mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

世界に通用する一流の育て方 廣津留 真理

これからは日本に留まらず世界を目指さないとね♪、なんて軽い気持ちで買った本ですが、なんか、異世界の話だったように思えます・・・。 

 私としては、「冗談でしょ」「そんなことできるかい」「なんで!?」と、突っ込みどころ満載の内容でした。

が、

実用的な部分もあったかな、と思います。

 

本の帯には、

『東大・京大なんて無視!』

『塾に通うな』

『模試を受けるな』

『学年1番になるな』

『苦手科目は捨てなさい』

『宿題は答えを丸ごと写しなさい』

と、どひゃあ~、ってなことが連ねてあります。

この中で違和感なく受け入れられるものはありますか?私にはありません!!

特に、最後の『宿題は答えを丸ごと写しなさい』なんて、「これを子どもが見たらどうしよう・・・」って、心配になりますね。帯でも本の裏側にしてあるのは、平積みされたときに学生が見て真に受けて大変なことにならないように、という少々の配慮なのでしょうか。

 

本書は10章構成です。

 序章    子どもの才能を花開かせる育て方

 第1章  6歳までの育て方が子どもの学力を伸ばす

 第2章  子どもが自分で勉強するようになる

 第3章  小学生からの頭がいい子の生活習慣

 第4章  模試も宿題も無視!ひろつる式<非常識>受験メソッド

 第5章  家庭学習はビジネス感覚でマネジメント

 第6章  「文化資本」と「問題解決力」がポイント

 第7章  学校教育で”使える英語”が育たない理由

 第8章  ひろつる式英語学習メソッドで使える英語が身につく

 第9章  地方県立高校からハーバード大学現役合格へ

 第10章  ハーバード流のズバ抜けた結果を出す行動術

 親子対談 ハーバード生の楽しい育て方

 

はっきり言って、廣津留さんも娘さんもどっちも優秀なのだな、という一言に尽きます。

まず、廣津留さんが英語を教えられる、という時点で一歩リードです。私、教えられないよ?知識的にも時間的にもそんなことできませんが?

また、「妊娠中に育児本を200冊読破」とありますが、一体どんな本を読んだのか教えてほしいです。というか、200冊も読んだの!?

妊娠がわかるのが9週目くらいでしょうか。ざっくり計算しやすいように、残り30週で200冊とすると、1日1冊程度のスピードで読まなくてはならないですね。

働いている身にはちょっと無理か?いや、一人目の妊娠ならいけるか?くらいの感じです、私にとっては。

 

そんなところから、廣津留さんの優秀さを垣間見ることもできるわけですが、いくつか印象的だったフレーズを。

 

小さな成功体験を積み重ねる

幼少期の育て方です。とにかく褒める。自信をつけさせることが大事。

子どもが飽きる1分前に切り上げる

これは、自分から勉強する子を育てるための秘訣ですね。飽きてしまうと、勉強=楽しくない、となってしまうので。短時間集中型で。

小学生は宿題の学習効果がゼロなので宿題を禁止すべき

米デューク大のハリス・クーパー氏によると、とのことです。実際は、「多すぎる」宿題がダメ、という主張のようです。

宿題というのは各個人のレベルを無視して出されるので、「この子にこんな簡単なものをさせるのは時間の無駄だなあ」と思うことは確かにあります。算数の計算問題なんて典型ですね。もっと考えて書かせる宿題を出して欲しいです。それを元に授業を進めていけるような。

小学校低学年では無理な話かな?

高校3年間で読むのは英字新聞1日分

これは結構衝撃的でしたね。え、少なくない?という印象。それじゃあ、英語の力つかんわ、という感想です。

ハーバード生の教え-否定形ではなく肯定形で話す

これは、できれば心がけたいところですね。

 

もちろん、実践的な英語学習法も割と詳細に書かれていますよ。

私としては、子育てには色んな考え方、やり方があるのだなあ、と学びたい一般的ご両親と、子どもをなんとしてもハーバードに入れたいご両親には、強くおススメできる本でした。

 

しかし、自分はいくつか実践できるのかな・・・。

 

読んだ日:2017年末~2018年1月4日

世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 (SB新書)

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