mayu-banzaiの日記

1日1冊が目標!読んだ本の感想をメインに掲載します。

不登校の日常 久遠 まこと

高校生女子不登校生のお話です。

不登校の日常 (MFC)

不登校の日常 (MFC)

 

双子の姉がいて、同じ高校に通っています。 

父は忙しく、なかなか家に戻らず、母親はいません。つまり、双子姉妹で日常生活しています。

姉は優等生で、不登校をしている妹のことを心配しつつも、イラつくことも多いようです。

 

読んだ感想ですが、はっきり言って、なんじゃこりゃ、です。

2巻で終わってくれてよかった。

 

まず、不登校の娘がいてもなお自宅に帰らない父親(事情があるのでしょうが)。

双子の姉に不登校の妹の世話を丸投げしています。学校からの呼び出しがあれば行くみたいですが、それ以上のことはせず、放置。

父親とは、そういうものなのでしょうか。

 

そして、そんな状況を受け入れて妹の世話をしている姉。

姉といっても双子の姉なので、同じ高校生です。

不登校の妹を何とか学校に行かせようと、色々画策しますが、いつも実を結ばず。

色々な人がいるとはいえ、不登校の妹にそこまで関わる兄弟姉妹はかなり少数派だと思います。家事もやり、不登校の妹の世話もし・・・いつか爆発すること間違いなしですね。

 

最後に、不登校本人のこと。

高校生の不登校ってこんなにぐ~たらしてるの!?という感じ。お腹がすいたらピザを頼み、ゲームをクリアしたら日中でも買いに出かけたりしています。

学校に行きたい、けど、行けない。

この気持ちを表すような描写は多くありません。

というか、主人公は学校に行きたい、と思っている様子がありません。

なら、辞めればいいのにね。

しかし、これが現実に即して描かれているとすると、私の子供が不登校高校生になった場合、うまく対応できる自信はないです。

 

この漫画を読んで、不登校生が誤解を受けなければいいな、と思います。

 

読んだ日:2019年3月中旬

不登校の日常 (MFC)

不登校の日常 2 (MFC)

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断貧サロン 谷川 直子

図書館で見かけて、思わず借りてしまいました。 背表紙の字が好きな形でした。

断貧サロン

断貧サロン

 

改めて表紙を見てみると、内容と絵があまり合っていない気がしますが、まあ、好みがあるのでしょう・・・。

 

貧乏神のお話です。

断貧の「貧」は貧乏神の「貧」。

貧乏神に取りつかれてしまった主人公、自分では気づかなかったけど、働けど働けどお金が無くなってしまう。

 

別れたほうが良いのか?でも、貧乏神はとても素敵な時間を与えてくれる。貧乏神といると自分が輝いている気がする・・・。

貧乏神とは別れられない理由があります。

でも、別れるべきなのか?

 

主人公と、ほかに貧乏神に取りつかれた人たちの葛藤が非常に読んでいて面白かったです。

主人公の幼馴染も出てくるのですが、こちらもいい味出しています。

もう少し存在感あっても良かったのにな、と思いました。 

 

さて、このお話をドラマ化するなら・・・

 主人公:池脇千鶴さん

 主人公に取りつく貧乏神:志尊淳さん

 主人公の幼馴染の女性:安藤玉恵さん

 

こんなところでしょうか。

 

読んだ日:2019年3月13日

断貧サロン

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コンビニ人間 村田 沙耶香

いつの間にか文庫で出ていたのですね。ずっと読みたかった小説です。

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

芥川賞受賞作品、ということで期待up。

 

主人公は30台半ばの女性。

コンビニでアルバイトをしています。

 

タイトルからして、コンビニが大好きな人のお話で、コンビニに通う日常の中で、コンビニで人と出会い、コンビニで事件に遭遇しetcなお話かと思っていました。

 全く違いましたが(^-^;

 

かなり変わり者の主人公(周りの人々の働きかけによって、自分が変わり者であることを一応認識している)で、独特の考え方を持っています。

友達関係も何とかうまくやっています。

その調子で結婚も・・・と思いきや、そうそううまくはいかないようです。

結婚相手として出てくる男性も、面白い。私の周辺にいたら、へどが出るほど嫌いなタイプですが。

 

エンディングは何となく予想していた通りで、あまり驚きもなかったですが、全体としては「あ~、面白かった!」です。

 

薄い文庫本だったので、2時間程度でさっくり読めちゃいました。

久しぶりの小説&読みたかった小説、ということもあり、一気読みでした。

 

読んだ日:2019年3月10日

コンビニ人間 (文春文庫)

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自分を好きになりたい。 わたなべ ぽん

「やめてみた」「もっとやめてみた」のわたなべぽんさんの新作コミックエッセイです。自己肯定感、私の中で最近のキーワードになっています。

これまでのコミックエッセイと同じく、20-30分でサクッと読めちゃう内容です。

でも、なんとなく深い内容でした。

 

お買い物に出かけたら、同じマンションに住んでるから顔は知っている人を見かけ、でも、話したことがないから話しかけられないシーンから始まります。

これは、結構多くの人がそうなのではないでしょうか?

自分は知っているけど、相手は自分のことなんか知らないかも・・・コレ、少し自己肯定感が低いってことですよ。

私も、1回話たことある人でも、覚えていないんじゃないかと思って話かけられないことが多くあります。いざ話しかけてみると、意外とフレンドリーに対応してくれるんですけどね、皆さん(^-^;

 

わたなべぽんさんのお母さんは、とても厳しかったみたいです。子どものころにお母さんから欲しかった愛情をもらうことができず、自己肯定感が低くなってしまったようです。自己肯定感が低いということは、すなわち自分が嫌いなんです。

 

お話の間に「実は・・・自分が嫌いなんですあるある」がちょこちょこ出てきます。なんと、私にも当てはまる当てはまる(笑)びっくりしました。

同じことで悩んでるのね・・・、わたなべぽんさん、一度お会いしたいわ、と思いました。

これだけ共通の悩みがあれば、とても気が合いそうです。

 

そして、ああ、自分もやっぱり自己肯定感低かったのだなあ、と再確認。

わたなべぽんさんは、子どもの頃にできなかったことを少しずつ消化していき、自分で自分を癒していっていました。

私は、子どもの頃できなかったことや母にしてほしかったこと、というのは特に思い当たりません。そこで、先日の「最上のほめ方」でご紹介した、自分ほめ、で自己肯定感を上げていきたいと思いました。

(しかし、私はなぜ自己肯定感が低くなってしまったのでしょうか?その原因がわからないと、自分ほめで自己肯定感上げても、何かのはずみであっという間に自己肯定感低くなりそうです(^-^;)

 

わたなべぽんさんのコミックエッセイを読んで、以前も思ったのですが、結構旦那さんが良い味出しているな、ということです。色々協力してくれたり、気づきを与えてくれたり。

相性の良いご夫婦みたいで、羨ましいです。

 

自分ほめについての記事はこちら↓↓

 わたなべぽんさんのコミックエッセイに関する記事はこちら↓↓

 

読んだ日:2019年3月上旬

自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと

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最上のほめ方 八田 哲夫 原 邦雄

「ほめる」って、難しいですよね。 

最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ

最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ

 

本書は5章構成です。

 はじめに

 Chapter.1 「最上のほめ方」ステップ1~「家庭のあり方」を再確認しよう~

 Chapter.2 「最上のほめ方」ステップ2~自分と子どものタイプを見極めよう~

 Chapter.3 「最上のほめ方」ステップ3~自分をほめられる人になろう~

 Chapter.4 「最上のほめ方」ステップ4~親子ほめで「二度と来ない今」をカタチに~

 Chapter.5 八田哲夫×原邦雄「最上のほめ方」対談~私たちは、こう育て、こう育てられた~

 おわりに

 

子どもの自己肯定感を高めるためのほめ方の具体的な内容が載っています。

自己肯定感、大事でしたね。


 ほめて育てたい場合、実際どんなほめ方をすればよいのか?

ただ手離しに褒め称えれば良いわけではないことは分かりますが、じゃあ、どんな時にどんな風に褒めればよいのでしょうか。

 

まず土台になるのが、家庭の在り方です。どんな教育方針なのか、どんなことに重きを置くのか、どんなしつけをしていくのか等々。

親の方針がブレてしまっては、良い子育てができません。

さて、我が家はというと・・・家訓みたいなものは特にないですね(^-^;

主人とじっくり話し合うべきなのでしょうが、なかなか話し合うチャンスもなく・・・。

もっと言うと、あまり話し合いたくもなく(笑)でも、それじゃあダメですね。

ちょいちょい家庭の方針を話し合っていこうと思います。

 

土台に関して、「親が子どもに絶対に言ってはいけない8つの言葉」や「幸せになる子どもを育てる8つのステップ」などが書かれています。

8つの言葉のほうは、やばい、普段使ってしまっている!という 言葉もありました。

反省。

 

印象に残ったところを少し。

子育ての勘違いをなくせば、子どもをグッとほめやすくなる

ここでは、親子を鳥に見立ててお話をしています。

親が鷹、長男はニワトリ、妹はペンギン。同じ鳥類でも、これだけ違えば性質も異なってきますよね。それをしっかり理解しないといけないわけです。

で、実際のほめ方ですが、子どもを3タイプに分けます。

  1. いつでもほめてほしいタイプ→ひとから好かれたい
  2. よく見てほめてほしいタイプ→きちんと評価されたい
  3. とりあえずほめてほしいタイプ→自分から動いて楽しみたい

各タイプの細かい特徴や実際のほめ方は、本書を読んでいただければ良いと思いますが、効果的に褒めるためには、自分の子どもがどのタイプなのかをしっかり考える必要があります。

 

ほめ言葉のシャンパンタワー

うちの子はほめるところがなくて・・・という方は、親自身の心が満たされていないがために、子どものほめるところが見えていない状態だそうです。

私も子どもをほめるの得意ではありませんが、自分自身のことを考えると、年齢が上がるとともに誰かからほめてもらうことも少なくなりました。

 

そこで登場するのが「自分ほめ」です。

自分をほめる→自分が満たされる→シャンパンタワーのようにあふれていった部分で他人を満たす

これが、ほめ言葉のシャンパンタワーです。

これは素晴らしいですよね。

私も自分ほめ、やってみます。

やり方は本書を参照していただきたいですが、自己肯定感を上げるためにする作業と似ていますね。

 

そのほか、「家族ほめる会議」というのも出てきました。

こちらも家庭ですぐ実践できる、ほめ行動です。

 

私は、あんまり自己啓発本を読んで、「手帳にメモする」というのが多くないのですが、この本はたくさんメモしたいことが載っていました。

 

Output1万時間のうちの1-2時間分にはなりました。年収1億に近づいたかな(*^-^*)

子育てに関するOutoputになるのかな?細かく考えると気が遠くなりそうなので、まあ、いいか。

 

年収1億についてはこちら↓↓

mayu-banzai.hatenablog.com

 

 

読んだ日:2019年3月上旬

最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ

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年収1億円の人のすごい習慣 金川 顕教

タイトルは正確にはもう少し長いです。 

年収300万円の悪習慣 年収1000万円の良習慣 年収1億円の人のすごい習慣

年収300万円の悪習慣 年収1000万円の良習慣 年収1億円の人のすごい習慣

 

本書は5章編成です。

 はじめに

 第1章 成功思考編

 第2章 ビジネス編

 第3章 ライフスタイル編

 第4章 人間関係編

 第5章 マネー編

 おわりに

 

私は本を読むときに、しおりサイズに切った折り紙なんかを気になったところに挟んでいくのですが、今回最も多く挟んでいたのは、第1章でした。

最も真似しやすいのが第1章なのかも知れません。

 

そのほかの所では、やっぱりお金がかかってしまい、現実的には受け入れがたいものもありました。

ちょっとずつでも、できる範囲で真似したいなあ、とは思いましたが。

しがないパート主婦にできるでしょうか。

 

気になったところをいくつか。 

  • 年収1億円の人は失敗をポジティブにとらえる。失敗したい!とさえ思っている。→失敗したいと思っていれば挑戦が怖くない!
  • 年収1億円の人は決断するより行動することに焦点を当てている。そのために、決断にはクローズド・クエスチョンを使う。
  • 年収1億円の人は目標に対して根拠を求めない。→そのためにはCAN思考を捨て、WANT思考で考える。
  • 年収1億円の人は1万時間をクリアする。→1万時間の法則では、アウトプットの時間で計算する(話す、書く、行動する、で1万時間続ける)
  • 年収1億円の人はアウトプットこそ最高のインプットと考える。→IOF(Input→Output→Feedback)が難しければiOIF(プチInput→Output→結果を見てInput→Feedback)
  • 年収1億円の人は、レバレッジ投資→お金が入ったらまず投資。投資で増えたお金で生活する。

このほかにも、色々なケースでの違いが書かれており、全部で45ケースの考え方やふるまい方が載っています。

 

やっぱり年収1億円の人って、そこら辺の人とは違う考え方だと、よ~っくわかりました。

年収1億円、なってみたい。 

 

まずは行動!

 

読んだ日:2019年3月7日

年収300万円の悪習慣 年収1000万円の良習慣 年収1億円の人のすごい習慣

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小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て 高橋 孝雄

 子どもがしあわせなら・・・・それだけでみんな、しあわせ

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て

 

本書は4章構成です。

 はじめに

 第1章 子どもの個性、能力は親から受け継いでいる。

 第2章 悩める子育て、いったいどうすればいい?

 第3章 親が心がけたい、子育てにいちばん大切なこと

 第4章 病児とのかけがえのない出会いが教えてくれたこと

 あとがき

 

一番引き込まれたのは、第3章でした。

子どもを幸せに導くのは、「共感力」「意志決定力」「自己肯定感」の3つ。勉強、運動ができることよりも、これら3つの力を育むことが親の務め。

 共感力・・・誰かの気持ちに寄り添える

 自己肯定感・・・生まれてきてよかった、自分は自分でいい、と感じる

 意志決定力・・・自分のことを自分で決める

最もページが裂かれていたのが、自己肯定感です。子どもが小さいうちは自己肯定感が高いものの、大人の接し方によって自己肯定感を失ってしまうことがあります。

何かにチャレンジしようとしたときに「できるわけない」と否定したり、将来の夢を馬鹿にしたり。それらの積み重ねで自己肯定感は失われていきます。

逆に、小さなことでも褒めて褒めて、成功体験を積み重ねていくことで、自己肯定感を維持していくことができます。自己肯定感は、チャレンジ精神やあきらめない心につながっていきます。

意志決定力も大事です。自分で自分のことを決める力です。親がアレコレ指示して、それに従うような、いわゆる「良い子」は意志決定力が不足している可能性があります。小さなことでも自分で決めさせ、それを否定しないことが大事。

意志決定力が育っていないと、学生時代だって就職してからだって、自発的に動くことのできない人間になってしまい、生きている意味だってわからなくなってしまいます。

 

そのほかの章もすべて興味深く読みました。

 

第1章では、遺伝について書かれています。

「トンビがタカを産む」はありえない、お酒の強さは親の特性が遺伝する、男の子はママに似て女の子はパパに似るは根拠なし、等々。

ちまたの噂を検証してくれています。

 

第2章では、実際の子育てのアドバイスが書かれています。

特に印象に残っているのは、

習い事は、長続きしなくてもいい。むしろいろいろなものに挑戦させるべき。

と、

食べ物で頭がよくなることはありません。楽しく食べることが、なによりも大事です。

と、

不登校の子どもには、休息が必要。「行かなくてもいいよ」と伝えます。

ですね。

習い事については、一度始めたことは頑張って続けよう、という風潮もありますが、それよりは色々なことにチャレンジさせて、子どもの才能を見つけよう、という考え方です。

私も、習い事については色々やってみて、楽しく続けられるものは続ければよいのではないかと思います。続けられる=その子に合っている、習い事ですね。

 

あと、食べ物。EPAとかDHAとかいろいろ言われていますが、そういうものにこだわるよりは、楽しく食べることのほうが良い影響を与える、ということです。

ファストフードだって、食べ過ぎなければよくて、むしろ美味しく楽しく食べられるのであれば、たまに食べたっていいじゃないですか。

 

不登校の子について。

以前記事にした高岡健さんも同じ考えかと思いますが、休息が必要なんです。無理に行かそうとするべきではないのです。

 エネルギーが溜まったら、自分から動きます。

 

第4章では、著者の実体験が書かれていました。

小児病棟でのあれこれ。読み進めると、自然と涙ぐむ内容でした。

本当、「生きてるだけでまるもうけ」だな、と思います。

 

読んだ日:2019年3月上旬

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て

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