには、アクティブリスニングが大事なのです。
読んだ期間:2017年10月上旬
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